前回の記事の通りDIYでイグニッションコイルとスパークプラグの交換を行いました
その結果、残念ながらエンジンに重大な不具合が生じ、boxerエンジンのような音になってしまいました
そこで、不具合の原因を探っていきたいと思います
現在の症状
前回の記事の最後にも書いた通り、コイルとプラグを交換した後にエンジンに不具合が生じました
動画の通りエンジン音はboxer soundになってしまい、小刻みに不快な振動が生じてしまっています
しかし、メーターのエンジンチェックランプは点灯していません
この状態で空ぶかしをしてみると、2000rpmを越えたあたりからエンジン音は少しまともになり、振動も落ち着く感じでした
プラグ、コイル交換+スロットル洗浄直後なので、燃調の問題かと思い急速TAS学習を行いましたが、症状は一向に改善しませんでした
故障コードの自己診断
日産車の場合、急速TAS学習と同じように特定のコードを入力すると自己診断モードを起動することができます
入力するべきコードは
- キーon
- 3秒待つ
- 5秒以内にアクセル全開→全閉を5回繰り返す
- アクセル全閉のまま7秒待つ
- アクセル全開として10秒キープ
- チェックランプが点滅を始めたらアクセルoffとして点滅回数をカウントする
以上です
故障コードは4桁で、点滅によって示されます
1000の位は0.6秒間隔の点滅、100の位以下はそれぞれ0.3秒間隔の点滅で表示されます
今回のZの故障コードは以下の通りでした
故障コードとその内容はこのように対応しています
今回は動画の通り0300のコードだったので複数シリンダー失火という診断になります
この診断が最も手ごわく、はっきりとした原因は何一つ示されていません
VQの場合、6本あるシリンダーのうちの2つ以上に問題があることを示しています
そして、その原因は
①点火系の問題(プラグ or コイル)
②吸気の問題(エアフロセンサーよりエンジン側での吸い込み)
③燃調の問題(O2センサー不良)
④シリンダー圧縮抜け
となるようです
今回は、プラグ、コイル交換及びスロットル洗浄後に症状が起きたので、原因として考えられるのは①か②と思われます
簡易診断期の購入
自己診断ではどうしても下人が突き止められなさそうだったので、カニ診断機も購入しました
これで他にも隠されたコードがないか知りたかったからです
今回購入したのはこちらです
OBDコネクターに接続し、Blue tooth接続でスマホから故障診断、コード除去ができるというものです
説明書はすべて英語でした
アプリで操作するのですが、基本的に英語のものを自動翻訳されたものなので、日本語としては多少難ありな感じです
アプリをダウンロードしてユーザー登録し、目的とするメーカーのデータをダウンロードします
最初の1年は5つまでのデータが無料です
それ以降は1データ約20$/年でサブスクリプション購入となります
サブスクリプション形式なので、新車種などのデータが更新された場合も自動で更新されていきます
今回はNISSANのデータを購入し、診断を選択してみました
ほとんどの項目で失敗になっていますが、唯一OBDⅡ 9141-2のみ成功となりました
そこを開いてみるとこのような結果になりました
すると自己診断と同じく、故障コード0300のみで、それ以上の情報は得られませんでした
しかし、10000円前後の診断期でも問題なく診断ができることはわかりました
この後、原因に対して対策を行いましたが、最終的に故障コードの消去も可能でしたので、診断機を検討されている方にはおススメかと思います