今回はクルマネタです
前回のシリンダー内洗浄の続きです
前回は
⓪洗浄準備
①プラグ洗浄
②エンジンチューンナップでのシリンダー内洗浄
③オイル&エレメント交換 1回目
までの作業をまとめました
今回はそのあとを進めていきます
今回のメニュー
今回は前回の続きとなるので
④WAKO'S ENGINE flushでのオイルライン洗浄
⑤オイル&エレメント交換 2回目
を行っていきます
④WAKO'S ENGINE flushでのオイルライン洗浄
前回交換したオイルにこちらを混ぜていきます
ワコーズ エンジンフラッシュ 325ml E190WAKO'S ENGINE FLASH 即効性エンジンオイル洗浄剤 EF 【メール便不可】 価格:1,078円 |
これはエンジンオイルに混ぜるタイプの即効型洗浄剤です
シリンダー内の洗浄では、オイルラインやカムシャフト周りなどは全く洗浄できませんので、このタイプのオイルに混ぜる洗浄剤でオイルラインを洗浄していきます
洗浄液自体はかなりシャバシャバです
オイルに混ぜて20分くらいアイドリングしてオイル交換をするだけです
こちらも白煙が出るようですが、前の記事の動画の通り、そこまで白煙は出ませんでした
今回はすべてのシリンダーを確認するのは面倒くさいので、④番のシリンダー(右バンクの一番前側)をサンプルとして洗浄後のシリンダー内の状態を見ていきます
この洗浄方法では、シリンダー内には洗浄剤は入らないはずなので、大きな変化はないはずです
こちらが洗浄後の比較です
おそらくエンジンチューンナップを施工して柔らかくなったカーボン汚れがアイドリングに伴って剥がれていったのだと思います
そのため、WAKO'S施工後の方がきれいに見えます
とはいえ、全体の印象としては大きな変化はありません
シリンダー内は乾燥しているので、多量のオイル漏れはないようです
洗浄作業後のマフラー下にはこんな感じで煤を多く含んが排水の痕が残っていました
⑤オイル&エレメント交換 2回目
ここまでで今回の洗浄作業は完了なので、最後にオイルとエレメントを交換します
今回も上抜きをしてみました
今回はしっかり入れた分抜けました
上抜き後にドレンプラグを外しても全く出てきませんでした
アイドリング+αの空ぶかしではオイルは減らないようです
VQ35エンジンはオイルレベルゲージの設計上、オイル量の確認がかなり難しいので、実は注油量が足りなかっただけだったのではないかと希望的観測を立ててみたりしています
オイル交換の際にエレメント内に残ったオイルを比較してみました
左が初回のエンジンチューンナップ後のオイルで、右かエンジンフラッシュ後のオイルです
初めのオイルはusedであったため汚れていますが、エンジンフラッシュ後のオイルがあまり汚れていないのも気になるところです
エンジン内がそこまで汚れていなかったのか、効果があまりなかったのか。。。
一応説明書通りには施工したのですが、しばらく乗ってみて判断したいと思います
最後に入れるのはEDGEの10W-50のオイルです
全合成油で安かったのでこちらにしました
VQ35に対しては硬すぎるスペックですが、オイル漏れ防止には硬めのオイルがいいようなので、不具合がない限りこれで様子を見ていこうと思います
また、漏れ止め剤としてこちらも入れました
オイル添加剤 排気白煙防止 多走行車にオススメ ノイズ低減 オイル保護 スモークトリートメント STP12 セイワ 価格:1,404円 |
効果のほどは不明ですが、レビューが良かったので藁にも縋る思い出入れてみました
オイル交換後はアイドリング中の油圧が明らかに上がりました
油温80度でのアイドリング時、以前は矢印くらいの油圧しかなかったのですが、今は200kPaくらいは出ています
これがいいのか悪いのかは定かではありませんが、低いよりはましだと信じて使っていきます
全工程終了後の排気です
白煙はほぼ無くなりました
排ガスの嫌な臭いも軽くなりました
吹かした際のエンジンのふけ上りは特に違和感がないので、問題はないと思います
残すが燃料系になるので、こちらはFuel1やその類似品を入れてしばらく走ってからまたシリンダー内を覗いてみようと思います
今回の作業で活躍したおすすめ工具
今回の作業の際に非常に作業効率を上げてくれた工具があるので紹介したいと思います
この作業を見越して購入しておいたものですが思のほか作業効率が上がったのでおススメさせてください
TONE クイックアダプター
トネ(TONE) クイックアダプター HPQA-03 差込角9.5mm(3/8) ブラック 価格:1,872円 |
これはラチェットハンドルとソケットorエクステンションとの間に取り付けるものです
これにより空回しさせるのが非常に楽になります
今回のように多くのネジを外す際には、かなり重宝しました
これまでは細いエクステンションを無理くり回していたのですが、これをかませたことで回すスピードが一気に向上しました
DIYを多くしている方からすれば当たり前の工具かもしれませんが、これから工具を集めていく方にはぜひ勝っておいてもらいたい工具です
TONE プラグソケット16mm
トネ(TONE) プラグソケット(6角・マグネット付) HP3P-16S 差込角9.5mm(3/8) 二面幅16mm 価格:3,373円 |
これはやはり専用品だけあって、作業効率が上がりました
これまではプラグソケットの代わりに16mmの普通のディープソケットを使っていました
プラグに磁石があるのでそれでも何とかなっていたのですが、専用のプラグソケットを使うとソケットの中でプラグがズレることがなく、取り付けの際にネジ山を舐める可能性が下がり安心して作業できました
ラジエーターホースプライヤー
ラジエーターホース プライヤー クランプ取り外し専用工具 ホースバンドプライヤー 2本セット B202 価格:2,011円 |
Zの場合、エアインテークホースを外す際に裏側についているブローバイガスのリターンホースを外す必要があります
これまではペンチで挟んで外していたのですが、これを買うことで作業がかなり楽になりました
まずはラチェットがついていて、嚙んだ状態でキープできます
次に先端のホースバンドを挟む部分の溝が回転するので、ホースが曲がっていてもバンドを離すことなく移動させることができます
これはかなり安い値段で2本セットになっているので、使い勝手も良い方です
とはいえ、先端がやや大きいので、狭い場所での作業はちょっと向かないかもしれません
とはいえ、ペンチよりは何倍も作業性がいいので、バンドを外す際にいろいろと悩んでいる方は買ってみてはいかがでしょうか