今日は2021年1年間の太陽光収支をまとめてみます
昨年は夏の猛暑と冬の寒波で2年連続して気象条件的にはそれなりに厳しい条件でした
また、コロナの影響で自宅で過ごす時間が長くなり、エアコン等での消費が増えてしまいました
ではまずは電力ベース(kwh)からです
2020年は1年間を通して発電量が使用量を上回ることはなく、太陽光発電としては厳しい結果でした
充足率(発電分を自宅で使用した量/使用量)も40%を超えることはなく、物足りない結果でした
2020 年と比較してみると発電量自体は変わりなく、5000kWh/y弱といった状態です
傾向として夏はそれなりで、春秋、冬とぐっと数値が悪くなるのは変わりませんでした
続いて金額ベース(円)です
金額ベースで行くと黒字になった月はありません
5月がもうちょっとといったところですが、それ以外ではかなり厳しい状態でした
全体としての使用量や発電量はほぼ横ばいでしたが、原油高に伴う電気料金単価の値上げが大きく響いてきています
また、3年目にしてわかってきたのですが、エコキュートの給湯がかなり電気代がかかるようです
冬になり外気温が下がるとさらに効率も悪くなるため、どんどん電気代が上がってしまいます
オール電化の家庭の場合、エコキュートのタンク容量や給湯タイミングなども一度確認しておいた方がいいかもしれません
単価が違うため、実際の売電量と金額との相関はそこまでないようです
1年間の総計で見ると
利用電力 10345kwh(+1251kWh)
発電量 4821kwh(-73kWh)
売電量 2743kwh(+172kWh)
利用額 190558円(+46331円)
売電額 80248円(+2492円)
となりました
収支としては実質の自己電気代負担が110310円となりました
また、太陽光発電量のうち、自宅で使用した電力と、その月の電気代単価を掛け合わせた償却価格は今年一年で35095円となりました
売電料は利用料の40%強と、昨年と比べるとかなり悲しい結果になっています
発電量自体は減っていますが、日中使わなかったりで売電に回る分が昨年より増えました
その結果、うまく自宅での消費に回せず、高くなった電気を購入する結果となってしまいました
償却価格も含めて考えると、総使用量に対して60%程度しか太陽光発電で賄えていないようです
太陽光発電導入時の実質負担が77万円でした
2021年の太陽光収益が115343円でした
これまでの収益を合わせると288636円ですので、原価償却はまだまだ先になりそうです
発電効率自体は大きく変化していないようですので、本年の電気単価が安定し、もう少し売電や自家発電で自宅電力の負担がしやすい環境になることを祈っています