今回も短編です
外構工事の注意点です
2年ほど前の地震でブロック塀が倒壊したことから、ブロック塀に対する規制が厳しくなりました
現在、控え壁を取り付けない単純なブロック塀では最大6段、控え壁を取り付けることで8段まで引き上げられます
ブロックは1つ20cmの高さがあるので、控え壁無しで120cm、控え壁ありで180cmの高さまで積むことができます
と、このような説明を聞いて外構の調整をしていくわけです
ここで問題となるのが、この積み上げられる高さが、GL(グランドレベル)からの高さということです
外構工事の際は一度地面を掘り返して基礎を作り、そこからブロックを積んでいきます
その結果がこちらです
もともと図面では6段積み上げることになっていたのですが、実際に完成してみると地面から出ている部分は3段半くらいです
そのため、塀の高さとしては70cmくらいとなっていますので、跨げてしまうくらいの高さです
塀6段と高さを合わせて選んだ勝手口もこのように随分と頭を出してしまっています
この辺はしっかりと確認しておいた方がいいと思います
実際には図面上の高さより1-2段分低くなってしまいます
とはいえ、控え壁を据えるのは見た目やスペースの都合から嫌という方も多いかと思います
その際は、基礎の形や中の鉄筋を工夫することで高さを9段まで引き上げることができます
引き上げたものがこちらです
正面のブロック塀は、L基礎で鉄筋を増やしているので、9段積みになっています
そのおかげで地面から7段分出ているので、壁の高さは140cmになっています
これだけ高さがあると、視線も遮れて安心です
図面上の数値と実際に仕上がった数値が異なってくるのは、新築ではよくある話です
あくまでも図面上の数字であり、実際にはその他の部分の工事などで見た目が変わってしまいます
壁の高さについて、ブロック塀の採用を検討されている場合は確実に確認して、イメージしている高さになるかを検討した方がいいです
クローズ外構にした我が家の後悔ポイントを書いてみました
外構を検討される方は注意してみてください