今回はクルマネタです
Zはそろそろ10万キロを迎え、かつ今年車検となります
そうなると経年劣化で不具合が出てくる部分も多くなってきます
そんな部分を車検前にDIYで予防整備しておきました
予防整備とは
予防整備とは今のところ大した症状は出ていないものの、今後経年劣化等で不具合が予想される部分を予防的に交換、整備しておくことです
多くは電動で回るパーツが対象となり、セルモーターや燃料ポンプ、電動ファンなどが該当します
その他にはローターなど車検で交換が必要となる部分も含まれます
以前に交換したイグニッションコイルもこれに該当し、おおよそ10万キロを目安に一度交換しておくと安心かと思います
セルモーターとは
セルモーターはエンジンをかける際に必要なもので、キーを回したときにキュルキュル回るあいつです
何をしているかというと、バッテリーの電力でクランクシャフトを回し、エンジンを強制的に回すことでエンジン内での燃焼が始まるのを助けるものです
これがないとエンジンがかからないので、不具合が起きてから交換しようと思うと、車が動かせなくなってしまいます
そこで、壊れる前に予防整備することが重要なパーツです
DIYでも交換できますし、パーツもリビルトという形で購入しやすい価格で出ているので試しにトライしてみるのもありだと思います
今回はZ自体が15年選手になり、リビルトですら手に入らなくなる可能性も出てきたので、今のうちに交換することにしました
交換作業
交換作業は純正品を外してリビルト品を取り付けるだけです
Zの場合、セルモーターは左前輪の奥に隠れています
ここにミッションとエンジンのつなぎめがあり、そこに刺さっています
ジャッキアップして左前輪を外せば簡単にアクセスできます
写真の矢印部分にセルモーターがあります
下にもぐってみると赤丸の部分です
ちょっと見えにくいですが、固定用のネジもすぐに見つかります
固定ボルトはM14でややきつめに締まっていますが、普通のラチェットで外せます
取り外したセルモーターと今回購入したリビルトのセルモーターの比較です
純正品番は2330 CG000でした
かなり汚れていますが、動き自体は特に問題はありませんでした
リビルト品も基本構造は全く同じでした
刃の枚数も変わらず、問題なく動きそうです
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RAPリビルトスターターモーター フェアレディZ HZ33 純正品番23300-CG000用 /セルモーター 価格:22,579円 |
今回使用したリビルトモーターです
Z33はセルモーターが2種類あるようですが、VQ35DEの場合は2330 CG000に対応するものが該当するようです
セルモーターには固定ネジの穴が2つあります
片方はネジ山が切ってあり、もう一方はネジ山なしです
これは固定ネジの締め付け方向に依存しており、純正の時点で向きが決まっているので、取り付け時に向きを間違えることもありません
取り外すと左の写真のように大きな穴が開きます
取り付けは外したのと逆の手順で締め付けるだけです
取り付けボルト2本、カプラー、+端子コードを順番に締め、バッテリーをつないで動作確認すれば完了です
セルモーターの締め付けトルクは40N・mくらいみたいです
折角買っていたのでトルクレンチを入れてみようと思ったのですが、残念ながらスペース的に入らなかったので適当に強く締め付けました
交換作業のためにしばらくバッテリーを外したので、急速TAS学習をやり直して作業終了です
外した本体の返送
今回購入したのはリビルト品という再生部品です
そのため、外した中古の部品を返送しないといけません
それにより、外した部品がまた再生されて他の誰かの役に立つことになります
リビルト品を購入する際の注意点としては、商品の発送日から2週間以内に返送しないといけないという縛りがあります
そのため、作業ができる環境を整えてから購入する必要があります
実は今回、セルモーターを注文してから前回の記事にある通りロックナットアダプターソケットがないことに気が付きました
そのため、大急ぎでマスターソケットなどを購入して何とか期間内に交換して返送できました
そんなこんなで、急ぎでいろいろ買ったため、不要なものも買ってしまい出費が嵩んでしまいました
返送自体は送られてきた箱に外した本体を入れて、付属の着払い伝票を使って送るだけなので特に問題はありません
まとめ
今回は予防整備として、特に不具合は無いですがセルモーターの交換を行いました
交換前に問題がなかったので、今回の作業で何か良くなったかというと何も変わりませんが、しばらくの安心感が得られました
作業自体は1時間もあれば簡単にできるので、セルモーターの不具合等で悩んでいる方は是非行ってみてください
リビルト品の場合、安く新品同等の品を購入できますが、返送期間が限られているので、購入のタイミングに関してはしっかりと吟味する必要があるので注意してください