今回はランバイクネタです
今年に入ってから大きな大会にエントリーしている娘ですが、少しでも助けになればといろいろとカスタムを行っています
3月の大会の後に、車体が大きすぎて扱い切れていない可能性があり、チームのほかの子の小さな車体を借りたところ走りやすそうにしていたので2代目を購入しました
さらにシートポジション調整の自由度を上げるために可変式のシートアダプターを取り付けています
この車体に変えてから大きなスランプに落ち込みましたが、徐々に回復してきています
最近は自分から練習をするようになり、練習の目的もほめてもらうことから勝つこと、速くなることに変わってきているので、これからの成長に期待しています
室内のランニングマシンでの練習も毎日続けられており、徐々に最高速も伸びて13.5km/hまで出せるようになってきました
走り方を少し変えて、蹴る力をしっかりと路面に伝えられるようになってきました
これまではかみさんがメインで指導しており、速い子たちの真似、速い子の親御さんのアドバイスを鵜吞みにした指導をしていましたが、そこから方向転換して子供に合わせた走り方を模索しています
車のサスペンションを意識して、上半身を上手に使って路面を蹴るよう指導していきたいと思います
ここからはさらなるスピードのため、ピッチを上げられるように指導していきたいと思います
さて、動力源である子供の走り方がよくなってきたので、親としてできる手伝いとしてはタイヤの転がり抵抗を極限まで減らしてあげることです
そこで、ベアリングの交換を検討することになります
以前の記事ではフルセラミックのベアリングにしました
これでもよく回るのですが、さらなる高回転を求めていきたいと思います
ベアリングとしてはクロム鋼、セラミックの2種類が有名です
セラミックもセラミックボール+クロム鋼レールのハイブリッドとフルセラミックの2種類があります
今使っているのはフルセラミックのベアリングです
回転抵抗が少ないものを選ぶと、セラミック製のオープンベアリングが選択されます
そこで、どのくらい違うのかを比較してみます
ベアリング交換用に購入したのはクロム鋼製のシールドベアリング、ハイブリッドセラミックシールドベアリング、フルセラミックオープンベアリングの3種類です
ランバイクに使うとなると、オープンベアリングにして使うのは決定事項なので、今回はすべてのシールドベアリングをオープンベアリング化していきます
ベアリングのサイドシールドをピックツールで外すと写真のようにオープンベアリング化できます
しかし、ボール部分には多量のグリスが注入されているので、回転抵抗となるこのグリスを落とさないといけません
ベアリングのオーバーホールキットなどもあるようですが、家にあるもので代用していきます
今回使ったのは、シリコンオフスプレーでグリスを可能な限り落とし、市販の粉タイプのパーツクリーナーに浸して完全にグリスを落としました
価格:1782円 |
グリスが落ちるとこのようにボールと支えのパーツがはっきりと見えるようになります
この状態で回転比較をしていきます
まずは単純にドライの状態で回転比較をしてみました
ベアリングはすべて6800番です
フルセラミックが一番回ると思っていたのですが、意外とハイブリッドのほうが回りました
外レースが重いので、慣性モーメントが働いて長く回っていたのかもしれません
回転ノイズはハイブリッドが一番大きかったです
とはいえ、ドライでベアリングを使うのはさすがに勇気がいるので、通常の運用ではオイルをつけて使います
ファイブフォーカス(FIVE FOCUS) グリッチオイル ハイスペックランバイシクルオイル 価格:2772円 |
現在はこのグリッチオイルのハイスペックランバイシクルをメインで使っていますが、もう少し耐久性を持たせたいと思い、テフロッソと使い分けをしながら比較しています
動画では、ベアリングにハイスペックランバイシクルのオイルを1滴たらして馴染ませています
ほんの1滴のオイルでもかなり回転が変わってしまうので、付けすぎは要注意というところでしょうか
実際はここにホイール、タイヤがついて子供が乗っかるので、この無負荷状態での回転力がどこまで走行性に寄与するかはわかりませんが、少しでも抵抗は少な法がいいと思うので、ベアリングをハイブリッドセラミックベアリングに交換する予定です
しかし、ベアリング損傷のリスクもあるので、注文している予備ベアリングが届いてから作業しよと思います
余談になりますが、クロム鋼のベアリングをオープンベアリング化して一晩おいたところこんな風になってしまいました
レール部分に錆がわき、まったく回らなくなってしまっています
グリスの密閉、防湿、防錆効果の重要性を痛感しました
セラミックベアリングはハイブリッドも含め、こんな風にはなっていなかったのである程度水には強いと思われます
念のためグリッジオイルをしっかり注油して保管しました
子供の意欲、成長に合わせてランバイクカスタムを行っています
今回はベアリングをいろいろ比較してみました
正直自転車競技なんてやったこともなく、まったくの素人ですが、手セ繰りで少しでも良い状態を作れるよう頑張っていきたいと思います