いよいよ寒い冬がやってきました
我が家のガレージは思っていたほど寒くはないというのが正直な感想ですが、宅内と外気の中間ぐらいの温度なので、寒いことは寒いです
そこで、ガレージにも暖房器具を導入することにしました
ガレージの特徴と暖房器具の注意点
ガレージの特徴としては、可燃性物質が多いということです
車やバイクのガソリンや軽油は揮発性、引火性があります
給油直後などは少量の吹きこぼれなどが残っていることもあるので注意が必要です
ブログなどによっては、ガレージ体積に対してごく少量なので濃度も低く問題ないと書いている記事もありますが、やはり火災のリスクは少しでも低くしたいところです
そう考えると、石油ファンヒーターや石油ストーブなどの火を使う暖房器具は極力避けた方が良いと思われます
一方、ガレージは部屋としての広さが広いうえに、壁の一部がシャッターなど断熱性能の低い素材になっているので、エアコンではかなり効率が落ちてしまいます
また、外からゴミや塵が入りやすい部分なので、エアコンではフィルターの汚れや破損のリスクが高まります
ガレージで暖房器具を使用する場合はこのような点に注意しなくてはなりません
ガレージに適していると考えられる暖房器具
では、ガレージにはどのような暖房器具がいいのでしょうか
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ガレージで一人で作業することが多く、作業している部分だけ温まっていればいいのであればDysonのHOT&COOLのように一部分に温風が来るようなタイプで、電気式のものがいいでしょう
一方、ガレージ内のある程度の空間を温めたいのであれば、今回我が家で導入したオイルヒーターがいいと思います
ちなみに、同じ電気式でも、ハロゲンヒーターは加温範囲が非常に狭いうえ、やけどのリスクも高いのであまりお勧めできません
オイルヒーターについて
オイルヒーターとは
オイルヒーターとは暖房器具としてはややマイナーな部類です
僕も千葉県に住んでいる時には見る機会がなく、富山県で初めて知りました
通っていた大学の暖房がオイルヒーターだったわけですが、雪が降っていても教室内はポカポカでした
オイルヒーターの仕組み
オイルヒーターは温められたオイルがパネル内を流れる仕組みになっています
その際にオイルから熱が逃げていくことで周囲の空気を温めます
ハロゲンヒーターやパネルヒーターとの一番の違いは、温められる空気が立体的ということです
オイルが循環しているパネルの周囲の空気が全体的に温められるので、一か所に熱が集中することがありません
そして、ゆっくりではありますが部屋全体の空気が温められていきます
この逆の原理を利用しているのがクルマのオイルクーラーです
熱いエンジンオイルをパネル内に流し走行風に熱を奪わせていくことでエンジンオイルを冷却しています
オイルヒーターの利点
オイルヒーターの利点は以下の3点です
①メンテナンスフリー
オイルは完全に密閉されているので、基本的には劣化しません
そのため、石油ストーブのようにオイルを入れ替えたりしなくて済みますし、パネルも隙間が大きいので掃除しやすいです
②空気が乾燥しない
ファンヒーターやエアコンと違い、温風を出さないので空気が乾燥しません
そのため、狭い部屋や寝室などで使用しても快適です
③火を使わない
オイルの過熱には伝熱管が用いられているので完全に電気式です
そのため、火気厳禁な場所でも安心して使用できます
オイルヒーターの欠点
反対にオイルヒーターの欠点は以下の2点です
①温まるのに時間がかかる
オイルヒーターは直接温風を出さず、オイルからの熱放散で周囲の空気や物を温めていくことで空間全体を暖めます
つまり、輻射熱を利用した暖房器具なので、部屋全体が温まるまでには時間を要します
②適用空間の広さが狭い
これも輻射熱をる要するため、周囲のものとの距離が離れすぎていると有効には機能しません
また、オイルヒーターの暖房機能はそのパネルのサイズに依存するので、大きな部屋を暖めようとすると、かなり大きなものになってしまいます
そのため、オイルヒーターは6-10畳程度がせいぜいの適応となってしまいます
我が家で導入したオイルヒーター
さて、我が家ではガレージヒーターとしてオイルヒーターを導入しました
その機種がこちらです
我が家のソファーを購入したアルモニアで販売されているオイルヒーターにしました
※ソファー購入記事はこちらをご覧ください
このスマートヒーターは8畳用です
なぜこれにしたかというと、白色が多いオイルヒーターの中で、様々な色があったからです
我が家はガレージの色にあうようにグレーにしました
また、タイマー機能も充実しており、24時間まで1時間刻みで設定できるoffタイマーが備わっています
また、小型でキャスター付きなので、移動も楽々です
この機種はパネルむき出しではなく、パネルの周りに保護板がついているので、直接触ってもやけどの心配は低いです
このサイズですので暖まるまで時間はかかりますが、ガレージ後ろのソファースペース周りにおいておけば、十分に暖をとることができます
また、タイマー付きで、火も使わないので、奥のハンガーラックに吊るした濡れ物の乾燥にも使えます
グレーを選んだので、ガレージの雰囲気ともよく合い、閉まっておいても気になりませんし、オイルヒーターの利点でもある密閉での加温のため、ガレージ内のゴミや塵がかかっても気になりません
まとめ
ガレージヒーターとしてオイルヒーターを導入したので、その利点、欠点も含めてまとめてみました
可燃物が多く、汚れやすいという特殊な環境なので、使用する暖房器具もある程度考えなければならないガレージですが、そこでオイルヒーターは一つの選択肢になるのではないかと思います