ガレージハウスで愛車と気ままな日々‼️ 目指せSETAGAYA base🚘的生活‼️

34歳の一般人です。クルマが好きすぎてガレージハウスを建てました。ローン地獄ですが頑張って返済中です。。。建設までの経緯やその後、愛車について少しずつ書いていきたいと思います。

Z33 ブレーキマスターシリンダーストッパー Ver.2へ!

つい先日Ver.1を作成したばかりのZ33のブレーキマスターシリンダーストッパーですが、実際に使ってみると効果がほぼ体感できませんでした

そこで、原因を追究して対策していきます

実際の作動映像

まずはこちらをご覧ください

前回取り付けたVer.1のマスターシリンダーストッパーです

www.omsincarandhouse.work

動画で見てわかる通り、ブレーキを踏むとそれに合わせてマスターシリンダーと一緒に動いてしまっています

これではマスターシリンダーストッパーを付けた意味がありません

実際に運転してみても、ブレーキの踏み心地や踏み込んだ際の手ごたえは取り付け前と全くと言っていいほど変わりませんでした

昔、ステージアにマスターシリンダーストッパーを自作して取り付けた際は明らかにブレーキタッチに変化が感じられたので、これは全く無意味ということになります

 

このままではせっかく作ったパーツがただの重りにしかならないので、バージョンアップさせていきます

 

Ver.2の作成

原因の考察

さて、うまくいかなかった原因を考えてみます

それは簡単で、フレームへの穴あけ加工を避けるために、片側の固定ができていなかったことです

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写真の青丸部分がフレームに当たっているだけになっていたので、手前から力が加わった際にこの部分が横にスライドしてしまい本体が変形しマスターシリンダーを押し返すことができていませんでした

加工している間は3mmのアルミ板自体がかなり硬く、そんなに変形しないだろうと思っていましたが、やはり人間の手でかけられる程度の力とは比べ物にならないくらいの圧がかかっているのでしょう

力は逃げ道を探すので、見事にフリーになっていたこの部分から逃げていました

 

対策

ということで対策をしていきます

一番簡単な方法はフレームに穴を開けてネジ留してしまうことですが、それは最終手段となるまで取っておきます

秋までも原状復帰できるよう、フレームには手を加えない方針で弄っていきます

そこでマスターシリンダーストッパーに

補強を入れて変形を防ぐことにしました

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現状のVer.1では黒矢印の入力に対し、赤方向に力を逃がそうと本体が変形しています

青矢印方向に再度フレームが移動し、紫線のような形に変形することでストッパーの位置が緑矢印方向に移動して力を逃がしてしまっていました

そこで、対策すべきは青矢印の変形を防ぐことです

さらに、力の入力方向をなるべくマスターシリンダー本体から直線にしてあげることで効果を発揮しやすくなりので、そこも対策していきます

 

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まずは入力方向の是正です

本体の一部に切れ込みを入れ青矢印部分のストッパーを固定する部分を少し曲げました

こうすることで、ストッパーとマスターシリンダーを直線上に配置することができます

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続いて本体の補強です

まずは曲げた部分が押し負けないようにします

これは市販のステーを使いました

もともとLアングルのものを使うことで角の部分に補強が入っているのでそれをそのまま固定しました

固定はリベットにしています

さらに、本体の変形を防ぐために余ったアルミ板で青矢印部分の補強を追加しました

これで本体が外向きに広がろうとするのを防げます

こちらもリベット止めにしています

とりあえずこれで本体の補強も済み、入力に対してしっかりと対抗できるようになったと思います

このまま取り付けても良かったのですが、さすがに見た目が汚かったので、再度黒に染め直しました

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とりあえずこれでVer.2として完成です

 

さらにVer.2.1へ!

ここまでやりましたが、やはり気になる部分があり取り付け前にVer.2.1に改良していきます

それはリベット部分です

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力がかかる部分なので2本で固定にしていますが、3mm+3mmで計6mのアルミ板に対し、6.4mm用のリベットで固定しているので固定力が少し不安です

そこで、ボディーとの兼ね合いで空間の確保できる部分はボルト留めも併用することにしました

それがこちらです

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Lアングル固定部分のサイド側と、補強フレーム固定部分です

これで力がかかっても外れてしまうということは無くなりました

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加工のためまた塗装が剥がれたので再塗装しておきます

これでVer.2.1のマスターシリンダーストッパーが完成しました

 

取り付け

ということで、ようやく取り付けです

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Ver.1完成から3日でVer.2の作成を行いました

取り付けはVer.1と同じ方法です

あくまでもボディーへの穴あけはしない方針です

もしこれでダメならボディー穴あけしか方法がないので、その際は取り外すかどうかとの検討になります

 

動作映像

ついにVer.2.1の動作映像です

無事に変形が抑えられ、しっかりとマスターシリンダーからの入力に対抗できています

ブレーキタッチもカチッとした感じに変わり、踏み込んだ際のしっかり感が改善しました

マスターシリンダーストッパーを取り付けた意味がある感じに変化を得られたので、これならボディーに穴あけせずに行けそうです

 

まとめ

2回に渡りZのブレーキマスターシリンダーストッパー作成を行いました

市販パーツのない部品を自作して取り付けるのは難しいですが楽しいです

今回のパーツは効果もしっかりと体感できるので、興味のある方にはおススメです

使った部材自体もアルミ板が400円、アングルステーが400円、ストッパー用のアダプターが500円でした

その他の工具はもともと家にあったものを使っています

他車のものは流用できない部分なので、良いDIYになりました

 

今回のDIYの際に2か所の怪我をしました(笑

まずはアルミ板を切り出す際に切子が目に入りました

幸い、すぐに洗浄して取れたので良かったです

Ver.2作成中、穴あけの際に固定が甘く手を切りました

こちらは傷は多いものの浅いので問題なしでした

DIYをされる方は、基本中のキホンではありますが、体の保護(防護ゴーグルや手袋)の着用をしっかりとされることをおススメします