クルマのDIYの中で比較的簡単にできる作業はスピーカーの交換です
フロントスピーカーは納車時に交換していたので、今回は先日施行したリアスピーカーの交換をまとめてみます
準備するもの
まずは取り付ける部品です
今回は値段重視です
スピーカー KFC-RS173
ケンウッド KFC-RS173 17cmコアキシャル2way 車載用カスタムフィットスピーカー 価格:4,420円 |
スピーカーはケンウッドのコアキシャルスピーカーにしました
5000円未満で、大手メーカーの安心感が購入できるおススメ品です
純正+α程度の性能ですが、2weyなので、高音域もしっかり聞こえます
僕はフロントがセパレート、リアがコアキシャルと決めているので、今回はこれにしました
インナーバッフルボード
カロッツェリア UD-K522 高音質インナーバッフルボード 【日産/スズキ/マツダ車用】 【UD-K512後継モデル!】 価格:2,730円 |
これは新しいスピーカーとボディーの間のアダプター的な役割です
市販のスピーカーに空いている取付穴では純正ボディーの穴に合わずに取り付けられないことがほとんどです
そこで、このインナーバッフルを間に挟んでスピーカーを取り付けます
後はこの商品の硬さや重さを選ぶことで、スピーカーの振動がドアパネルに伝わりにくくなり、音がクリアになっていきます
今回はそんなに音質にはこだわらないので、最も安いものにしました
正直、これで十分です
レアルシルト
積水化学工業 REALSCHILD ESDB1枚売り レアルシルト・ディフュージョン デッドニング用拡散シート1枚バラ売り 【14cm×42cm/厚さ1.2cm】 価格:1,299円 |
これは必ずしも必要ではありません
スピーカーの後ろにつけて音の反響をコントロールしてクリアな音質にするためのものです
いわゆるデッドニングの一種です
値段が安いので、おまけ程度につけるようにしています
ちなみに、このサイズ1枚で左右両方のドアに施工して十分足ります
工具
作業用の工具です
この記事にまとめてあるもので十分です
車種によってある程度違いはありますが、今回使ったものは以下です
・内張り剥がし
・ラチェットレンチ(10mm, 8mm)
・スパナ(8mm)
・電工ペンチ
・電動ドライバー
交換作業
内張り外し
まずはドアの内張りを外して右の写真のような状態にします
ここは車種によって大きな差がありますが、多くはプラスチックピン数本とネジ1-2本です
作業の方法としてはドアノブ裏やウィンドースイッチ回りなど、ネジが隠れていそうな部分を内張り剥がしで外してネジを外し、あとはドアの内張りの外枠に沿って内張りはドアの内張り剥がしを突っ込んでこじることで、プラスチックピンを外します
かなり力技で、大きな音がしますが、めげずに続けましょう
デュアリスは特殊でした
ネジはなく、ドアパネルに写真左のような金属のフックがあり、ここにウィンドースイッチを引っかけることで固定されていました
そのため、手前に引っ張手もびくともしませんでしたが、プラスチックピンをすべて外したら上にスライドさせてあげると簡単に外せました
外した内張りはこのようになっています
赤丸の部分にプラスチックピンがあります
この位置はほぼどの車種でも一緒ですので、内張り剥がしを差し込む際の参考にしてみてください
ちなみに、スピーカー回りが一番作業しやすいので、そこをとっかかりにして外していくといいと思います
スピーカーの取り外し
内張りを外すとスピーカーと対面できます
純正スピーカーは大体このような感じで、音がだせる程度のクオリティです
ボルト3本で留まっていますので、10mmのラチェットレンチで外します
ボルトを外してコードのコネクターを外すと、簡単にスピーカーが外れます
このようなスピーカーホールと対面です
簡易デッドニング
この作業はレアルシルトやその他のデッドニングキットを購入していない場合はskipしてください
今回はレアルシルトを準備したのでドアパネルの内側の構造に合わせて適当にカットして貼り付けました
奥の凸凹した茶色のものがそうです
両面テープがついているので、切って貼るだけです
こだわる方は様々な専用商品を使ったり、サービスホールを塞いだりとしますが、これだけでも十分効果はあります
インナーバッフル取り付け
続いて新しいスピーカーの土台となるインナーバッフルを取り付けます
純正スピーカーが留めてあったネジ穴がそのまま使えますので、付属のネジで留めていきます
ここはネジが小さいので、8mmのラチェットレンチとスパナを使います
しっかり締め付けておくことで、性能を発揮できます
配線加工
これが一番の鬼門です
この作業があるので、スピーカー交換を敬遠している方も多いのではないでしょうか
新しいスピーカーの電源端子は純正のコネクターとは形状が異なるので、そのまま取り付けることはできません
そのため、付属の変換コネクターが使えるように配線加工しないといけません
純正のコネクターを切り落とし、電工ペンチを使って平型端子に交換します
こうすることで、スピーカー付属の変換コネクターが取り付けられるようになります
スピーカーの取り付け
後は配線をつなげてスピーカーをインナーバッフルに固定します
インナーバッフルは木製なので、ネジ打ちになりますが、手では歯が立たないので、電動ドライバーが必要になります
付属のネジで取り付け、付属のスポンジでスピーカー周囲を囲みます
こうすることで、音が外に逃げにくくなり、内張りのビビり音を軽減できます
この状態でエンジンをかけてしっかり音が出るかを確認します
配線部分を揺らして音飛びなどの接触不良がないことも確認しましょう
復元
最後に内張りを外したのと逆の手順で組みなおして終了です
デュアリスの場合、特殊な固定法でしたので復元にはひと手間かかります
内張りを外した状態でウィンドースイッチを外しておきます
※内張りを外した状態でないとウィンドースイッチは外せません
こうしておかないと、ウィンドースイッチが引っかかって内張りを戻せません
外した状態でプラスチックピンをすべて固定し、最後にウィンドースイッチをはめ込みましょう
窓が動くことを確認したら作業は終了です
慣れれば片側30分程度で作業できます
スピーカーの比較
スピーカーの比較です
サイズはどちらも17cmなので差はありません
今回使用したスピーカーはコアキシャルなので、スピーカーの中央に高音域を専門に出すツィーターがついています
出力性能はそこまで純正と変わらないので、サブバッテリーを積んだり、アンプを入れたりしないで済みます
バスの性能を決める磁石のサイズはかなり大きくなります
これによって低音域もクリアになってくれます
おまけ
スピーカー交換のようにドアの内張りを外すと、水漏れ防止のためのブチルゴムが手や工具につくことがあります
これはとても厄介で、洗っても全然落ちずに、こするほど周囲に広がっていきます
黒いのでとても目立ってしまいま
今回も内張り剥がしと手についてしまい、全然落ちずに困ったのですが、たまたま目に入ったブレーキクリーナーをかけると簡単に落とすことができました
ブレーキクリーナーは1本数百円程度なので、家に常備しておくといいかもしれません
ちなみに、手にもブレーキクリーナーをかけてブチルゴムを落としましたが、特に荒れることもありませんでした
まとめ
今回はデュアリスのリアスピーカー交換をまとめてみました
配線加工が一部にあり、やや難しく感じますが、慣れてしまえば簡単な作業です
施工を頼むと数万円することもあるので、ぜひDIYに挑戦してみてはいかがでしょうか