今回は家ネタです
一時期流行ったスマートスピーカーですが、最近はその淘汰や進化が激しいようです
現状メジャーなものはamazon alexaだと思いますが、スマートホームを全く意識せずに建てた我が家の生活がどのように変わったのかまとめてみます
導入の経緯
実は新築設計時にダイワハウスがスマートホームを売りにし出した頃でした
そのため、展示場でスマートスピーカー+スマートホームというものを見る機会があったのですが、実際のところCMのようにはいかず、うまくオーダーが入らなかったり、誤作動したり、設定が煩雑だったりと、導入するには難ありと思い導入しませんでした
ところが先日、かみさんから購入希望がありました
丁度アマゾンプライムセールの期間で、半額以下で購入できる状態だったので、物は試しに買ってみることにしました
amazon alexaはいくつか種類がありますが、他の機器との連携がうまくいかなくても、最悪時計として機能してくれるように、モニター付きのものを選択しました
購入したALEXA
今回購入したのはこちらです
モニター付きの機種は3種類あり、数字が大きくなるほどモニターのサイズが大きくなります
今回は真ん中のechoshow5にしました
・機能としては待ち受け状態での時計表示
・音声識別によるオーダー入力
・タッチパネル操作
・WiFi経由での検索、音読機能
・youtubeなどのメディアの再生
・対応した家電等のWiFi経由での操作
などです
モニターのサイズ的には、このくらいだと時計表示としては特に邪魔にならなく、視認性もいいのでちょうどといったところです
youtubeなどを見るにはちょっと小さいかなといった感じです
設定
設定はamazonのアカウントを持っていれば簡単です
注文した際に、そのアカウント情報を導入するか聞かれますので、初期インストールしてもらっておけば、届いた段階で大方の初期設定は済んでいます
後はアプリをダウンロードして指示通りWiFi環境に入れてあげれば完了です
ルーターによっては電波帯が複数ある場合がありますが、その際は2.4mHzの方に入れてあげてください
我が家での活躍
さて、ここからは我が家での活躍についてです
まずはアレクサ本体としての活躍ですが、かみさんの希望通り、時計として大活躍しています
それ以外にも、料理のレシピを表示したり、翌日のチビの服などを準備するときに天気予報を読み上げてくれたりと、かみさんのちょっとした家事ストレス軽減には大きく役立ってくれています
一方、Wifiを経由した家電の制御機能としてはほぼ役立っていません
現状、我が家でWiFi経由でコントロールできるのはこのエアコン2台だけでした
これらも、スマホのアプリに設定して、それをアレクサに連携させることで操作可能となりました
これ以外は基本的には現状での対応はなく、ちょっとものさみしい感じです
今後の展望
今後の展望としては、スマートスピーカーの子分となるスマートリモコンなどを追加していくことで利便性は上がるようです
スマートリモコンにテレビなどリモコン操作可能な家電のリモコン情報を学習させて、それをアレクサでコントロールすることで各家電を操作できるように拡張してくようです
しかし、スマートリモコンも1台数千円し、赤外線の到達距離などから各部屋に1台ずつ必要になるので、現実的ではなさそうです
テレビなどの操作も、正直スマートスピーカー経由でなくても特に苦はないので、わざわざ導入する必要はないと思っています
もともとZEHの関係で導入されているHEMSの機械に家電などを設定して、それをアレクサで管理できればいいのですが、何分やり方がわからないので、勉強しながらできないものか試していきたいと思います
アレクサで残念だったところ
今回購入して設定してみて、ちょっと残念だったのがこの2点です
①照明の操作ができない
実はこれが一番残念なところです
我が家の照明はすべてスイッチ式です
そうなるとアナログ信号なのでアレクサではコントロールできません
スマートスイッチというものもあるのですが、一方向性にしかスイッチを動かせないので、このような形式のスイッチの場合、onにする or offにするのいずれかしかできません
また、1つのスイッチに1つのスマートスイッチが必要になるので、邪魔になります
というわけで、我が家では照明のコントロールはできませんでした
最初からスマートスピーカーの導入を検討しているのであれば、リモコン式の照明設備を導入することを強くお勧めします
エアコンよりも照明をコントロールできた方が恩恵は大きいと思います
②外構シャッター関連の操作ができない
我が家のガレージシャッター、外構シャッターはLIXILに統一しています
そのリモコンはこちらです
コのリモコンはすべて電波式のリモコンです
スマートスピーカーの子分であるスマートリモコンはすべて赤外線式なので、残念ながら電波式のリモコンには対応していません
本当はガレージにスマートリモコンを追加してシャッターの開閉なども音声だけでできるようになったら便利だなと思っていたのですが、今回は非対応だったようです
これもちょっと残念度の高い部分でした
我が家にアレクサは必要だったか
ここで我が家にアレクサが必要だったかを考えてみます
もともとスマートホームにすることは考えていなかったので、そういった意味ではあまり有用ではなかったと思います
実際、アレクサと連携させているものの、エアコンもこれまで通りリモコンで操作しています
機能拡張にもそれなりの追加投資が必要になりますし、対応していない機器も多く、実際に連携させたい機器に限って非対応だったりとちょっと残念な感じです
一方、スマートスピーカー(音声認識、コントロール機能付きスピーカー)としての働きは十分です
かみさんのちょっとした家事ストレスを減らしてくれているので、そのあたりでの働きは非常に有用です
かみさん曰く、いちいちスマホを出して検索してといったひと手間が省けるだけでかなりストレスが解消されるようです
最近はかみさんをまねてチビもアレクサに話しかけているので、そのうちyoutube専門になってしまうかもしれませんが。。。
これから設計する方へ
現在設計段階、ないしは今後設計される方へ、これは注意しておいた方がいいと思われるポイントです
①照明はリモコン式に
②家電製品は極力メーカーをそろえて
③リモコンが赤外線方式のものを優先的に
以上です
①は我が家で一番の残念ポイントです
外灯含め、すべてスマートスピーカーで管理できたら楽だろうなと思います
それを実現するためにも、初めからリモコン式を導入することをおススメします
最近の照明機器は埋め込み照明でLED式なので、後から入れ替えるのはかなりコストがかかりますので設計の段階から注意しておくことをおススメします
②については、スマートスピーカーで家電を直接コントロールしようとすると、多くの場合、スマホアプリをダウンロードして機器登録して、それをスマートスピーカーに連携させてという工程が必要です
家電のメーカーがバラバラだと、いくつもアプリが必要になるので可能な限り同一メーカーで揃えることをおススメします
③については我が家の外構シャッターで感じたことです
電波式だと、せっかくのリモコン操作もスマートスピーカーに連携させることができません
そのため、家電や設備を選定する際には、リモコンの制御形式も確認しておくことをおススメします
まとめ
我が家にアレクサを導入してみての状況をまとめてみました
もともとスマートホームを意識していなかったので、そういった方向での活躍はちょっと厳しい感じですが日々の家事ストレスを少し軽くしてくれるという意味では大活躍です
今後設計される方はいくつか気を付けておくことで、より快適な設備になると思いまうので、意識してみてください