空間の間仕切りや目隠しのために扉の配置はとても重要です
1か所しか扉がつけられない場合はそこまで問題になりませんが、やや入り組んだ場所や部屋が重なる場所などは扉の配置が重要になってきます
今回は、最近気づいた我が家の貴重な扉についてのまとめです
扉の配置で悩んだ場所
我が家の設計の中で、1階の水回りは中央から入って左右に分かれる設計になっています
廊下から入って右にお風呂、左にサニタリーがあります
1階は客人のスペースがあるので、廊下からの目隠しが必要となります
そこでこのスペースでは扉をどこにつけるのかをかなり悩みました
青線の3か所はいずれも扉がつけられる場所でした
そしてそれぞれに目隠し効果、空間間仕切り効果が期待できるわけですが、扉を付けるとそれだけコストがかかるので、3か所中2か所の身に扉を採用することにしました
採用した扉
この3か所のうち我が家で採用したのはこの位置です
図面の赤と黄色の部分に扉を付けました
この場所を選んだ理由としては
①黄色の扉
この扉を閉めることでお風呂場からサニタリーを隠すことができます
客人がお風呂を使う際にこの扉を閉めておくことで、サニタリーで部屋干しをしていても見られることがなくなります
②赤の扉
この扉を閉めることで水回りを廊下から隠すことができます
我が家は1階の洗面スペースも廊下に設置してあるので、ここを閉めてしまえば完全におお風呂、サニタリーを隠すことができます
お風呂を使わないようなときは閉め切っておけば生活感のある部分を目隠しできます
このような理由でこの2枚にしました
採用しなかった青の扉はここを閉めても目隠しできるのは浴室だけであり、客人スペースとしてそのような使い方はしないと考えたからです
赤の扉の正面に洗濯機を配置するので、廊下から洗濯機が見えないように赤の扉を優先しました
予想外の効果
我が家のサニタリーは室内干しに使用するのが最大の目的なので、緑の部分にエアコンがついています
最近寒くなってきたので感じたことですが、赤の扉を閉めて黄色の扉を開けておくと、サニタリーから脱衣室までが広い一部屋になります
そこでサニタリーのエアコンを付けてしまえば、脱衣室まで暖かくなるのです
これにより、お風呂上がりのヒートショックを防ぐことができます
チビも、お風呂上りに湯冷めして風邪をひくリスクが下げられます
これは設計の段階では全く考えていなかった効果です
僕の実家などは家の奥に浴室、脱衣室があり、エアコンとはかけ離れているのでお風呂上りはやはり寒かったのです
とはいえ、脱衣室のためだけにエアコンをつけるのも勿体ないのでなかなか金銭的に余裕がないとできません
そこで、このように室内干しのためのエアコンを流用できるようにしておけば、無駄なく快適な生活ができると感じました
まとめ
設計段階で全く予想していなかった活用法の扉だあったので紹介しました
冬になり、脱衣室が寒くなってしまいがちですが、周辺の部屋の配置と扉の位置を工夫すれば、冬でもエアコンの温風で快適な脱衣室環境を作れます
設計中の方はぜひ検討してみてください