家を建てるとき、ガレージにはかなり夢がありました。
車を置くだけではなく、ちょっとしたDIYをしたり、工具を並べたり、コンプレッサーを置いたり。
いかにも「ガレージらしいガレージ」にしたいと思っていました。
実際、我が家のガレージにはいろいろな工具があります。
エアコンプレッサー。
エアインパクト。
電動ドリル。
丸鋸。
サンダー。
グラインダー。
ブロワ。
インパクトドライバー。
電動ラチェット。
こうして並べると、それなりに工具は揃っているように見えます。
ただ、数年使ってみて思うことがあります。
最初からもう少し考えて揃えればよかった。
今回は、我が家のガレージ工具を振り返りながら、実際に使って分かった工具選びの反省点を書いてみます。
結論から言うと、後悔しないガレージ工具の方程式はかなりシンプルでした。
エアは大容量。
ツールは機動力。
これです。

工具選びの始まりは、学生時代の安い有線工具だった
我が家の工具は、家を建ててから一気に揃えたものではありません。
もともと学生時代からDIYはしていました。
その頃は当然お金もなかったので、工具を買うときはできるだけ安いものを選んでいました。
ホームセンターで買える安い有線の電動工具。
メーカーも特に揃えていません。
そのとき必要なものを、そのとき買える値段で買う。
それが、自分の工具選びのスタートでした。
だから、家を建ててガレージができてからも、しばらくはその延長でした。
必要になったら、有線の電動工具を買う。
ブロワ。
マルチツール。
ドリル。
ヒートガン。
ディスクグラインダー。
サンダー。
丸鋸。
リューター。
こうして少しずつ工具は増えていきました。
有線工具は安いです。
DIY用途なら普通に使えます。
学生時代からの感覚としても、
「工具は必要になったら安い有線工具を買う」
というのが自然でした。
ただ、今振り返ると、この買い方には弱点もありました。
エアコンプレッサーは30L。でもエアツールには足りなかった
ガレージらしい工具として買ったものの一つが、エアコンプレッサーです。
うちのコンプレッサーは、タンク容量30Lの安めのものです。
楽天で購入しました。
|
価格:24650円 |
家の設計時点で、ガレージにエアコンプレッサー用のスペースを作っていました。
なので、買うときにも、
「そのスペースに収まるサイズ」
という制約がありました。
大きすぎるものは置けない。
でもガレージDIYにおいてエアツールを使うのは夢 。
そんな感じで選んだのが、今の30Lコンプレッサーです。
購入ページには「大容量」と書いてありました。
エアコンプレッサーの容量について何も知らなかった当時の自分は、
「30Lあればエアインパクトにも使えるだろう」
と思っていました。
タイヤ交換のときに、エアインパクトでホイールナットを外す。
いかにもガレージっぽい感じです。
しかし、実際に使ってみると、完全に容量不足でした。
エアインパクトでホイールナットを緩めようとすると、2本くらい緩めたところで空気切れ。
そこから先は圧が戻るまで待つ必要があります。
これでは、タイヤ交換に使うにはかなり厳しいです。
結局、タイヤ交換は後から買い足した有線の電動インパクトレンチで行っています。


エアブラシも試しましたが、こちらはそもそも吐出されませんでした。
これはコンプレッサーの問題というより、エアブラシ自体の不具合だった可能性もあります。
洗車後の水飛ばし用にエアダスターも買いました。
ただ、これも結局あまり使っていません。
エアダスターは、ブレーキキャリパー周りのダストを飛ばすときに、ごくまれに使うくらいです。
それも積極的に使っているというより、タイヤの空気圧を調整したあとに、余ったエアを抜くついでに使っている感じです。
ただ、このエアコンプレッサーも悪いところだけではありません。
オイルレスなので、メンテナンスフリーです。

このように、ガレージの片隅でホコリまみれになっていますが、入居から7年、メンテナンスなしの放置プレーで今でも問題なく作動してくれています。
それでも空気圧調整用としては今も現役
では、エアコンプレッサーが完全に失敗だったかというと、そうではありません。
今の主な用途は、車のタイヤの空気圧調整です。
そして、この用途ではかなり便利です。
我が家は冬タイヤを自宅保管しています。
なので、タイヤ交換前に自宅で空気圧を調整できます。
また、長距離運転前には必ず空気圧を見るようにしています。
ガソリンスタンドに行かなくても、家で確認して調整できる。
これはかなり安心感があります。


特に、車を複数台持っていたり、冬タイヤを自宅で保管していたりする家庭では、空気圧調整が家でできるメリットは大きいと思います。
ただし、ここで大事なのは用途です。
空気圧調整用なら、30Lでも十分便利。
エアインパクトなどのエアツール用なら、30Lでは厳しい。
これが、実際に使ってみた結論です。
エアツールまで本気で使いたいなら、タンク容量や吐出量に余裕のあるコンプレッサーを選んだ方がいいと思います。
エアコンプレッサーは、なんとなく置くだけなら小型でも満足感があります。
でも、実際にエアツールを動かすなら、見た目よりも容量です。
ここは完全に、買ってから分かったポイントでした。
有線工具は安い。そして普通に使える
次に、電動工具です。
我が家には有線の電動工具がいくつかあります。
ブロワ。
マルチツール。
ドリル。
ヒートガン。
ディスクグラインダー。
サンダー。
丸鋸。
リューター。
このあたりです。
これらは、学生時代から持っていたものもありますし、入居後に買い足したものもあります。
メーカーはバラバラです。
基本的には、ホームセンターやネットで、そのとき安く買えるものを選んできました。
有線工具の良いところは、単品価格が安いことです。
バッテリー式と比べると、本体価格はかなり抑えられます。
しかも、工具としての能力に大きな不満があるわけではありません。
切る。
削る。
穴を開ける。
磨く。
熱をかける。
吹き飛ばす。
DIYで使う範囲なら、普通に仕事はしてくれます。
電池切れを気にしなくていいのも、有線工具の良さです。
長時間使う作業なら、有線工具の安心感もあります。
だから、有線工具が悪いわけではありません。
今ある有線工具も、壊れているわけではないので普通に使っています。
でも、有線工具は使うまでが面倒くさい
ただ、有線工具には弱点もあります。
それは、使うまでが少し面倒なことです。
コンセントを探す。
延長コードを出す。
コードを引き回す。
作業が終わったら片付ける。
この一連の流れが、思った以上に面倒です。
しかも、我が家のガレージのコンセントは場所も刺し口もちょっと不便です。
ガレージDIYでは、工具を何時間も連続で使うというより、
「ちょっと穴を開けたい」
「少し削りたい」
「数本だけビスを打ちたい」
「少しだけ切りたい」
という作業が多いです。
そのたびに延長コードを出すのは、地味に腰が重くなります。
工具としては使える。
でも、使うまでのハードルが少し高い。
これが、有線工具を数年使って感じたことです。
有線工具は安い。
でも、作業に入るまでが少し重い。
この「準備の面倒くささ」は、ガレージDIYでは意外と大きな差になりました。
初めて買ったバッテリー式は、マキタの掃除機だった
我が家で最初に買ったバッテリー式の工具系アイテムは、マキタの掃除機です。
入居後2年目くらいだったと思います。
二階にも掃除機がほしいとかみさんに言われて、当時ネットで評判の良かったマキタの掃除機を買いました。
初めてのマキタのバッテリー式ツールだったので、バッテリーと充電器もセットになったものを買いました。
|
マキタ(makita) CL108FDSHW 充電式クリーナー(掃除機) スライド式10.8V セット品(本体・BL1015×1個・充電器)(カプセル式+ワンタッチスイッチ式) コードレス ◆ 価格:15100円 |
これが、我が家にバッテリー式ツールが入ってきた最初でした。
ただ、そのときはまだ、
「このバッテリーで工具を揃えていこう」
という感覚はありませんでした。
あくまで掃除機用として、マキタのバッテリーを買っただけです。
しかも、そのとき選んだのは10Vのバッテリーでした。
掃除機として使う分には問題ありません。
ただ、ガレージDIY用の工具まで広げていくことを考えると、10V系では正直少し力不足です。
インパクトドライバー、ブロワ、丸鋸、サンダーなど、ガレージで使いたい工具まで考えると、やはり18V以上の方が拡張性があります。
この時点で、
「同じバッテリーで今後どこまで広げられるか」
まで考えておけばよかったのかもしれません。
結局は、バッテリー容量をあまり気にしなくてよい掃除機と扇風機しかマキタのツールは買っていません。
バッテリー式は本体は重い。でも作業の機動力が違う
その後、バッテリー式工具もいくつか買いました。
ハイコーキのインパクトドライバー。
ハイコーキのブロワ。
マキタの掃除機。
マキタの扇風機。
STRAIGHTの9.5mm電動ラチェット。
IKEAの充電式ドライバー。
この中で一番よく使うのは、ハイコーキのインパクトドライバーです。
次によく使うのが、ハイコーキのブロワです。

IKEAの充電式ドライバーも持っていますが、こちらはパワー不足で今はほとんど使っていません。
ここで分かったのは、バッテリー式なら何でもいいわけではないということです。
充電式でも、作業に耐えるだけのパワーは必要です。
そのうえで、ちゃんと使えるバッテリー式工具は本当に便利です。
バッテリー式工具は、有線工具より本体が軽いわけではありません。
むしろ、バッテリーが付くぶん、工具としては重くなることもあります。
ただ、それでも使いやすい。
理由は、作業の機動力が圧倒的に高いからです。
さっと出して、さっと使える。
コンセントを探さなくていい。
延長コードを出さなくていい。
コードを片付けなくていい。
この差はかなり大きいです。
特に車まわりの作業では、バッテリー式の便利さを感じます。
車の下に潜って作業するとき、有線工具だとコードの取り回しが邪魔になります。
コードが引っかかる。
コンセントの位置が気になる。
体勢が限られる。
その点、バッテリー式なら工具だけ持って潜ればいい。
工具そのものは少し重くても、作業に入るまでの軽さ、作業中の動きやすさは圧倒的にバッテリー式の方が上でした。
ツールは軽さではなく、機動力。
これが、バッテリー式工具を使って感じたことです。
問題は、バッテリーの規格を揃えなかったこと
ただし、バッテリー式工具にも反省点があります。
それは、バッテリーの規格を揃えなかったことです。
我が家の場合、
ハイコーキ。
マキタ。
STRAIGHT。
IKEA。
という感じで、バッテリーの規格がバラバラです。
当然、充電器もバラバラです。
一つ一つの工具は便利です。
でも、全体として見ると効率が悪いです。
充電器が増える。
バッテリーが増える。
どのバッテリーがどの工具用か気にする。
予備バッテリーもそれぞれ必要になる。
最初はその工具単体の値段だけを見て買っていました。
でも、バッテリー式工具は、工具単体ではなくシステムで考えるべきでした。
しかも、メーカーだけではありません。
電圧やシリーズまで考える必要があります。
マキタの掃除機に合わせて買った10Vバッテリーは、掃除機用としては成立しても、ガレージ工具用としては力不足でした。
一方で、ハイコーキは18Vのバッテリーを持っています。
実際に、ハイコーキのインパクトドライバーとブロワを使っていて、DIY用途では全く不満がありません。
なので、今後買い足していくなら、ハイコーキの18Vを中心に考えると思います。
同じメーカーでも、10Vと18Vでは使える工具もパワーも変わります。
最初の一つ目を買うときに、
「このバッテリーで、あとから何を増やせるか」
まで見ておくべきでした。
今から買い直すなら、ハイコーキ18Vで揃えると思う
昔は、電動工具を揃えるならマキタかボッシュなのかなと思っていました。
なんとなく、工具メーカーとして有名なところを選んでおけば間違いないだろうという感覚です。
ただ、実際にハイコーキのインパクトドライバーやブロワを使ってみると、DIY用途では全く不満がありません。
もちろん、プロが毎日使うような環境ではまた違う評価があるのかもしれません。
でも、自宅のガレージで棚を作ったり、車まわりの作業をしたり、ちょっとしたDIYをするくらいなら、ハイコーキで十分でした。
むしろ、バッテリーの価格や買い足しやすさまで考えると、今から買い足していくならハイコーキ18Vで統一するのが現実的かなと思っています。
大事なのは、どのメーカーを選ぶかだけではありません。
最初にどのバッテリー規格でいくかを決めることです。
マキタでも、ハイコーキでも、ボッシュでもいいと思います。
ただ、メーカーや電圧をバラバラにすると、充電器もバッテリーも増えていきます。
ひとつひとつは便利でも、全体として見ると非効率です。
今の自分なら、最初にメインのバッテリー規格を決めて、そのバッテリーで使える工具を少しずつ買い足していきます。
今から自分が買い始めるなら、最初の一つ目はこう選ぶ
もし今からガレージDIY用の工具を買い始めるなら、まずはバッテリー式インパクトドライバーを軸にすると思います。
ガレージDIYでも、家の中のちょっとした作業でも、インパクトドライバーは使う機会が多いです。
棚を作る。
フックを付ける。
ビスを打つ。
家具を組み立てる。
車まわりのちょっとした作業をする。
我が家でも、一番よく使っているバッテリー式工具はインパクトドライバーです。
なので、最初の一つ目としてはかなり現実的だと思います。
そして、その後に同じバッテリーで使える工具を広げていく。
ブロワ。
掃除機。
ライト。
丸鋸。
サンダー。
必要になったものを、同じバッテリー規格で少しずつ増やす。
これが一番後悔しにくい買い方だったと思います。
|
ハイコーキ(旧:日立工機) WH18DC(XCBZ) コードレスインパクトドライバ 18V 黒/ブラック セット品(本体・BSL36A18X×1個・充電器) ◆ 価格:31440円 |
ここで大事なのは、最初の工具単体の値段だけで選ばないことです。
その工具の先に、どれだけ広げられるか。
ガレージDIYでは、そこまで考えておいた方が後悔しにくいと思います。
たぶん、我が家の工具が理想形に揃う日は来ない
今から全部買い直せるなら、工具はもっときれいに揃えると思います。
エアコンプレッサーは、エアツールまで使うならもっと大容量のもの。
電動工具は、最初にメーカーとバッテリー規格を決めて、バッテリー式で統一。
たぶん、それがガレージDIY工具の理想形です。
ただ、現実にはそう簡単にはいきません。
プロとして毎日工具を使うわけではないので、一度買った工具が壊れない限り、わざわざ買い直すことはなかなかありません。
今ある有線工具も、メーカーはバラバラですが普通に使えます。
30Lのエアコンプレッサーも、エアインパクトには容量不足でしたが、タイヤの空気圧調整用としては今でも現役です。
だから、我が家の工具たちが理想の形にきれいに揃う日は、たぶん来ないと思います。
でも、だからこそ思います。
工具選びは、最初の一つ目が大切です。
その場の思いつきで安いものを買うのではなく、少し先の拡張性まで考えて選ぶ。
最初にそこまで考えておけば、あとから後悔しにくかったと思います。
工具単体で見ると、安いものはたくさんあります。
でも、ガレージDIYを続けるなら、工具は単体ではなく、システムで考えた方がいい。
これが、数年かけて工具をバラバラに買い集めた我が家の結論です。
まとめ
ガレージDIYの工具選びは、最初はどうしても値段を見がちです。
自分もそうでした。
そのとき必要なものを、なるべく安く買う。
それで十分使える工具もたくさんあります。
ただ、数年使ってみると、工具選びで大事なのは単品価格だけではありませんでした。
エアコンプレッサーは、使いたい用途に対して容量が足りるか。
電動工具は、作業に入るまでの機動力があるか。
バッテリー式工具は、先の拡張性まで考えられているか。
このあたりがかなり大事でした。
我が家の結論はこれです。
エアは大容量。
ツールは機動力。
空気圧調整だけなら小型コンプレッサーでも便利です。
でも、エアインパクトなどのエアツールまで使いたいなら、もっと容量に余裕があるものを選んだ方がいいと思います。
電動工具は、有線でも普通に使えます。
でも、自宅のガレージDIYでは、さっと出してさっと使えるバッテリー式の機動力がかなり便利でした。
そして、バッテリー式工具を買うなら、最初の一つ目が大切です。
その場の思いつきではなく、数年後の拡張性まで考えて選ぶ。
これからガレージDIYを始めるなら、ここはかなり意識しておいた方がいいと思います。