今回は前回の記事で交換した際に外した夏タイヤをきれいにしていきます
タイヤ交換に関して
昨日MINIのタイヤ交換を簡単にレポートしました
日本車とは違い、ハンガーボルトを使ってタイヤ交換することになります
MINIはデュアリスとは違い、ただの足車ではないので、外したホイールもしっかりと洗浄することにしました
洗浄剤
ホイール洗浄のために使うのはこちらです
CARMATEのパープルマジックです
オートバックスなどの量販店で売っています
この洗浄剤のいいところは、脇に移っている洗浄用のスポンジもセットになっているということです
ホイールはデザインによっては細かい部分の洗浄も必要になるためこのようなバータイプのスポンジがついてくるのはありがたいです
洗浄効果
さて、気になる洗浄効果です
左から順に
洗浄前→スプレー直後→10分後です
ブレーキダストでたっぷり汚れたホイールですが、化学反応で鉄粉が浮いてきます
その際に甘い独特なにおいが発生します
その後水で流すとそれなりにブレーキダストは落ちますが、完全には落としきれません
このスプレーでこびりついた鉄粉が浮いてはがれやすくなっているので、最後に付属のスティックスポンジで軽くこするときれいに落とすことができます
最終的にここまで奇麗になります
洗浄の前後で比較するとホイールの色が全く違うのが分かります
半年でこれだけ汚れてしまいます
4本すべて洗浄したら、しっかり乾燥させてしまいます
1000円ほどでこれだけの洗浄力があるので、とてもおススメです
欧州車のブレーキダストについて
ここで、欧州車のブレーキダストについて少しだけまとめてみます
日本車ではここまでブレーキダストが出ることはほとんどありません
その理由としてブレーキの基本的なコンセプトの違いがあります
日本車の場合は柔らかいブレーキパットで硬いローターを挟んでブレーキをかけます
そのため、削れるのはブレーキパッドがメインです
一方、欧州車の場合は硬いブレーキパッドでローターを削ってブレーキをかけるので、削れるのはローターです
ローターは鉄の円盤なので、その分大量の鉄粉が発生します
その結果欧州車のホイールはブレーキダストで汚れやすくなっています
ベンツやBMWなどが、フロントとリアでホイールの色が違って見えるのは、フロントホイールがブレーキダストで汚れてくすんでしまっているからです
そんな理由で、MINIもブレーキダストが多めです
ブレーキダストは放っておくとどんどん取れなくなってしまいますので、タイヤ交換のたびにしっかりと洗浄することをおススメします
また、奇麗にしてからこのコーティングをかけておけば、次回の洗浄も楽になります