最近ぐっと寒くなってきました
オール電化の家ではもともとシャワーの水圧が弱いのが問題ですが、寒い時期に弱いシャワーでは辛いものです
そこで、オール電化の家の給湯の仕組みから、シャワー水圧upの方法を考えてみたいと思います
オール電化の家の給湯の仕組み
オール電化の家の給湯はガスの家とは大きく異なり、一度沸かして貯めたお湯を少しずつ吐出するという方法です
つまり、電気ポットと同じなのです
シャワーなど、宅内で使用する際にはこの沸かして保温しておいたお湯を水で割って温度を調整して使用するのです
ガスのように、使用する際に使用する分だけすぐに沸かすことができないのが電気の弱点なので、そこを補うために、先に沸かして保温しておくという方法が採用されています
仕組みで考えるシャワー水圧up法
先に説明した通り、オール電化の家ではポット方式なので、水圧をupさせる簡単な方法は貯めているお湯の温度を上げるということです
簡単に言うとこの温度です
オール電化の家には必ずある、給湯器の設定温度です
我が家は60℃に設定しています
お風呂では39℃で使用するので、簡単に言うと使用する直前に水で温度調整されて4/3倍の量になるのです
これにより吐出する水の量が増えて水圧が上がります
これが最も簡単に水圧をupさせる方法です
この給湯温度をもっと上げておけば水圧がその分上がっていきます
水圧upと電気代の関係
これまでの説明のように給湯温度を上げていけばシャワーの水圧はupできます
そこで注意しないといけないのが電気代との関係です
ポットの本体ともいえる給湯タンクは家の外に設置されています
そのため、外気温が下がると保温機能が落ちてきます
給湯の設定温度を上げると、その分その温度を保つために焚き上げの回数が増え電気代が嵩みます
一方、給湯の設定温度を下げると、焚き上げの回数は抑えられますが、シャワーの水圧は落ちてしまいます
このバランスを考えて温度設定しないといけません
我が家は先の通り60度の設定です
以前に住んでいたガス式給湯器の家のシャワーと比べると水圧は2/3程度ですが、許容できる範囲です
設計の時点で考えたい工夫
このように保温したお湯を水で割って使うので、タンクから使用場所までの距離が短い方が送水中の温度のロスが減り、割る水の量が増えるので水圧が上がります
設計の段階で注意すべきことは、貯水タンクからお風呂や洗面、キッチンなどのお湯を使う場所を極力近づけておくということです
この中で、最優先すべきはお風呂です
その次にキッチンとなるかと思います
大手メーカーではしっかりチェックしてくれているとは思いますが、自身でもチェックしておいた方がいいと思います
まとめ
オール電化の家のシャワー水圧up法について、急騰の仕組みから考えてまとめてみました
寒くなってきて強いシャワーが恋しくなる季節です
ちょっと工夫して快適な生活にしてみてください