今回は久しぶりの車ネタです
諸事情で日中に一人の時間が確保できたので、エクストレイルのインテーク洗浄を行います
エクストレイルはつい先週にオイル交換したばかりですが、せっかくのタイミングなので思い切ってオイル交換兼インテーク洗浄を行います
我が家で唯一の直噴エンジンであるMR20DDエンジンを搭載したエクストレイルは、直噴の宿命であるインテークのカーボン作成機です
あまり堆積すると一大事になりかねないので予防作業していきます
今回準備したものです
インテーク洗浄にZの時にも使ったエンジンチューンナップを購入しました
前回のオイル交換で若干残ったオイルがあったので、インテーク洗浄後にエンジン洗浄も行いオイル交換を2回行うことにしました
洗浄後にくさい煙が出るはずなので、おしりをガレージから出して作業開始します
エンジンフードを開けてインテークをスロットルからインマニまでばらしていきます
スロットル前についているチャンバーを外します
ホースバンド2個外して上に引き抜けば外せます
次にスロットルを外します
スロットルは8mmのボルト4本で固定されています
ボルトを外したら奥のコネクターを外してスロットルを摘出します
スロットルは思いのほか汚れていませんでした
今回は洗浄せずにしておきます
後はインマニを留めているボルト7本と周辺のコネクター、ホースを外せばインマニが摘出できます
右手前のコードに引っかかるので、知恵の輪の要領で左上に向けて摘出します
外したエンジン側です
ブローバイガスでびっちり汚れています
スコープカメラを突っ込んで奥を見てみるとインテークバルブはカーボンがびっしりついていました
ここを洗浄したくて今回の作業を行っています
エンジンチューンナップを吹き込んで汚れを浮かして落としていきます
泡が引くと液体になるので、スポイトを使って廃液を吸い出します
この作業をエンジンチューンナップがなくなるまで何度か繰り返します
外したインテーク側には単ブルコントロールバルブがついていますが、こちらもブローバイでかなり汚れています
こちらもエンジンチューンナップと歯ブラシで汚れを落とします
最後にパーツクリーナーで吹いてエアブローして仕上げます
かなりきれいになりました
ここまで分解したので、プラグも外して洗浄しました
プラグの汚れはそれなりでしたが、焼け具合は問題ありませんでした
外したプラグホールからシリンダー内をのぞいてみました
シリンダー内はまだきれいでしたので、シリンダー内へエンジンチューンナップを吹くのはやめておきました
洗浄を繰り返し、ウエスで拭き上げてインテークはかなりきれいになりました
物理的に洗浄したわけではないので完全ではありませんが、インテークバルブについた汚れもそれなりに落ちてくれたようです
回収した洗浄液です
真っ黒に汚れており、カーボンカスも大量に含んでいました
後は準備した新品のガスケットを取り付けて分解した部品を元通りくみ上げて洗浄作業は完了です
ここからはエンジンオイル交換の作業になります
まずは軽くエンジンをかけて洗浄液をオイルに混ぜてしまいます
そののちにオイル交換を行います
抜いたオイルです
前回交換してからほぼ走っていませんが、かなり汚れていました
全量確認したわけではありませんが、大きなごみなどが混ざっている感じはありませんでした
この過程で、循環したオイルに洗浄液やはがれた汚れが混ざるので、交換する新品オイルにカストロールのエンジンシャンプーを混ぜてオイルラインの洗浄も行います
半端に余っていたオイルを集めて4L弱になったので、それを使いました
エンジンシャンプーを入れて10分以上アイドリングしました
アイドリング後に抜いたオイルです
こちらはかなりシャバシャバでした
10分循環させただけでしたが、オイルの透明度は失われ汚れていました
最後にオイルとエレメントを新品にして作業完了です
エンジン内部保護のため、添加剤としてベルハンマーセブンを入れておきました
洗浄後エンジン始動時の動画です
Zの時もそうでしたが、期待したほどの白煙は出ませんでした
吸気系をいじったので、TAS学習を試みましたが、まったくコマンドが通らず断念しました
今のところアイドリングも安定しているのでこのまま様子を見ようと思います
前回オイル交換から120kmほどしか走っていなので、若干もったいない感じもありますが、カーボンで調子が悪くなってからだとエンジン交換になりかねないので早めの予防作業でした