今回はクルマネタです
先日、とある理由で実家に帰る機会がありました
そこで、以前頼まれた実家のノートへのETC取り付けを行いました
今回選択したETC
前回ZのETC交換の記事に書いた通り、今後使えなくなるETCが出てきてしまいます
さらに、最近ではETC2.0という規格もあり、機種の選択も難しくなってきています
今回は、当面使用が可能であり、なるべく値段が安いものを希望されたので、以下の機種を選びました
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コン秋選んだのは2030年以降の電波規格に適合した機種ですが、ETC2.0の対応機種ではありません
実家のノートはディーラーオプションのナビがついているので、ETC2.0を取り付けてもなかなか恩恵を受けにくいためです
この機種であれば、セットアップ込みで10000円未満で手に入るので、DIYで取り付ければかなりの節約になります
セットアップオーダー
今回はセットアップまで含まれたものにしました
楽天で注文後、メールにて詳細の連絡が来ます
セットアップのためには
①指定のメールアドレスに車検証、使用者の免許証のスキャンデータを送る
②後日送られてくる返信用封筒に車検証、使用者の免許証のコピーを入れて返送する
この2パターンから選べます
今回は①の方法にしました
実家から車検証と免許証のコピーを送ってもらい、それをスキャンしてメールで送りました
注文者と使用者が異なるため、念のため自分の免許証のコピーも添付しました
すると、メールを朝に送ったのですがその日のうちに発送の連絡が来ました
かなり早い対応です
商品は普通の楽天の発送と同じで、翌日に配送されました
商品が届くと、その中に返信用封筒が入っており、メールに添付した車検証、使用者の免許証のコピーを送る必要があるようです
これは商品到着後1週間以内に送らないといけません
とはいえ、注文から3日で手元に届いたので、急いでいる人にもかなりおススメだと思います
取り付けの準備
今回は工具の揃った富山の自宅での作業ではなく、実家での作業になるので、必要最低限の工具を持ち込んでの作業になります
そこで、お出かけセットを組んでみました
今回そろえたのは
・ミニツールセット(ドライバー、六角ソケット、六角ビット)
・ニッパー
・電工ペンチセット
・懐中電灯
・内張り剥がし
・配線引き込みツール
・配線コード
・コードクリップ
・シリコンオフスプレー
・タイラップ
・マスキングスプレー
・軍手
・ヒューズタイプ電源取り出しコード
です
これだけあればとりあえずの配線作業は可能です
ネット情報ではトルクスねじは使われていないようだったので、一般的なセットで揃えました
取り付け作業
取り付け作業です
E12型のノートe-Powerです
今回の作戦としては車内のヒューズから電源をとって助手席前のグローブボックス内に本体を設置することを予定していました
ETC本体に必要な電源はDC12VのACC電源1本なので、今回はヒューズボックスからシガーのヒューズ経由で電源をもらうつもりでした
この型のノートの車内のヒューズボックスは助手席脇にあります
車両の説明書にもヒューズボックスの位置が記載されているので参考にできます
内張り剥がしで蓋を剥がすと、裏にヒューズの位置が書かれているので、どれを抜くかを決めます
今回は一番左上の15Aのヒューズを使うことになります
そこでヒューズを外してみたところ、なんと準備していたヒューズと型が違いました
ネットでミニ平型と見た気がしたのでそのタイプを準備していたのですが、実際には背低型でした
ということで、予定した方法での電源取り出しができなくなってしまいました
ここで適応品を買い出しに行く方法もあるのですが、今回はDIyに使える時間がかなり限られていたので、あるもので何とかすることにしました
ヒューズからの電源取り出しができないとなると、そのほかに電源が簡単に取り出せるのはナビ裏です
ナビの配線から電源を分けてもらうことで簡単に電源を取り出すことができます
というわけで、急遽でここまでバラしました
ノートのナビ周りのインパネはネジなしのクリップ留めなので、上から引っ張れば外せます
後はナビ固定用のネジ4本を外せば簡単にナビが外れます
我が家のノートは地デジのアンテナ、ドラレコの電源配線などがありややコードが多めでしたが、コネクターをすべて外せば本体は外せます
そこまでいけば、後は裏のコードの束からお目当てのACC電源を探すだけです
ディーラーナビの場合、取り付けの際に市販の変換コネクターを使っていることがあり、その場合だとBAT,ACCともに分岐配線が用意されていることがありますが、今回はそういったものはありませんでした
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このような電源分岐タイプならよかったのですが、今回ついていたのはただの延長コネクターのみで、ディーラーで分岐加工されていました
しかも、ギボシではなく熱圧縮チューブで分岐されていたので、割り込ませることも難しい感じでした
そこで、ドラレコの電源コードを離断して、ギボシ加工してETCの電源をまり込ませることにしました
加工はいつも通りの感じでサクサクと行います
後はETCについてきた配線を組み上げれば完成です
アースポイントがほぼ無いのが難点でしたが、ヒューズボックス固定用のネジに共締めすることでしっかりアースをとれました
ナビ用のUSBコードに沿わせて、グローブボックス上面からグローブボックス内に配線を引き込み、本体と繋げました
時間の関係上、完成した写真は撮れませんでしたが、しっかりと機能することも確認できました
まとめ
もともとヒューズから電源をとって30分くらいで作業を終えるつもりでしたが、まさかの予習ミスで大がかりな作業になってしまいました
それでも1時間半弱で無事取り付けできました
これまでのDIYの経験が生きた瞬間です
これで取り付け工賃分得しました
ざっくり調べると5000円程度のようです
それ以上に、クルマ弄りによる満足感も得られました
今回はナビバラシまであったのでかなり煩雑でしたが、ちゃんと調べてヒューズから電源をとればETCの取り付け自体はかなり簡単な作業です
電装DIYの入門として挑戦してみてはいかがでしょうか