今回はクルマ関連ネタです
シートに関する内容になります
社外シートとは
クルマに興味のない人にはなじみがないと思いますが、クルマのフロントシートには社外シートがあり、交換することができます
代表的なメーカーとしてはRECAROやBRIDEではないでしょうか
RECAROはチャイルドシートなどを出していたので、お子さんがいる家庭では聞いたことがあるかもしれません(2018年にチャイルドシート部門から撤退しました)
このほかにはWILD SPEEDシリーズの映画を見ている人なんかにはSPARCOというメーカーの方がなじみがあるかもしれません
主人公のブライアンのスカイラインについていたシートです
アメ車ファンの方にはコブラというメーカーもなじみがあるかもしれません
このようにたくさんのメーカーがアフターマーケット用のシートが出されています
シートとシートレールを交換することで、社外品のシートに変更できます
社外シートの種類
社外シートには大きく分けて2種類あります
①フルバケットシート
一般にフルバケと略して呼ばれます
リクライニング機能のないシートです
その分ホールド感が強く、カーブでも体がぶれずに安定して運転動作を行えます
リクライニング機能がないので、腰回りのサポートが高めに設定されていますので、乗り降りの際には邪魔になります
レーシングカーに装着されているシートです
②セミバケットシート
一般にセミバケと略して呼ばれます
リクライニング機能付きの社外シートです
リクライニング機能があるため、快適性能は上がりますが腰回りのサポート性能は劣ります
乗り降り性能に関しては純正シートよりは劣りますが、フルバケとは比べ物にならないくらい乗り降りしやすいです
スカイラインGT-Rやランエボ、シビック Type Rなど、スポーツ仕様の車に純正採用されていることもあります
社外シートに変更する利点
社外シートに関していろいろと書いてきました
ここで社外シートに変更するメリットをまとめてみます
- 運転姿勢が安定するため、安全運転に貢献できる
- 車両の軽量化、低重心化に貢献する
- 一度買えばシートレールを変更して使いまわせる
安全運転には運転姿勢がとても大事です
しっかり前が見えること、ミラーがしっかり調整されていること、体のサポートがしっかりしていてストレスがないと
これらが重要です
社外シートはもともとスポーツ走行に向けて開発されているので、これらの機能がしっかりと備わっています
最近はコンパクトカーやミニバンの普及により、シートはベンチのように平らなものが増えてきました
そのため、運転姿勢が悪かったり、しっかりサポートされずに踏ん張れなかったりしてしまいます
そういった部分を補ってくれるのが社外シートになります
しっかり前を向いて、ストレスのない姿勢でハンドルを握り、しっかりとサポートされた態勢でペダルを操作することで、正しい運転が可能になります
また、シート自体が軽量なので、クルマの軽量化にもつながり、運動性能の向上や燃費の向上に寄与します
また、シート自体は汎用品なので、車種別のシートレールを変えていけばほぼすべての車種に取り付けられます
そのため、一度購入すればずっと使い続けることができます
社外シートにする欠点
さて、社外シートにする欠点は何かというと
- 目線が下がる
- 乗り降りが大変になる
- リクライニング機能に制限が出る
- 値段が高い
この3点です
スポーツ走行向けなため、運動性能向上に向け低重心化されます
そのために座面が下がり、目線が下がります
前方視界はよくなりますが、両サイドの資格は広がりますので、少し意識して注意を払う必要が出てきます
乗り降りに関しては前述の通りです
サイドサポートが高いので、そこに引っかかって乗り降りしにくくなります
リクライニング機能はフルバケならありません、セミバケでもフルフラットにはならないので、車中泊はできなくなります
値段についてはアフターマーケット品なので、性能と価格がリンクしてしまいます
車検適合の保安基準品を選ぶと大方10-20万程度かかります
我が家の社外シート
RECARO SR-3
これまでに付けて使ってきた社外シートです
マーチのころに購入し、ステージアまで使っていたのがこちらです
もともとはHONDA インテグラType Rの純正シートだったものをヤフオクで購入して使っていました
セミバケになります
ホールド感は良好ですが、サイドサポートはそこまで高くなく、乗り降りの邪魔になることも少なかったです
リクライニング性能は150度ほどで、めいっぱい倒せば少しは体を伸ばして休むこともできました
RECARO RS-G オートバックス限定モデル
これは今のZに使っているシートです
フルバケになります
2シーターだったため、リクライニング機能も必要なく、後部座席の人にも配慮しなくていいので思い切ってフルバケにしました
交換時の純正シートとの比較がこちらです
サイドサポートの高さが全然違います
また、背もたれの面積も狭いので体がスポッとハマる感じでホールドされます
これにより十分なサポート機能を得られます
使ってみてですが、乗り降りに関してはそこまで気にはなりません
運転は非常に楽です
長時間運転していても腰が痛くなることもなく、肩など腕への負担も軽いです
山道など、ワインディングを走るとその差は顕著になります
もともとのZのシートも市販車にしてはホールドしてくれる方ですが、比較になりません
難点を挙げるとすると、雨の日や荷物の多い日はサイドサポートが邪魔になります
価格:125,400円 |
まとめ
社外シートについてご紹介してみました
クルマに興味がなければ目にすることもあまりないと思いますが、安全運転にも貢献してくれるものです
一度カー用品店などで試座してみて、そのホールド感を体感してみてはいかがでしょうか
きっと虜になるはずです
価格:116,600円 |