今回は井戸ネタです
今から4年前、2021年の大雪は記憶に新しいものです
その時は道路含め市内の交通網がパニックとなり、我が家も雪に埋まり、大変な思いをしました
それから雪対策に何かしなくてはと思いつつ、どこに頼めばいいのかも分からず、予算もなかなか工面できず、さらにここ数年は奇跡的に雪の少ない年が続いたので、自力での雪かきで何とかしのいできました
しかし、昨年かみさんの妊娠がわかり、出産予定が年末だったため雪かきは難しく、雪が降っていては自宅で破水したときに病院に行けないであろうと思ったため、ようやく重い腰を上げて井戸掘り工事を発注しました
昨年秋に井戸を掘り、融雪設備もばっちり準備して今シーズンの冬に突入しました
昨年末は天気は悪かったものの、ほぼ雪も降らず、気温もやや高めで井戸を掘ったありがたみを享受できずにいたのですが、今回の大寒波、大雪で井戸のありがたみを痛感しました


今回の大雪がどんなものかというと、我が家の裏庭がすっぽりと覆われてしまうこんな積雪量です
ふつうに腰の高さくらいまで雪に埋まってしまいます
おそらく、2021年の大雪と大差ない積雪量だと思いますが、その頃より連続降雪時間が長く、雪かきする間もなく積もっていく感じです
雪自体は気温が低いためパウダースノーで、volumeがすごいです
この状況で融雪はどれだけ効果的かというとこんな感じです


これは降り始めの頃ですが、周りと比べると雪がないことがわかります
仕事から帰って一切の雪かきをせずに車を停められるのは非常にありがたいです
ここから一晩経った朝がこちらです


クルマはすっぽり雪に覆われていますが、ガレージ前の部分は多少の積雪はあるものの、雪かきなしでも車が出せる程度です
クルマの方も、融雪の水を撒いている部分に停めているので、雪を落としておくだけで良く、以前のように雪を行き捨て桝まで押して行って処分する手間がなく、外に車を停めていても朝はあっという間に出勤できます
そして、かみさんからの要望で融雪ホースの配置を変えた結果前後の比較写真が撮れたのがこちらです


玄関アプローチになります
自分たちは使わないので、初めは全くノーマークだったのですが、宅配の荷物が届く際に通り道がないとのことで、ホースの配置を変更して玄関アプローチもカバーできるようにしました
その結果、融雪のあり/なしで雲泥の差です
これで一切の心苦しさなく宅配便を頼めます



災害級の大雪と騒がれていた昨晩を越した今朝の状態がこちらです
隣の敷地との境界にあるブロック塀は高さ1mほどですが、それはほぼ雪に埋もれてしまっていますが、車はしっかりと見て取れる状態です
ガレージ前もコンクリート面が出ていて、普通に車を出すことができます
2021年の時は、夜間も3時間おきぐらいに1時間以上の雪かきを繰り返して何とか前の記事のような状態を維持していたのですが、今回は夜もゆっくり眠れます
井戸の記事に書いた通り、自動で散水を始めるコントローラーもつけているので、今は電源を入れてあるだけで降雪に合わせて散水/止水が繰り返され、雪のない状態を維持できています
2021年の時は何も知らずに水道から融雪ホースを使って水を撒いていたので、水道代が4万越えになってしまったのを思い出します
今回はポンプ駆動にかかる電気代だけなので、安心して水を撒けていますし、深井戸にしたので今のところこれだけずっと水を出し続けていても井戸が枯れることもなさそうです
井戸工事自体は家が建ってからだと重機の搬入などで工事費が高くついてしまいます
建設時の更地の状態で先に掘ってしまっておけば設備投資も抑えられ、その後の生活もかなりQOLが上がります
今回の冬を越え、感覚的にはもう工事費はペイしたと感じるくらい快適です
これから北陸で家を建てる方はぜひ井戸工事を外構に入れてみてください