新築やリフォームで頭を悩ませるのはカーテンではないでしょうか
最近はカーテンの種類も生地も増え、一通り目を通すだけでも一苦労です
今回は我が家のカーテンを紹介して、何か参考になればと思います
カーテン決定の際に決めないといけないこと
種類
ざっとカーテンの種類をまとめてみます
大まかに分けて5種類あります
①ダブルカーテン
一般的なカーテンです
横にスライドするタイプのカーテンで、選べる生地や色の種類が豊富なので、後々の模様替えの際にも選択肢が広がります
お値段も最も安いです
レースカーテンとのペアなので、閉めるものや締め加減を調整することで採光性や採風性を調整できます
②ロールスクリーン
こちらも随分と一般的ではないかと思います
一番上に巻き取り用のロールがついており、手動or電動でカーテンを巻き上げてくれます
2列設置してレースカーテンを併設することもできます
カーテン自体が布生地なので種類が豊富です
また、縦方向に開閉するので縦方向の視界の遮断に強みがあります
隣に高い建物がある場合の2階の腰窓に使用するといいかと思います
③ブラインド
ロールスクリーン同様、縦方向に開閉するカーテンですが、こちらは遮光材が羽になります
オフィスへの採用事例が多いため、色や種類を考えずに多用すると、オフィスのような雰囲気になってしまいます
このカーテンの一番の強みは、細長い窓にも使いやすいという点です
他の窓と異なり、横方向のサイズ制限がないため、極端に縦長の窓でも問題なく採用できます
④バーチカルブラインド
これは最近流行のカーテンです
ブラインドと同じような羽タイプですが、羽の方向が縦で、横方向に開閉します
羽の方向はサイドに設置されているバーで変えられます
縦方向の羽のおかげで、窓を縦に大きく見せることができます
遮光性もまずまずありますので、LDKなど、メインとして使う部屋に採用するといいかと思います
風が吹くとそれなりに流されますので、窓をよく開けるような部屋にはあまり適さないかもしれません
また、羽の隙間からどうしても光がこぼれてきますので、部屋をしっかり暗くして映画を楽しみたい!などと考えている方には向きません
⑤プリーツスクリーン
ここ最近採用が増えているようです
我が家も、インテリアコーディネーターにごり押しされました
ものとしてはブラインドと同じように上下方向に開くのですが、遮光性の生地とレース生地がつながっているのが特徴です
そのため、1列で済みます
レースを上にするか下にするかで半開時の雰囲気が大きく異なります
問題としては、操作がやや煩雑ということです
とてもおしゃれなので、客間として使用る和室に採用しましたが、慣れていない客人には使いにくいようです
ちなみに、全く同じ生地でも種類を変えるとこんなに印象が変わります
取り付け方
カーテンを選んだら、次は取り付け法を決めなければなりません
カーテンを窓枠のどの位置に固定するかということで、遮光性にかかわってきます
①枠外固定
一般的な固定方法で、窓枠の外にカーテンを固定する方法です
これにより窓全体を覆うことができるので、遮光性に優れています
一方、カーテンが窓枠の外に来るので、閉めた際に少し邪魔になったりします
ダブルカーテンは基本的にこの方法になります
その他のカーテンはこの方法を選択できます
②枠内固定
反対にカーテンを窓枠内に固定する方法です
最近は壁の厚さが厚く、窓枠も深いのでこのような固定方法が可能です
カーテンが窓枠内に収まるので、窓周りがすっきりします
一方、窓全体を覆うことができなくなるので、写真のように遮光性に弱点があります
バーチカルブラインドやプリーツスクリーンはもともと完全な遮光は困難なので、この方法による固定がおススメです
開閉方法
これは電動か手動化を選ぶ作業です
バーチカルブラインドやロールスクリーンでは電動開閉が選べます
電動にするにはレール付近にコンセントを設置しなくてはいけないので、建設時に決めておかないといけません
電動にしておくことで、スマートスピーカーを用いて音声で開閉させたりすることができるようになります
高いところにある窓のカーテンや、開閉用のひもやバーが目立ってしまうような場所のカーテンは電動開閉にしておくことですっきりとさせることができます
我が家の採用場所
我が家の採用場所をカーテンごとにまとめてみます
〇ダブルカーテン
- 子供部屋2(主寝室とくっついていて将来間仕切り可能)の掃き出し窓
これだけでした
遮光性どうこうよりも、値段重視で選びました
わざわざほかの種類にするほどでもないような場所に採用しています
〇ロールスクリーン
- 子供部屋1(独立した洋室)の腰窓2か所
- 主寝室の腰窓
- 主寝室の勝手口(ベランダとの出入り口ドア)
- ダイニングの高窓(電動)
- サニタリーの腰窓
腰窓を中心に選んでいます
2階のを中心に使用して、縦方向の視界、遮光性を重視しています
〇ブラインド
- 書斎
ブラインドはここだけです
書斎に設置した縦長のスリット窓に採用しました
他に選べるものがなかったため採用です
このような状況ではブラインドはとても役立ちます
〇バーチカルブラインド
- リビングの腰窓
- リビングの掃き出し窓
デザイン性重視でリビングの窓すべてに採用しました
窓が大きく感じる効果があり、部屋も大きく感じます
バーチカルブラインドは下糸(ブラインドの羽を下側でつなぐ糸)を付けるかどうかを選べます
我が家は下糸なしにしていますが、今のところ不便はありません
下糸がないことで、風にあおられた際に羽の重なりが乱れてしまいますが、簡単に元に戻せます
〇プリーツスクリーン
- 和室の掃き出し窓
- 和室の腰窓
プリーツスクリーンは和室のすべての窓に採用しました
生地もやや透け感のあるもので、部屋の雰囲気とも合いますし、いかにもカーテン!という存在感がないので、障子を採用しない和室には合うと思います
操作がやや煩雑なので、しょっちゅう開閉する部分にはあまり向かないかもしれません
カーテンの色味について
カーテンを選ぶ際にはその色味も重要になってきます
部屋の雰囲気と合わせるのも重要ですが、色次第では遮光性にも関わってきます
ざっとまとめると
黄色やピンクといった明るめの色は、部屋の雰囲気を明るくして広く感じさせる効果がありますが、遮光性はやや劣り、閉め切ってもカーテンが光を透過させて光ってしまいます
反対に、紺や黒などの濃い色は遮光性に優れますが、部屋の雰囲気はやや暗くなってしまいます
採用する部屋の使用用途などもしっかりと考えて決定してください
費用
ここまで、カーテンの種類や採用場所についてまとめてみました
では、実際にどのくらいかかったかというと、我が家の場合はカーテンだけで100万ほどかかっています
高くなった要因としては、大きなバーチカルブラインドとプリーツスクリーンの採用です
この辺を調整すればもう少し安く抑えられたと思います
また、ローンの関係からすべてハウスメーカー任せにしたのも大きな要因かと思います
カーテンについては、サイズごとのオーダーが必要ではありますが、こういったサイトから注文することで費用を抑えることもできます
カーテンの施主支給については特に気にすることはありません
やっている方も多く、我が家も、カーテンを決める前に施主支給するかダイワハウスで注文するか確認されました
まとめ
新築時に意外と費用の掛かるカーテンについてまとめてみました
種類や設置法など、決めないといけないことが多いので大変ですが、後悔しないためにしっかりと選んでください