今回はクルマネタです
前回、キャリパーオーバーホールのついでにフェアリンクをDIY作成、装着しました
これで随分と接地感は増したのですが、さらにもう一歩進めてみようとDIYを追加しました
今回の目標
今回の目標、というよりはZのコンセプトとして大事にしている部分として、目に見える部分には大きな変化を加えず、見えないところで性能をupしていきたいということがあります
ダウンフォースを稼ごうと思うとカナードやGTウイングなど、目立つ空力部品を取り付けることが簡単ではあります
しかし、Zを購入した直後に取り付けたハーフエアロを除いて、外見に目立った装備品は付けたくありません
そこで、車体の下付近の空気の流れを制御していくことでさらなるダウンフォースを稼いでいきます
コンセプト
ということで、今回のコンセプトです
車体底面でダウンフォースを稼ぐ方法は2種類あります
一つ目はレーシングカーのように車体底面をフルフラットにして、リアサイドにディフューザーを取り付けることで車体底面の空気の流れを加速させ、そこに陰圧を生む方法です
いわゆるベンチュリ―効果というものです
この方法では、車体底面の平面具合と、車体底面と路面との距離(車高)に依存してダウンフォースが生じるので、市販車ではあまり現実的な方法ではありません
もう一つの方法は、車体底面の空気を可能な限り外に掻きだして車体底面に陰圧を生じさせダウンフォースを生む方法です
前回のフェアリンクもこの一種で、車体底面に入る風を減らしてくれます
今回はこの方法を使っていきます
MEC Under Floor Spoiler
一時期、グラウンドエフェクターとして売られていたもののメーカー違い品です
グラウンドエフェクターはもう売っていませんが、この商品は今でも手に入ります
取説はこの通りで、車体底面の空いている穴を使って専用ステーで固定します
エルグランドでDIYしましたが、その時も固定方が大きな問題になりました
これなら既製品で安心です
キットの中身はこれだけです
ステー、ネジ、スポイラーがセットになっています
この商品はスポイラーの角度が調整できるので、前後のバランスを取ることができます
一応目安の位置にマークがついているので、まずはその角度にするのがおススメのようです
取り付けはジャッキアップさえできれば簡単です
さすがは既製品です
ステーも丈夫で安心です
前からの図です
かなり目立つスポイラーがフロントタイヤ後方につきました
これで車体底面の風を掻きだしてくれます
この場所で風が外に流れることで、フロントホイールハウス内の空気も引き込むことができるようなので、フロントのグリップも向上するようです
ボルテックスジェネレーター
これは航空機にも使われている技術で、あえて小さく空気の流れを乱すことで大きな乱流を予防してドラッグ(空気抵抗)を減らすというものです
クルマの場合、車体後面など空気が車体から剥がれる部分の少し手前に装着しておくことで、後方の乱流を抑えてくれるようです
まずはこちらを使います
透明と黒はオートバックスで安売りしていました
ネットでは赤のものも売られています
両面テープでペタペタ貼っていくだけですので、春場所に合わせて色を選んでいきます
リアサイドエアロ底面
まずは透明のものをリアのサイドについているハーフエアロの底面につけていきます
ここは純正のバンパーからエアロが飛び出している部分で、そこhあ平らになっているので、ここから剥がれる空気の流れをきれいにして流速を上げるのが目的です
後端から10cmくらいが最も効果が出るようなので、脱脂してペタペタしておきました
リアガラス上縁
ここも車体の形状が変わる部分です
黒いものを貼ってみました
これで車体上面の整流を狙ったのですが、Zの場合ルーフの角度が小さく、テールエンドまで流れているので、ここではあまり空気の剥離は起こらないようです
また、見た目にも目立ってしまうのでこの場所は却下しました
リアサイドエアロ側面
リアガラスの分を取り外したので、その分をリアサイドエアロの側面に貼りました
ここも直角に切れ落ちる部分なので空気の剝離が起きやすい場所です
底につけたものと合わせ、後輪後方の空気の抜けを良くして、リアのホイールハウス内の空気を抜いてグリップを上げていくのが目的です
色も同じなのであまり目立ちません
テールライト側面
赤のボルテックスジェネレーターはテールライトにつけました
ここもZの中ではアールのきつい部分です
車体側面の流速upが目的です
トヨタ車なんかはこの部分に純正でボルテックスジェネレーターが付いている車種が多いので、きっと効果はあるのだと思います
本来ならフロント側にも取り付けていくといいのかもしれませんが、あまりペタペタするのもかっこ悪いので、このあたりにしておきます
風切り音低減キットのパクリ品
これは数年前にエーモンから発売されていた風切り音低減キットというものがありましたが、その模造品です
昔のエーモン製のものを買ってZに貼っていたのですが、雪で剥がれてしまい、今ではミラーベース内側の1枚だけが残っている状態でした
そこで、模造品が売っていたので購入して、ミラーベースの下側にも貼ってみました
いろいろとセットになっていますが、今回は一番薄いものだけを使い、残りはエルグランドに貼りました
これで車体から唯一の突起物であるサイドミラー周囲の風の流れを整えます
効果の実感
さて、いろいろと書いてきましたが、効果のほどはというと。。。かなり実感できました
アンダーフロアスポイラーやボルテックスジェネレーターのおかげか、明らかに車体の接地感が増しています
飛騨まで山道を運転してみたのですが、カーブへの侵入から車体が安定し、大きくロールすることもなく安定してカーブを抜けていけました
路面の小さな段差を拾ったときでも、揺れは小さくピタッと張り付いてくれています
ミラーベースの部品については、風切り音が小さくなった気はします
こちらはプラセボの域を越えませんが、雨の日に走らせる機会があれば水滴の流れなどで実感できるかと思います
燃費はこれから評価していきます
少なくとも、運転のしやすさ、安定感という意味ではやってよかったDIYです
もともとのクルマのポテンシャルもあるかと思いますが、簡単にクルマの空力性能を変化させたい方はやってみてもいいかと思います
ただし、あくまでも空力パーツなので、低速域では効果がありませんので、低速域での操作性を向上させたい場合には向かないDIYです
これまでの総括
これまでZに空力パーツに関するDIYをいくつかやってきましたが、直後の接地感の変化の実感の度合いとしてはこんな感じの順位になります
①エアロパーツ(GTリップスポイラー)
②アンダーフロアスポイラー
④ボルテックスジェネレーター
⑤アルミテープ
やはり外見が大きく変わるエアロパーツは効果が大きい感じです
パーツが小さくなるにつれて体感具合は小さくなっていきます
DIYでやりやすいのは③、④、⑤でしょうか
適合するパーツが売られていれば②もいいかと思います
①は見た目が大きく変わるので好みの問題もありますし、効果のほどはつけて見ないとわからないのがややリスクが大きい部分ですね
お手軽にやってみるなら、簡単に入手できるボルテックスジェネレーターやアルミテープを貼ったり剝がしたりしながら一番効果の体感できる場所を探っていくのもありかと思います
空力とは関係ないですが、ショックアブソーバーに貼ったアルミテープは意外と効いているような感じがしています
今回の部材(楽天へのリンク)
Under floor spoiler
MEC EYE/NEXING フェアレディZ Z/HZ33 2WD アンダーフロアスポイラー 価格:21,448円 |
ボルテックスジェネレーター(大)
プロテクター 車 用 エアロ フィンプロテクター 風切り音 防止 保護 ガード 傷 防止 風切り音低減 貼るだけ簡単 保護 ガード 傷 防止 車用 外装 車内 風音 外装 パーツ おしゃれ 価格:680円 |
ボルテックスジェネレーター(小)
価格:1,107円 |
風切り音低減キット
風切り音 防止 風切り音低減 お得な2台分 貼るだけ簡単 車用 外装 車内 風音 ドア リア 簡単 カー用品 外装 パーツ おしゃれ 気密性 車中泊 価格:1,080円 |