今回は玄関アプローチに関しての記事です
社会情勢が少しずつ変化してきているので、深い玄関アプローチにした方がいいかと思われます
我が家の事情とともにまとめていきます
社会情勢の変化
皆さんは日本でも“置き配”という宅配便の配送方法が取り入れられようとしていることをご存じでしょうか
海外では一般的な置き配ですが、日本ではなじみがありません
一体どういうものかというと、受取人が不在、かつ宅配BOXがない or 使えない(すでに荷物が入っている or 箱が入らないサイズ)の場合に、受取人の許可を得て荷物を玄関回りに置いていくという配送方法です
これまでのような対面受取とは異なり、時間にとらわれないので、配送業者にも受取人にもメリットのある配送方法として今後日本でも導入されていく可能性があります
実際に、現在amazonでは岐阜県にて実証実験を行っています
ここで大きく問題となるのは置き配の際に荷物の置き場所となる場所です
「配送ボックス」「玄関」「ガスメーター」「ガレージ」「自転車の荷物かご」「ビルの受付係」などの選択肢のうち、雨の当たらない場所を選ぶこととなります
宅配Boxは何でも入るわけではなく、サイズや重量の制限があるので、万能ではありません
そうなると、雨の当たらない場所をどこかに作っておく必要があります
また、盗難防止の観点から、外から見えにくい場所の方がいいわけです
置き配を考えた玄関アプローチ
ここまで紹介してきた置き配を意識して玄関アプローチを考えると、やや深めにして雨風が入らないようにしつつ、正面から見えにくくなるような工夫(植栽や間口の方向) が必要です
日当たりや解放感などを意識すると、横に広く浅い玄関になりがちですが、置き配を意識すると全く逆の玄関アプローチになってしまいます
我が家の玄関
我が家の玄関は深いアプローチになっています
図面上3Pという深いアプローチで、間口は1Pと狭くなっています
両サイドは壁に囲まれており、雨風が入ってくることはほぼありません
実際はこのようになっています
設計士から、深く狭いアプローチの方が玄関までの期待感が高まり、家の重厚感が増すといわれ採用しました
また、雪の降る地域であったことから、かみさんが、玄関前に雪が積もってほしくないとこのスタイルを採用しました
実際に生活してみると、雨も風もほぼ入ってくることもなく快適です
そして、最近我が家に配達してくれる佐川急便さんが自主的に(??)置き配を行ってくれます
もちろん富山県なので、置き配の試験運用地域外です
インターホンを鳴らして不在だった場合に携帯に電話をくれ、こちらが許可をすると玄関前に荷物を置いて行ってくれます
この記事で紹介した通り、我が家ではウォーターサーバーを導入しているので、毎月14L×2本の水(28kg)が届きます
受け取れない時に玄関前に置いて行ってもらえるのは非常に助かっています
また、置き配してもらうことで再配達の手間からも解放されるので、週末などに荷物を受け取るためだけに家にいる必要もなくなります
我が家の場合は玄関アプローチ前は植栽で目隠しになっているので、荷物が置かれていても外からは気づかなくなっています
もともとの目的とは少し異なりますが、深い玄関アプローチにしたおかげで置き配にも対応することができました
これから、社会情勢的にも置き配が本格導入されることも考えられます
そういったことも考えて玄関回りを設計してみるのはいかがでしょうか
荷物受け取りのストレスから解放されるのはずいぶんと楽になりますよ