前回Zのフロアパネルの作成に取り組んだものの、アルミパネルのカットに難渋して断念しました
今回、ちゃんと工具を揃えてリベンジしましたのでまとめてみます
前回のあらすじ
Zの純正フロアマットの固定具が破損してしまったことがこのプロジェクトのきっかけでした
フルバケにして乗り降りの際に踏ん張るため、唯一のフロアマット固定具であるプラスチックの部品が千切れ、マットが動くようになってしまっていました
代わりのマットがないため、DIYで作成することにしました
2mm厚のアルミの縞板での作成を試みたものの、カットのタイミングで問題が発生しました
ディスクグラインダーでは全く歯が立たず、ジグソーに金属カット用の刃(もともと付属のもの)を付けて作業したところ、刃が折れてしまいそれ以上作業ができなくなってしまいました
今回準備した工具
前回の反省を生かし、今回はホームセンターでちゃんとした金属カット用の刃を購入しました
今回はカーマで鉄鋼厚板用のジグソーの刃を購入しました
刃はそれぞれ対応厚が1~5mmと0.3~3mmです
使用しているアルミ板は2mmでしたが、念のため厚板対応の方で作業しました
作成作業
今回使ったジグソーは前回と同じですが、刃を変えただけで切れ味が全く別物になりました
軽く押すだけで気持ちよく切れていく感じは、やはり素材に合った刃を選ぶことの重要性を実感させられました
ということでカットしていきます
前回は1時間以上かけても1/5周くらいしか切れていませんでしたが、今回、刃を変えたことで残りの部分を30分と掛からずにカットできました
赤矢印のような内に凸の小さなアールの部分は、どうしてもジグソーではうまく切れないので、写真のように切れ込みを入れてペンチで折るようにしてカット面を出しました
型にした純正のマットと比較してもかなりきれいに切ることができました
手前側はシートの下に入るので、その部分に引っかかるように折り曲げようとわざと長めにしてあります
続いてはバリ取りです
こちらも、グラインダーの刃を新調しました
金属研磨用のもので、番手は#46と#120です
ジグソーで切っただけではやはりバリが出てしまいますし、カーブの部分などは角が立ってしまっています
そこをグラインダーで整えました
こちらも、ちゃんとした刃にしたためか、驚くほどの切れ味であっという間に研磨できました
表裏ともにバリ取りし、角の部分は極力丸く曲がるように整えました
後は車体のフロアに合わせて曲げ加工です
2mmとはいえ、アルミの板はかなり硬いので苦労しました
木で挟んだりヒートガンで温めたりハンマーでたたいたりして何とか曲げたのですが、赤丸部分にもう一つ角を作ることができず、せっかく残しておいた部分はカットすることにしました
ということで、最後は四苦八苦しつつ何とか完成しました
裏面にはズレ予防のためマジックテープのオス面を貼っておきました
赤矢印部分の2か所を曲げることで、車体のフロア面にしっくりと馴染みます
ということで、完成したフロアパネルを車体につけて見ました
ぴったりフィットし、ズレや浮きもありません
何より、アルミの硬いフロアになったので踏ん張りがよく効きます
このままでもよかったのですが、何となくものさみしい感じがしていました
ふと純正のフロアマットを見ると、Zのエンブレムが付いているではないですか
とりあえず外してみました
すると、このエンブレムはアルミ製でした!
これは使わない手はないので取り付けることにしました
しかし、アルミにアルミでは目立たないので、塗装することにしました
家に転がっている塗料を使い、スチールブルーに塗ってみました
ちなみに、エンブレムにも上下の向き指定があるようで、裏面に指定方向が記されていました
後は完成したフロアパネルに穴あけして元と同じ方法で取り付ければ完成です
取り付けた位置は運転席の足元にしました
純正のスカッフプレートのZエンブレムと2つ並ぶ感じになります
遠めに見ても十分存在感のある仕上がりになりました
まとめ
今回、壊れてしまっていたフロアマットに変わり、市販品のないアルミフロアプレートを作成しました
作業自体はそこまで難しい内容はありませんでしたが、工具の重要性を学びました
刃物系で特に硬い素材を切るものに関しては、やはり少し高くてもしっかりとしたものを選んでおくのが、作業効率的にも安全面からも重要だと感じました
実際に取り付けて乗ってみると、運転席の雰囲気が大きく変わるので、運転する楽しみがまた一つ大きくなりました