今回はZネタです
これまで車検前整備としてセルモーター交換とリアローター交換をしてきました
大物の交換は終わらせてあるのですが、長期間使用する油脂類に関しては交換していなかったので、今回はパワステオイルを交換することにしました
パワステオイルとは
現代のクルマにはパワーステアリングが装着されています
それは油圧を使ってハンドルを軽くしてくれる装備です
最近のクルマはタイヤが大きくなり、パワステ無しではハンドルが重すぎてハンドルを切ることはできません
その問題を解決するために油圧でアシストしてくれます
その圧をかけるのに必要なのがパワステオイルです
専用品が販売されており、やや柔らかめのオイル粘度です
車検ごとに交換してくれるのかもしれませんが、せっかくなので自分で交換してみることにしました
今回購入したもの
今回購入したのは日産純正のパワステオイルです
さらに交換作業用にホームセンターでスポイトも購入しました
パワステオイルはどれだけ使うかわからなかったので、1Lの缶を2本購入しました
NISSAN(日産) KLF50-00001 パワーステアリングフルード 作動油 1L パワステオイル 純正品 価格:1,012円 |
交換作業
さて交換作業です
交換の流れはいたって簡単で、
リザーバータンク内のオイル抜き⇒新品オイル補充⇒ハンドルを切ってオイル循環
の繰り返しをして、リザーバータンク内のオイルの色がきれいになったら終了です
作業を効率よく行うために、前輪のジャッキアップを行い、運転席側の窓を全開にしておきます
Z33のパワステオイルのリザーバータンクはボンネット内運転席前のブレーキフルードリザーバータンクが入っている区画の前に固定されています
蓋はスクリュー式ではなく、回しても外れませんが上に引っ張れば簡単に外せます
口はかなり絞られているので、スポイトなどでないと抜くことができません
オイル循環の際にはエンジンをかけてハンドルを目一杯左右に切る作業を何回か繰り返す必要があります
そのためにジャッキアップと運転席側の窓を全開にしておくことが必要になります
この作業を繰り返して抜いた廃油がこちらです
写真左から1回目の廃油、2回目の廃油、3-5回目の廃油のを合わせたもの
そして、一番右が新品のパワステオイルです
こうすると汚れて変色しているのがよくわかりますね
十分に入れ替えを行ったら、新品オイルをリザーバータンクのHOT minとCOLD maxの間まで補充して作業終了です
今回抜いたオイルの全量はこのくらいになりました
入れたオイルは約1Lで、新品缶1本をほぼ使い切った感じでした
パワステオイル自体は自然に減ってくるので、今後の補充用にしておきます
まとめ
今回は車検前整備としてパワステオイル交換をしてみました
作業は非常に簡単で、30分もあれば完了します
オイル交換しても劇的に何かが変わるわけではないですが、新しいオイルだと気持ちいい感じがします
Zの場合、純正でパワステオイルクーラーが装着されているので、必要オイル量が多かったり、なかなか循環させられなかったりするのではないかと不安でしたが、思ったよりも簡単でした
写真の通り、純正のパワステオイルは赤色ですので、いつ交換したか不安な方や、見てみてかなり黒く変色している方はDIY交換に挑戦してみてはいかがでしょうか