今回は我が家の階段についてまとめてみます
1戸建てを建てる場合、生活する人数が少ないか、広大な土地と潤沢な資金がある場合を除いて、ほとんどが2階建て以上の家になると思います
そうなると必ずつけないといけないので階段です
階段の種類
階段にはいくつか種類があり、一般的なものは両サイドが壁に囲まれ、踏板と蹴上があるタイプだと思います
階段の構造についてはこのサイトにきれいにまとめられていました
壁に囲まれたタイプでは、階段下のスペースに物置を設置したりと空間を有効活用する工夫がされることが多いと思います
我が家の階段
我が家はスケルトンタイプの階段を採用しました
蹴上のないタイプです
2階リビングなので、1階は客人スペースと考え、より見栄えのする階段を選択しました
DAIWA HOUSEのオプションの本の中に入っていたのですが、特注生産扱い品です
こんな図面をもとに作られています
こんな階段を採用した利点と欠点、意外な活用法をまとめてみます
我が家の階段の利点
スケルトン階段の利点は以下の2点かと思います
①見た目のインパクトが強い
これが一番の効果です
展示場では採用例が多いですが、実際の住宅ではなかなか採用されていないこともあり、やはりおしゃれでインパクトが強いです
我が家も玄関を入って廊下の奥にこの階段があるのでなかなかのインパクトです
②廊下が広く見える
これは蹴上がなく奥が見えることで生まれる効果です
廊下に階段がせり出していますが、奥の壁まで見通せるので圧迫感はありません
スケルトン階段の場合、わざわざ階段スペースを設けないといけないのですが、圧迫感はそこまでありません
我が家の階段の欠点
一方でスケルトン階段の欠点です
①階段下のスペースが有効活用できない
これが一般に普及しにくい理由だと思います
スケルトン階段の場合、階段下のスペースは完全なデッドスペースになってしまいます
よくある階段下収納などは設置できません
家はどうしてもスペースに限りがあるので、スペースを有効活用しようと思うとスケルトン階段は選択肢から外れてしまいます
②階段下にゴミがたまる
これは構造上の問題です
蹴上がないので本来なら踏板にたまるはずの埃やごみがすべて階段下に落ちていきます
そのため、階段自体は比較的奇麗に見えるのですが、階段下にゴミが溜まってしまいます
③階段に頭をぶつけやすい
階段下に入れる分だけ頭をぶつけるリスクは高くなります
掃除の際など、ちょっと気を抜くとゴンとやってしまいます
④揺れる
これは先に引用したサイトにも書いてありますが、蹴上がなく、各踏板が独立しているため揺れやすいです
上り下りが怖いほど揺れることはありませんが、少し踏板がしなって揺れる感じはわかります
使ってみて意外だった点
スケルトン階段を採用した時には、蹴上がないため上り下りの際に少し恐怖感を感じるのかと思っていましたが、実際に使ってみるとそんなことは全くありませんでした
むしろ階段にいても1階の人に声が通り易かったりと使い勝手のいい部分の方がめでってきました
意外な活用法
これも生活を始めてから気づいたことです
荷物の一時置き場としてとても便利です
蹴上がなく、踏板に階段裏からもアプローチできること、2階リビングであることが大きく関係しています
青矢印のように階段裏から踏板に荷物を置き、2階に上がるときに緑矢印のようにpick upして登っていくということができるのです


実際にはこんな感じです
外から荷物をもって帰ってきて、奥の書斎に入る前にいったん荷物を階段に置くことができます
そして2階に上がるときにそれをもって上がれるのです
大きな箱などは無理ですが、小さな箱はこのように棚のように活用できるので、とても便利です
まとめ
我が家の階段についてまとめてみました
スケルトン階段を採用し、スペース的にはかなり不利ではありますが、実際に生活していくとその欠点をはるかに上回る利点があります
何よりこのインパクトはなかなか他では得ることができません
設計段階の方は、スケルトン階段の採用を検討してみてはいかがでしょうか