引き続きエクストレイルネタです
チビを乗せての日常の移動のメインはエクストレイルになります
これまでMINIでは後部座席用に古いタブレットを設置していました
エクストレイルもそのままでもいいかと思いましたが、エルグランドと同じようにDVDなどが見れた方がいいと思い、今回はヘッドレストモニターを取り付けることにしました
今回購入したもの
エクストレイル自体、純正オプションでルーフモニターがあるのですが、2列車ではほぼつくことのないオプションです
後付けのルーフモニターも考えましたが、ルーフライニングのカットや取り付け用の補強など、加工がかなり大変なので、今回はお手軽なヘッドレストモニターを採用しました
今回購入したのがこちらです
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価格:18,599円 |
ヘッドレストモニターと言っても、ヘッドレストに内蔵されておりヘッドレストごと交換するものもありますが、今回は価格重視でヘッドレストのアームに固定するタイプのものにしました
後付け感が出てしまいますが、ずっと使うわけでもないですし、こちらの方が壊れても対応しやすいです
また、エクストレイルは車内空間も十分に広いので、モニターが多少出っ張っていてもそこまで気になりません
モニターにスピーカーが内蔵されており、車内のオーディオとは別にDVD音源を流せること、HDMI入力に対応しており、ナビで流している映像を共有できることからこちらにしました
配線用にL字型のHDMIケーブルやナビからのHDMI出力端子なども購入しています
詳細は以前の記事を参照してください
取り付け作業
取り付け作業です
手順としては
①モニターの取り付け
②ナビ周りのバラシ
③電源取り
④配線取りまわし
⑤動作確認
⑥復帰
の6工程です
順番にやっていきます
①モニターの取り付け
まずはこれからです
配線関係を先にしてしまって、最終的にモニターが取り付けできないと悲しい感じになるので、まずは買ったモニターが装着可能かを確認しましょう
付属のハーネスをヘッドレストアームに取り付け、そこにモニターを固定していきます
この機種はスペーサーを調整するタイプなので、合うサイズのものがないと付きません
スペーサーもプラスチック製でつぶれないので、サイズ違いでは微調整はできません
取り付け自体はこのハーネスが開くので、ヘッドレストを外す必要はなく簡単でした
エクストレイルには13.7と書かれたやや薄めのスペーサーがぴったりでした



ハーネスを取り付けたら本体のモニターを取り付け、最低限のコードをつなぎます
今回は付属の電源コードと、HDMIコードをつなぎます
つなぎ目で外れないようにアルミテープで固定し、目立たないようにスパイラルチューブで覆っておきました
最後に配線をつないだ後に何とかして隠したいと思います
電源だけの場合はシートの中を通す方法があるらしいのですが、HDMIの端子が大きすぎてそれはできませんでした
②ナビ周りのバラシ
つづいてナビ周りをバラして配線の準備をしていきます
エクストレイルはパネルが複雑に重なり合っているので、ナビ周りだけではばらせません
まずは助手席側のダッシュボードのサイドパネルを外しエアコンルーバーを外します
写真黄色矢印の部分に内張り剥がしを突っ込むと個々のパネルが外れるので、赤丸のネジを外します
その後、青矢印の部分に内張り剝がしを突っ込むとエアコンルーバーが引き抜けます
続いて助手席前のダッシュボードパネルを外します
これも青矢印の部分に内張り剥がしを突っ込んで、外したルーバーの部分に指を引っかけて引っ張れば外れます
ここまで来てやっとナビ周りのパネルを外します
青矢印の部分に内張り剝がしを突っ込んでいくと自然と外れます
メーカーオプションナビではこのあたりがエアコンコントロールパネル、エンジンスイッチパネルとバラバラになって外れるようですが、ディーラーオプションナビのおあネルではすべて一体となって外れました
むしろばらそうと思うと割れそうな感じでしたので、大きく外すイメージの方がいいと思います
最後にナビ本体を外します
パネルが外れたら赤丸部分のネジを外してナビ取り付けユニットを引き出します
後はナビ裏に大量についているコードハーネスをすべて外したらナビが摘出できます
なんとここまでネジ5本しか外しません!
最近のクルマの嵌合はすごいですね
Zなんてナビを外すのに十数本のネジを外さないといけません。。。
③電源取り
ようやくナビ裏の配線とお眼にかかれたので電源を取っていきます
今回購入したモニターの電源取り出しコードはACCとGNDの2本だけです
そこでナビ裏でACC電源を探します
SUBARUなんかだと、ディーラーナビは市販の取り付けハーネスで付けられていて、初めからBAT/ACC/IGNの分岐コードがついていたりするのですが、日産は未だに専用配線になっており、分岐は自作するしかありません
しかも、ネットで配線図なかなか見つからず苦戦しました
オプションのドラレコ用の配線を見つけたので、テスターを使って確認しACC電源を分岐させました
僕の感覚ではBATが黄色、ACCが赤という感じでしたが、この車の加工された配線はBATが赤、ACCが黄色となっていました
テスターがなければ間違えるところでした
コードさえわかれば切って、つないで、熱収縮チューブで被覆して完了です
ちなみに、ヒューズボックスは助手席前のグローブボックスの裏に隠れています
エクストレイルのヒューズは背低ヒューズでした
我が家には背低ヒューズからの分岐コードの在庫がなかったので、ナビ裏配線の謎解きをする羽目になりました
④配線取りまわし
ここでようやく折り返しです
ここからは配線作業になります
まずはナビからのHDMIの取り出しです
子のナビにはHDMIの入力と出力の2端子があります
オレンジ矢印が入力、緑矢印が出力です
いずれもType Eという端子になっており、変換ハーネスが必要です
今回はリアモニターへの出力目的なので、黄色丸のように出力側に変換ハーネスを刺しておきます
続いて、モニター側から電源コードとHDMIケーブルを引き込んでいきます
今回はセンターコンソールの下に押し込んで隠しました
シート脇の部分はシートの下半分にファスナーがあってそこからカバーの中に潜り込ませて隠そうとしました
しかし、ファスナーが下に向けて閉じるタイプだったので、ここに隠すことはできませんでした
その結果こんな感じでコードが垂れてしまっています
これは今後の課題です
シートが動くので、多少の余裕を持たせて配線しています
モニター側のコードをナビ裏まで持ってきたら後はそれぞれをつなぎ合わせれば完了です
⑤動作確認
コード類をすべて繋いだらナビのハーネスを差し込みます
数が多いので、刺し忘れがないように注意します
この時点でリアモニターの動作確認をしておきます
またバラすのはしんどいので、電源が入ること、HDMI入力をしっかりとできることを確認します
⑥復帰
動作確認ができたら後は元に戻します
ネジがほとんどなかったため、バシバシはめ込んでいけば完了します
爪を折らないようにだけ注意して作業します
最終的に元の形になれば作業完了です
モニターのレビュー
今回取り付けたのは中華製のモニターで、10.6インチでした
画質は何とナビよりもきれいに感じるほどでした
映像のdelayはほぼありませんでしたが、モニターのスピーカーをonにすると車のスピーカー出力と比べるとdelayが気になる感じでした
付属のリモコンは反応性が悪く、ちょっと気になる部分です
まとめ
今回エクストレイルにヘッドレストモニターをつけてみました
作業自体はこれまでに何度もやってきた電装系dIYとほぼ同じなのでそんなに苦ではなかったのですが、電源がはっきりしなかったのと、コードの取り回しがちょっと難しかったので苦戦しました
テスター等装備が整っていれば大きな問題なくできると思います