これまでマーチ、ステージア、Zとマニュアル車を乗り継いできました
この記事にあるように、シートの交換はずっと行ってきましたが、それに合わせてステアリングも好感しています
社外ステアリングの代表的なメーカーとしてはMOMOとナルディがあります
MOMOの方がスポーツステアリングの印象が強く、ナルディは木製のステアリングホイールなど、クラシックカー向けな印象です
僕はMOMOを好んで使っています
マーチのころは350φのRACEを使っていました
ステージアになって思い切って320φのTUNERに変更し、そこで小径ステアリングに病みつきになり、Zでも320φのTUNERを使っています
ステアリングを交換することでエアバックは外れますので、軽量化されます
また、小径ステアリングにすることでステアリング操作に対する車の反応がクイックになるのでコーナーが楽しくなります
中古車で購入するとステアリングが傷んでいますが、交換することでステアリングの皮や縫い目が自分の握りに馴染んで癖がつくので、体へのフィット感も増します
一方、デメリットとしてはエアバックがなくなるので、事故の際の安全性能が低下します
また、小径ステアリングになればなるほどハンドルが重くなります
トラックやバスなど、車重のある車のハンドルが非常に大きいのはこのためです
それに対応してステアリングが太く設定されていることが多いので、手が小さい人には握りにくいかもしれません
車検や保険については特に問題はありません
一応、ハンドルを小さくしすぎてメーターパネルの視認性が悪くなると車検は通らないようです
任意保険に関しては、エアバックを外したことによる免責特約や金額の変更はありません
交換はDIYでも簡単です
社外ステアリングはステアリングボスという車種別設計されたアダプターを付けて取り付けますので、作業前に交換したいステアリングと車種に合ったステアリングボスを準備します
まずはエアバックの暴発予防からです
バッテリーのマイナス端子を外して30分以上待ち、待機電力も含めてすべて放電させてしまいます
続いてハンドル横の固定ネジを外します
このネジはトルグスネジのような特殊形状であることが多いので、作業前にネジの種類を確認しておくことが大切です
また、外れないようにネジボンドでついているので、ラチェットレンチのようにしっかり力を掛けられる工具が必要です
エアバックを外すとセンターボルトで留まっています
17mmか19mmが多いですので、タイヤ交換用のクロスレンチが使いやすいです
子のネジを緩めたらハンドル本体を外します
ここも硬いので力仕事です
この時に、センターボルトは完全に外さずに、緩めるだけにしておきましょう
力いっぱいハンドルを引っ張るので、周りの配線ごと引っこ抜いてしまう可能性があります
Zの交換の際に見事に引っこ抜いてしまいました。。。
写真左上のテープコードですが、引っこ抜けてしまい再接続できなかったのでユニット交換になりました。。。。
後はステアリングボスに付属のエアバックキャンセラーを配線し、ホーンボタンのコードも必要があれば延長しておきます
交換後です
左がステージア、右がZです
ステアリングを交換することですっきりとしたコックピットになります
アルミスポークは夏は熱く、冬は冷たいので注意が必要です
ステアリング交換をするとステアリングのセンターがずれてしまうことがあります
運転操作自体には問題ないのですが、違和感を感じてしまう方も多いかと思います
そんな時はこのカタムキナオールスペーサーというものが大活躍します
DAIKEI/ダイケイ取付角度 微調整 カタムキナオールアジャストスペーサーMOMOタイプ 価格:1,970円 |
左右でtotal 9°と微調整程度ですが、大体のセンターの狂いは強制できます
しっかりネジ6本で固定されるので、運転中にこのスペーサーが回ってしまうことはありません
こんな感じでMOMOの320φステアリングを愛用しています
最近の車はステアリングスイッチがたくさんあり、なかなかステアリング交換はしにくいかもしれませんが、そんなこと気にせずに弄って楽しめるシンプルでいいクルマがまた出てくれることを祈っています。。。