前回プラダンでテーブルカバーを作りました
それがなかなか好評で、さらなるプラダン工作を依頼されました
そこで、よりきれいに作成するためにいろいろと考察してみることにしました
曲げ方の考察
まずはプラダンを曲げる方法の考察です
前回の工作では切れ目を入れて曲げました
その際に半田ごてを使いました
前回はうまくいったのですが何度もやっていると、ちょっとした拍子に貫いてしまいます
そこで、半田ごてを使わずにさらにきれいに曲げる方法を検討していきます
方法としてはヒートガンであぶって曲げてみます
4パターン試してみました
それぞれ詳しく見ていきます
①切れ目なし+内側炙り
曲げたい部分の内側をヒートガンで炙るだけにして、しっかりと温まったところで曲げていきます
こんな感じになりました
奇麗に曲がっていますし、外側もきれいに伸びています
横から見ると、折り目もしっかりとついています
②切れ目あり+内側炙り
曲げたい部分に内側からカッターで軽く切れ目を入れて内側をヒートガンで炙ります
しっかりと温まったところで曲げていきます
この方法もかなりきれいに曲げることができました
横から見ると、この方が曲げた部分のつぶれ方や曲がり方がきれいです
外側もきれいなラインが入りました
先にカッターで切れ目を入れておいた方が、折れ目のラインがきれいに入ってすっきりした折口になるようです
③切れ目なし+外側炙り
曲げたい部分の外側をヒートガンで炙るだけにして、しっかりと温まったところで曲げていきます
外側を炙ると外側がかなり伸びるので、角自体がやや緩い感じになります
そしてその部分のプラダンも延ばされてつぶれてしまうので、横からの見た目は少し残念な感じになります
外側の見た目も、繊維が曲がってしまいます
④切れ目あり+外側炙り
曲げたい部分に内側からカッターで軽く切れ目を入れて外側をヒートガンで炙ります
しっかりと温まったところで曲げていきます
外側を炙った場合、内側に切れ目があってもなくても仕上がりに差は無いようです
少し角のラインはきれいに出ていますが、どうしても緩やかな角になり、外側の見た目も残念な感じになってしまってしまいます
まとめ
曲げ方を4パターン比較してみました
ヒートガンがあれば内側にカッターで切れ目を入れて、内側からヒートガンで炙って曲げるのが一番きれいになりそうです
留め方の考察
前回の工作ではリベットピンで固定しましたが、下穴をあけてピンを合わせて金槌で打ってと工程が多く、時間がかかったのでさらに簡単な方法を考えてみます
そこで目を付けたのがこちらです
段ボールなんかで使われているホッチキスです
いろいろ調べると、専用品でかなり高額だったので、安いもので代用してみます
そこで選んだのがこちらです
タッカーという大型のホッチキスです
ホームセンターで1000円程度です
適応厚が若干問題ではありますが、プラダン2枚なら何とか貫通させられます
ホッチキスのように先を曲げるためにはかなりつぶして使用しないといけません
そこで、とりあえずタッカーとして打ち込んで、反対面を金槌で打ってみます
するとしっかりと固定することができました
今後はこの方法がメインになりそうです
まとめ
より簡単にプラダン工作をする為に加工法を考察してみました
曲げ方、留め方ともにある程度いい方法が見つかったので、これからプラダン工作が増えていきそうです