前回、BRZの運転席側フロントスピーカーから音が出なくなった経緯について紹介しました。
関連記事はこちらです。
当初は、クロスオーバーネットワークの接触不良が原因だと考え、新しいスピーカーを購入しました。
しかし、交換後も運転席側だけ音が出たり出なかったりする症状が残りました。
最終的な原因は、納車直後に自分で加工した配線の接触不良でした。
つまり、スピーカー自体を交換する必要はなかった可能性があります。
それでも、すでに新しいスピーカーを購入し、助手席側の交換まで終えていました。
また、実際に音を聴いてみると、以前のスピーカーよりもKENWOODの音の方が自分の好みに合っているように感じました。
そこで、そのまま運転席側も交換し、左右ともKENWOODのスピーカーへ入れ替えることにしました。
今回は、BRZのフロントスピーカーをKENWOODのKFC-RS175Sへ交換した作業と、カロッツェリアから変更して感じた音の違いについて紹介します。
今回購入したのはKENWOOD KFC-RS175S
今回購入したのは、KENWOODのセパレートスピーカー、
KFC-RS175S
です。
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ケンウッド|KENWOOD 17cmセパレートカスタムフィット・スピーカー KFC-RS174S 価格:11980円 |
ドアに取り付けるウーファーと、ダッシュボードへ取り付けるツイーターが分かれたセパレートタイプです。
これまでBRZに取り付けていたのも、カロッツェリアのセパレートスピーカーでした。
今回も純正と同じ位置へツイーターを収めたかったため、同じセパレートタイプを選んでいます。
KENWOODを選んだ大きな理由があったわけではありません。
以前乗っていたエルグランドでも、KENWOODのセパレートスピーカーを使っていました。
そのときに特に不満がなかったため、今回は久しぶりにKENWOODを選んでみました。
新旧スピーカーを比較
まずは、これまで使用していたカロッツェリアのスピーカーと、今回購入したKENWOODのスピーカーを並べてみました。

どちらも一般的な17cmクラスのスピーカーです。
正面から見ると、振動板や中央部分の形状には違いがありますが、全体の大きさはほぼ同じです。

背面を見ても、フレームやマグネット部分の形状に若干の違いはあるものの、見た目だけでは大きな差は感じません。


定格入力やインピーダンスも同等で、スペックだけを見ると、そこまで大きく異なるスピーカーには見えませんでした。
ただし、今回音が出なくなった原因はスピーカー本体ではありませんでした。
そのため、取り外したカロッツェリアのスピーカーも、実際には故障していない可能性があります。
今後、動作確認や予備として使えるかもしれないため、ひとまず処分せずに保管しておくことにしました。
過去にオニメナット化しておいたので交換は簡単
今回のスピーカー交換で役に立ったのが、以前行ったインナーバッフルの固定方法の変更です。
その際の記事はこちらです。
以前は、スピーカーに付属しているタッピングネジを使い、インナーバッフルへ直接固定していました。
この方法でも、最初の取り付けには特に問題ありません。
しかし、スピーカーを何度も取り外していると、インナーバッフル側のネジ穴が少しずつ傷んできます。
最初はしっかり固定できていても、脱着を繰り返すたびにネジが効きにくくなり、最終的には空回りするようになってしまいます。
これまで乗ってきた車でも、スピーカーを交換するたびにネジ穴が傷み、インナーバッフルごと交換したことがありました。
そこでBRZでは、インナーバッフルへM5のオニメナットを取り付け、スピーカーをボルトで固定する方法へ変更しています。


当時は、スピーカーをしっかり固定し、ビビリ音を減らすことを目的に行った作業でした。
しかし、今回の交換では、メンテナンス性の高さという別のメリットを実感しました。
ボルトを外せばスピーカーを簡単に取り外せます。
新しいスピーカーも、同じ位置へボルトで固定するだけです。
タッピングネジのように、ネジ穴が広がったり、締める位置を気にしたりする必要もありません。
今後、再びスピーカーを交換することがあっても、インナーバッフルをそのまま使い続けられそうです。
スピーカー本体の交換だけなら片側約20分
ドア内張りを外し、これまで使っていたスピーカーを取り外します。


インナーバッフルはそのまま使用できたため、古いスピーカーを外して、新しいスピーカーを取り付けるだけです。

スピーカー本体の交換だけであれば、片側約20分で終了しました。
ドア内張りを外す作業に慣れていたこともありますが、やはりオニメナットとボルトによる固定が大きかったと思います。
これまでの車のように、ネジ穴の位置を調整したり、インナーバッフルを交換したりする必要はありませんでした。
最後にスピーカー周囲へ付属のスポンジを取り付け、ドア内張りとの隙間を埋めました。
配線構成はカロッツェリアとKENWOODで異なっていた
スピーカー本体の交換は簡単でしたが、少し時間がかかったのが配線加工です。
これまで使用していたカロッツェリアでは、オーディオから入った信号が、一度クロスオーバーネットワークへ入る構成でした。
そこから、ドアのウーファーとダッシュボードのツイーターへ、それぞれ配線が分かれていました。
イメージとしては、
オーディオ
↓
クロスオーバーネットワーク
↓
ウーファー/ツイーター
という構成です。
一方、今回購入したKENWOODでは、ウーファー側の配線へクロスオーバーネットワークを挟みません。
ウーファーへはオーディオからの配線が直接接続され、ツイーター側だけにネットワークが入る構成でした。
オーディオ
├ ウーファー
└ クロスオーバーネットワーク → ツイーター
という形です。

これまでとは配線のつなぎ方が異なるため、納車時に加工した配線をそのまま移植することはできませんでした。
純正4極コネクターから出ている配線を確認しながら、KENWOODの構成に合わせて結線を変更しました。
スピーカー交換だけなら片側約20分でしたが、配線加工まで含めると、片側約45分ほどかかりました。
ツイーターは純正位置へ取り付け
ツイーターは、これまでと同じくダッシュボード上の純正位置へ取り付けました。

ダッシュボード上へ別に貼り付ける方法もありますが、見た目を変えたくなかったため、今回も純正スペースへ収めています。
外から見た状態は純正のままです。
ツイーター周辺は過去にビビリ音が発生した場所でもあります。
そのため、配線やネットワークがダッシュボード内部へ直接当たらないよう、緩衝材を取り付けました。
ただし、前回のように無理に狭い場所へ押し込むのではなく、できるだけ配線が曲がらず、接続部分へ力がかからないようにしています。
配線は長すぎるとダッシュボード内部で動き、ビビリ音の原因になります。
一方、短くしすぎても接続部分へ負担がかかります。
今回は余分な配線を少なくしつつ、接続部には無理な力が加わらない長さで固定しました。
時間の都合で助手席側だけ交換して一日使用
作業した日は時間の都合があり、まず助手席側だけをKENWOODへ交換しました。
運転席側には、これまで使用していたカロッツェリアが残った状態です。
左右で異なるスピーカーを取り付けたまま、一日BRZを使用することになりました。
左右ではスピーカーまでの距離や向きが違うため、正確な比較とはいえません。
それでも、同じ車内で二つのスピーカーを聴き比べる機会になりました。
個人的には、KENWOODの方が聴きやすく、好みに合っているように感じました。
KENWOODは高音が明るく、全体では聴きやすい印象
音質については、あくまで個人的な感想です。
KENWOODのツイーターから出る高音は、カロッツェリアと比べると、ややシャカシャカした明るい音に感じました。
高音だけを聞くと、人によっては少し強く感じるかもしれません。
一方、ドアに取り付けたウーファーからは、低音だけでなく、中音域も含めてしっかりと音が聞こえてきます。
そのため、ツイーターの高音だけが目立つというよりも、全体として音に厚みがあり、聴きやすい印象でした。
これは、ウーファー側に独立したクロスオーバーネットワークを挟まない配線構成も影響しているのかもしれません。
もちろん、スピーカー本体の特性も異なるため、配線構成だけで音の違いを説明することはできません。
それでも、実際に左右で異なるスピーカーを一日聴いた範囲では、KENWOODの方が自分の好みに合っていると感じました。
運転席側を交換しても音が安定しなかった
翌日、運転席側もKENWOODへ交換しました。
これで左右とも新しいスピーカーになり、問題なく音が出ると思っていました。
しかし、組み付けて音を確認すると、運転席側だけ音が出たり出なかったりします。
スピーカーもネットワークも新品です。
それでも症状が変わらなかったことで、初めてスピーカー以外の場所を本格的に疑いました。
配線を一つずつ触って確認すると、納車時に加工した純正コネクターとネットワークの結線部分で接触不良が起きていることが分かりました。
その部分を一度外し、改めて結線し直すと、運転席側からも安定して音が出るようになりました。
詳しい経緯については、前回の記事で紹介しています。
不要な交換だったけれど、交換して後悔はなし
今回、運転席側から音が出なかった本当の原因は、スピーカー本体ではありませんでした。
自分で加工した配線の接触不良を直せば、これまでのカロッツェリアを使い続けることもできたと思います。
そう考えると、今回のスピーカー交換は必要のない作業でした。
しかし、実際にKENWOODへ交換してみると、音は以前よりも自分の好みに合っています。
配線も改めて見直し、現在は左右とも安定してきれいな音が出ています。
結果として、交換したこと自体には後悔していません。
また、以前施工したオニメナットとボルト固定のおかげで、スピーカー交換が想像以上に簡単にできました。
当時は固定力やビビリ音対策を目的に行った作業でしたが、将来の交換やメンテナンスまで考えると、最初からボルト留めにしておくメリットは大きいと思います。
まとめ
今回は、BRZのフロントスピーカーを、カロッツェリアからKENWOOD KFC-RS175Sへ交換しました。
スピーカー本体の交換は、インナーバッフルをオニメナット化していたこともあり、片側約20分で終了しました。
配線構成が以前のスピーカーと異なっていたため、配線加工を含めると片側約45分ほどかかりました。
音質は個人の好みによりますが、KENWOODはツイーターの高音がやや明るく、ドアスピーカーからもしっかり音が出るため、全体として聴きやすく感じています。
本来は必要のない交換だった可能性があります。
それでも、配線の接触不良も解消し、自分好みの音で安定して音楽を聴けるようになりました。
過去のDIYで行ったボルト留めも、今回の交換で大いに役立ちました。
スピーカー交換を何度か行う予定がある場合は、インナーバッフルへオニメナットを施工し、ボルトで脱着できるようにしておく方法もおすすめです。