皆さんは自宅の収納はどうされているでしょうか
我が家の収納のポイントと実際に住んでみた感想についてまとめてみたいと思います
我が家の収納
我が家の収納は大きく以下の4つに分かれています
①パントリー
②リビング収納
③サニタリー
④クローゼット
⑤書斎
それぞれの役割
①パントリー
ここには食品関係を収納しています
設計士のアドバイスで家の雰囲気的に冷蔵庫が見えない方がいいといわれたので、冷蔵庫もこのパントリー内に置けるように設計されています
食品のストック、ウォーターサーバー、サーバー用の水などがしまわれています
②リビング収納
ここには日用品のストックが収納されています
我が家は2階リビングなので、生活の中心は2階になります
そこで、一般的な日用品はこのリビング収納に置いてあります
また、十分な広さを確保できたので雑誌や古紙なども置いておくスペースになっています
③サニタリー
これは部屋として空間を確保しています
いわゆるユーティリティースペースです
ここには掃除用具関連と部屋着などが収納されています
④クローゼット
これは各部屋に振り分けて設置してあります
ここには上着関係が収納されています
⑤書斎
これは僕の部屋としても役立っていますが、書類や本などを収納できるように大きな本棚を配置してあるので、本の収納スペースとしても役立っています
それぞれの設計図面と工夫
①パントリー、②リビング収納
この二つはキッチン脇に並んで配置されています
それぞれドアで仕切れるようになっています
この二つを並べたことで、どっちつかずの荷物も気にせず収納できます
一方で、扉で仕切れるようにしたことで、客人が来た時などの目隠し効果もしっかりあり、安心して荷物を置いておけます
この収納の一番のポイントは回遊できる同線にしたことです
荷物の出し入れに便利なだけでなく、我が家のチビをあやす際にも大活躍してくれます
ここはセンサーライトにしたので、部屋に近づくと勝手に点灯してくれます
少し感度が良すぎますが、点かないよりはましなので良しとしています
③サニタリー
ここはお風呂の隣にあるスペースで、かみさんの部屋も兼ねています
洗濯機横で室内干しもできるようにホスクリンもついています
勝手口から裏の外干しスペースに出られるようにもなっていて、水回り家事がこの周辺で完結するように設計されています
部屋着など、お風呂上がりに使うものも収納できるようタンスを置いてあります
掃除機などの大物も置けるようになっています
この部屋の一番のポイントは奥の2畳分のスペースが小上がりになっていて、畳敷きになっていることです
畳敷きにした一番の利点は直に座れるということです
洗濯物をたたむ際などに重宝しているようです
お風呂上りにゴロっと横になって涼んだりもでき、銭湯の休憩スペースのような使い方もできます
また、小上がりにしたことで、ふちに腰掛けることもできるので、椅子も不要です
我が家のようにチビがいる場合には、チビを転がして遊ばせておけるので、畳の空間は重宝します
④クローゼット
これは各部屋に分散して配置しています
メインは主寝室にWICとして2.5畳分、その他は子供部屋に1畳分ずつ配置しています
WICは主寝室から子供部屋に通り抜けられるようになっています
子供が大人になったら子供部屋側から鍵がかけられるようになっています
ここには上着類と布団などが収納されています
WICは少し手狭な感じもしますが、1階のパントリーと服の収納を分割しているおかげで収納量は問題ありません
⑤書斎
これは以前に書いた通りです
意外にも本類の収納スペースとして大活躍しています
収納スペース設計の際のおススメ
実際に生活してみて、収納スペースで便利だなと思ったものは
①回遊できる動線にする
②畳スペースを設ける
この2点です
①回遊できる同線
回遊できる同線にすることで収納スペースの使い勝手が格段に上がります
また、奥まで見えるようになり、死角がなくなるので、余計なものを買い込んだりするのも防げます
この同線を可能にするためには、設計段階から収納スペースを意識する必要があります
いろいろと部屋割りをして、余った空間を収納にしようとするとどうしても袋小路になったり、背が低い中途半端な空間になってしまいます
そこで、メインの収納スペースは設計段階から一つの部屋として考え、その配置や同線もしっかり作りこんだ方が住んでからの使い勝手がいいと思います
②畳スペース
これは最近はやっているので、和室の代わりにリビング脇に設置したりしている家庭が多いのではないでしょうか
しかし、我が家のようにお風呂や洗濯スペースの近くにある家は少ないのではないでしょうか
これが意外にも使い勝手がよく助かっています
畳敷きについては小上がり等にこだわらなければ床材を変更するだけなので簡単です
また、最近の畳は昔のように本物の藺草ではないので、ほつれたりせず管理も簡単です
これから設計される方は、収納空間への畳の仕様もぜひ考えてみて下さい
我が家が採用しなかった収納
実は設計段階から意識的に採用しなかった収納があります
それが小屋裏収納です
いわゆる屋根裏収納です
屋根裏収納を作るメリットとしては、延べ床面積に算入されずに収納スペースを確保できるという点があります
しかし、そのためには天井高1400mm未満というのが条件となってしまいます
つまり、その収納の中では立ち上がることはできないのです
そのため、中腰で重たい荷物を運ぶ羽目になってしまい、なかなか使いにくいと考えました
その他にも、温度の問題もあります
屋根裏収納は本来は断熱スペースとなるべき場所に荷物を置くことになるので、温度調節が難しくなります
現に、実家の屋根裏収納は夏は非常に蒸し暑く、冬は凍るように寒いので、一度しまったら最後、なかなか出すことはありませんでした
さらに、小屋裏収納にたどり着くためには階段ないしは梯子を上り下りする必要があり、大きなものを収納するには向かないと考えています
まとめ
収納スペースに関して実際に住んでみて感じたことをまとめてみました
設計時に思い描いていたよりもずっと便利で使い勝手のいい収納に仕上がっています
設計段階から収納スペースをおまけやデッドスペースの穴埋めとしてではなく、一つの独立した部屋として考え、提案してくれた設計士のおかげです
皆さんも、設計の際には収納スペースの扱いについて一度考えてみてはいかがでしょうか。