家づくり中って、採用する扉の種類にかなり悩むと思います。
引き戸、開き戸、引き込み戸。。。
数ある扉の中から一つずつ選んでいくわけですが、正直設計中に違いはそこまでわかりません。
そこで、設計士のいうがままに選んでいくのが現実ではないでしょうか?
Instagramなどでは、キラキラした扉がたくさん紹介されていますが、その中で、引き込み戸というものに我が家は惹かれました。
開けた時に壁の中に消えてスッキリ見えるし、空間も広く見える。
我が家も設計時、設計士さんからかなりおすすめされて、
- リビング
- サニタリー周り
- パントリー周り
など、数多く採用しています。
実際、
- 見た目はきれい
- 開けた時の仕上がりがスマート
- 扉の存在感が消える
と満足度はかなり高めです。
ただ一方で、引き込み戸ってネットを見ると、
- 壊れると大変
- 戸袋の中が掃除できない
- ゴミが溜まる
- 壁の中はブラックボックス
- 物を落とすと回収困難
みたいな話がかなり多いです。
数々のDIYを行ってきた自分も、扉の構造が理解できず、
「何かあったら業者案件なんだろうな…」
と思っていました。
そんな中、先日かみさんから、
「ソフトクローザー壊れたかも」
と言われました。
症状は「最後に跳ね返ってくる」
今回違和感があったのは、引き込み戸を開けるとき。
症状としては、
引き込み時にソフトクローザーが効かず、奥に当たって跳ね返ってくる。
以前は最後にスーッと吸い込まれる感じだったのに、
- バンッと奥に当たる
- 少し戻ってくる
ような感じ。
正直この時点では、
- ダンパー故障?
- 戸袋の中で何か壊れた?
- 修理案件?
みたいなイメージでした。
実は入居直後にも一回トラブルがあった
実はこの引き込み戸、入居直後にも一度トラブルがありました。
当時、建具をいろいろチェックしていた時に、この引き込み戸に線キズを発見。
よく見ると、戸袋の中にテレビボード側から打たれた釘が少し飛び出していて、それに擦っていました。
その時はダイワハウスに連絡し、扉を一度外して釘を処理してもらっています。
ただ、自分は仕事で不在だったので、
- 引き込み戸ってどうやって外すのか
- 本当にメンテできる構造なのか
- 壁を壊すレベルなのか
はずっと分からないままでした。
だから今回、
「初めて自分で引き込み戸を触る」
というのが、個人的には結構ハードル高かったです。
子育て中は、引き込み戸の指詰めもちょっと怖い
実は引き込み戸、子育て中だと少し気を使う部分もあります。
特に子供が1歳を過ぎて、
- 自分で歩く
- 扉を触る
- 開け閉めしたがる
ようになると、
引き込み戸と戸袋の隙間に指を詰めないか、毎回ちょっとヒヤヒヤする。
これは上の子の時もそうでしたし、今は下の子でハラハラしています。
なので最近は、自分もかみさんも、
最後の方は意識してゆっくり開ける
クセがついていました。
だから今回、
「前は開ききる前にブレーキがかかっていたはず」
と思ったのも、その感覚の影響があったのかもしれません。
我が家は特に指詰め対策をしていませんが、
今のところ、
- 指を挟んだ
- ケガした
みたいなことはありません。
それでも、扉としては子供が小さい時期は多少気を使う設備だとは思います。
とりあえず、外してみる
最初にやったのは、吊り金具のとりはずしです。


唯一見える可動部ですので、おそらくここを外さないと始まらないと思い観察してみました
すると、下の部分の爪に「外す」と書かれていたので、この爪を引き上げて金具を引っ張ってみました
すると少し手前にずれてきたので、金具の無ぞにマイナスドライバーを引っ掛けて外してみました。


すると、金具が外れて扉の手前側が床に落ちました。
吊り金具はフリーで動くようになり、レールの上で滑らせてみると、扉を閉める際にはしっかりとソフトクローザーが効いてゆっくりになりました。
つまり、この時点では戸袋側のこの金具が不具合があって、いい感じのブレーキが利かなくなったのだと思っていました。
扉を外せない
ここからが問題です。
とりあえず扉の手前側は外せたのですが、戸袋側はまだ戸袋に入ったままです。

しかもレールの両脇には化粧板があり、扉がこれに引っかかって左右に動かせません。
でも、よく見るとメクラがあるので、とりあえずメクラを外してみるとプラス頭のビスがありました。


ビスがあれば外せばいいだけなので、とりあえずビスを外したところ、化粧板は簡単に外せました。
正直、
「もっと壁の中の謎構造」
みたいなのを想像していました。
でも実際はかなり普通。
この時点で、
「あれ?思ったより全然触れるぞ…?」
となりました。
思ったより普通の構造だった
化粧板を外すと、
- レール
- 吊り金具
- ソフトクローザー部
が普通に見えます。


こうなってしまえば、扉を左右に振ることができるので、戸袋に隠れていた部分までしっかりと引き出すことができます。
ネットだと、
- メンテ困難
- 掃除不可
- 壁の中で何が起きてるか分からない
みたいな印象がありますが、
少なくとも我が家のタイプは、
「思ったよりかなり普通の構造」
でした。
実際に一か所だけ異常はあった
最初に扉を外して確認していくと、
戸袋側の吊り金具のストッパー部分が破損していました。


そのせいで、扉を引き出すと奥側の金具が半分抜けてくる状態でした。
正直この時点でかなり、
「あ、これ原因っぽいな」
と思いました。
おそらくですが、以前ダイワハウスに対応してもらった、
「戸袋内の飛び出した釘」
の補修作業時に何かあったんじゃないかと思っています。
「これが原因だ」と思った
金具がズレていたので、
- ソフトクローザー位置ズレ
- キャッチ不良
- ダンパー不作動
あたりを疑いました。
なので一旦、
金具を押し込んでアルミテープで固定してみました。


ボンドやパテによる完全な固定も考えましたが、
「次また分解するとき外せなくなる」
と思ってやめました。
今回は、
- とりあえず固定したい
- でも将来また触れる状態は維持したい
を優先。
結果的にアルミテープがちょうどよかったと思っています。
でも、直らない
ここまでやって、
「これで直っただろ」
と思って一回組み戻しました。
…が、
全く変わらない。
結局、
- また扉外して
- もう一回確認
することに。
正直この辺で、
「あれ…?」
「本当にこれ原因か?」
となり始めました。
最後に気づいた「そもそも付いてない」
そこで初めて、
家中の引き込み戸を確認してみました。
すると、
- リビング
- サニタリー
- パントリー
全部同じように、開く側のソフトクローザーは付いておらず、同じ挙動でした。
そしてそこで気付きました。
そもそも“開く側”にはソフトクローザーが付いていない。
つまり今回、
- 金具破損
- ズレ
は確かにありました。
でも、
「開く側でもソフトクローザーが効いていた」
と思っていたのが、そもそも勘違いだった。
というオチでした(笑)
その時は、
「マジか…」
という感じでしたが、
逆に、
「原因不明の故障じゃなかった」
という安心感の方が大きかったです。
作業自体はかなり簡単だった
今回の作業時間は、全部で30分ちょっと。
途中、
- ガレージにドライバー取りに行ったり
- 一回組み戻したり
していたので、慣れればもっと早いと思います。
難易度としてもかなり簡単な部類。
ただし、
扉はかなり重い。
なので可能なら二人作業の方が安心だと思います。
特に最初に吊り金具を外す時は、
- 扉が急に落ちないか
- レールに再固定できなくならないか
少し不安がありました。
とはいえ、実際には特に問題なく作業できました。
踏み台はかなり重要
今回使ったのは、
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- 安定した踏み台
くらい。
特に踏み台はかなり重要でした。
引き込み戸は思った以上に高さがあり、さらに扉自体も重いので、
不安定な脚立や低い踏み台だと結構危ないと思います。
我が家ではこういう4段タイプの踏み台を使用しています。
|
踏み台 脚立 4段 折りたたみ おしゃれ 梯子 はしご 送料無料 ステップ台 オフホワイト 折りたたみステップ 大掃除 ステップスツール ステップチェア 洗車台 Armonia 価格:7999円 |
コンパクトに折りたためるので、冷蔵庫脇に立てて収納しており、いざという時にさっと取り出して使います。
かなり軽いのでフットワークも軽く、踏み台も広くて落ちる心配もありません。
また、4脚で安定感もしっかりあるので安心して使えます。
「引き込み戸は掃除できない」は思ったより違った
今回、戸袋の中の写真は撮り忘れました。
ただ、実際に開けてみると、
やっぱりそれなりには汚れていました。
- ホコリ
- 細かいゴミ
が少しずつ積もってきている状態でした。
今回一番大きかったのは、
「意外と簡単にアクセスできる」
と分かったことかもしれません。
なので今後もし、
- 動きが悪くなった
- レールにゴミ溜まった
- 戸袋掃除したい
となっても、
「さっと外して掃除すればいいか」
と思えるようになったのはかなり大きいです。
それでも、引き込み戸はかなり気に入っている
今回トラブル(?)が発生し、さらに子育てにおいては気になる部分もありますが、我が家としては
引き込み戸そのものにはかなり満足しています。
特に大きいのが、
「戸袋の両面を壁として使える」
こと。
ネットだと、
「引き込み戸は戸袋分スペースを取るから広くないと厳しい」
みたいな記事も見ます。
でも実際7年住んでみると、個人的にはむしろ逆。
“空間を目一杯使いやすい設備”
だと感じています。
普通の引き戸だと、どうしても片側に扉が残るので、
- 家具配置
- 壁紙
- 収納
- 造作
- テレビ配置
に制限が出ます。
例えば、
「ここ引き戸通るから家具置けない」
「壁掛けテレビを設置できない」
みたいなこと、結構ありますよね。
でも引き込み戸は、
扉が完全に壁の中へ消える。
つまり、
どちら側から見ても“ただの壁”になる。
これがかなり大きい。
我が家では実際、
- 階段裏側にテレビボード
- パントリー裏にシステムキッチン
- サニタリー造作棚裏を、サニタリー入り口動線として壁紙仕上げ
みたいな使い方ができています。
さらに、
- 両面に収納
- 両面に造作棚
- テレビ設置
みたいなこともできる。
なので個人的には、
「戸袋スペースが無駄」
というより、
「壁として使えることで、空間全体をかなり効率よく使える」
という印象の方が強いです。
特に、
- 開けた時のスッキリ感
- 生活感の出にくさ
- 壁が連続して見えるスマートさ
は、普通の引き戸にはない魅力だと思っています。
実際、7年住った今でも、
「見た目の仕上がりのきれいさ」
についてはかなり満足しています。
まとめ
今回実際にやってみて感じたのは、
「知らないから怖かっただけ」
ということ。
引き込み戸って、
- 壁の中に入る
- 見えない
- 壊れたら大変そう
という印象があります。
でも実際に触ってみると、
- 構造は意外と単純
- レールにもアクセス可能
- DIY確認レベルなら十分可能
でした。
もちろん構造やメーカーによって違いはあると思います。
ただ少なくとも我が家の引き込み戸は、
“思っていたほどメンテ不能な設備ではなかった”
というのが今回の感想です。
むしろ今回、
「今後ちゃんとメンテできそう」
という安心感の方がかなり大きかったです。