今回は家ネタです
富山に戻ってきて5年が過ぎました
雪の量は年によって異なるものの、家の前に大きなスペースを作ってしまったこともあり、雪かきなしで過ごせることはありません
そこで、何年か前に消雪ホースを購入し、外水洗で使ってみたところ大変なことになりました
これ以降は毎年雪かきを頑張っていたのですが、さすがにこのまま年を取っていったときに続けていくことは厳しそうだったので、重い腰を上げることにしました
家の前のスペースの人力での雪かきを免れる方法として考えたのは3つです
1つは電動ないしはエンジンの除雪機の購入です
近くの重機屋で見たのですが、手押しの除雪機は20万程度で売っていました
お値段的には最も現実的な選択肢でしたが、使わないときに置いておく場所がないことや、クロース外構にしてしまったため、除雪した雪をどこに飛ばすかの問題があり、なかなか実現は難しいと思いました
次の選択肢は前のスペース全体に屋根をかけてしまうことです
これなら除雪からは完全に免れますが、後付けの屋根なので家の外観との馴染の問題もあります
また、屋根の範囲が大きく市販品は一切使えないので、特注でのワンオフ仕様になります
そのため、部材や工事におおきな費用がかかるほか、建築申請などを行う必要があり年内の完成は難しいといわれました
最後の選択肢として、水道代のかからない融雪装置の構築です
富山などの雪国に住んでいればおなじみの地下水による融雪システムです
実は地下水を掘るという選択肢は入居翌年からかみさんと相談していたのですが、どこに頼んだらいいのかもわからず、どんな工事になるかもわからなかったのでうやむやにしてきたわけです
しかし、これらの状況を考え、地下水の掘削、鑿井工事をお願いすることにしました
依頼した業者はかみさんの知り合いにいた土木業者に紹介してもらいました
そこでいろいろと相談し、実際に井戸を掘ってもらうことをお願いしました
今回掘る井戸はいわゆる浅井戸ではなく、雪の時期で回りが井戸水を使っても安定した水が採れる深井戸に近い深さの井戸になります
そのため、37mを目標に掘っていくことになりました
もともとこんな感じだった庭の一部ですが
防草シートが除去され、鉄棒、芝が除去され大きな重機が搬入されました
コンプレッサー式の掘削のようで、大きな音ともに掘り進んでいきます
ガリガリ掘り進め、3日ほどで10mほど掘ったところで水が出ましたが、さらに37mを目指して掘っていきます
コンプレッサー式の場合には、先に金属のパオプを埋め込みつつ掘り進めていき、曽於の内側に井戸の本体となる塩ビ管を埋めていきます
ということで、掘り始めてからわずか5日で井戸が掘り終わりました
最終深度は38.3mでした
井戸のパイプを覗くと、すぐそこまで水が来ています
ここにこのポンプを沈めて、下から押し上げる形で水を汲み上げます
車の燃料ポンプと同じ構造です
10m程度の浅井戸ではこのタイプではなく地上にポンプを置いて水を吸い上げるタイプになるようです
下にポンプがある方が地上がすっきりするほか、水量が安定するようです
後は防草シートを剥いだ部分の土を掘り、配管、配線を行って井戸作業は完了です
ここから、この部分の整地を行い、水洗まで整えたら発注した工事が終了になります
作業自体はまだまだ続きますが、メインの工程がひと段落したので記事にしてみました
安定した水量を優先して深井戸を選択したため、ネットに載っているような浅井戸の10倍くらいの費用が掛かりますが、一度掘ってしまえば一生使える資産になるので初期投資として考えます
配管やコントロールパネルについてもいろいろと考えていますので、そこまでの作業が終われば再度記事にしたいと思います