ガレージハウスで愛車と気ままな日々‼️ 目指せSETAGAYA base🚘的生活‼️

34歳の一般人です。クルマが好きすぎてガレージハウスを建てました。ローン地獄ですが頑張って返済中です。。。建設までの経緯やその後、愛車について少しずつ書いていきたいと思います。

パーツがないなら作ってしまえ!初めてのC-FRP DIY! 型作り編

今回は久しぶりのクルマネタです

ZのDIYを数多くやってきましたが、市販のパーツがあるものは買ってしまえばいいので問題ないのですが、どれだけ探しても売っていないパーツはどうしようもありません

今回は、そんなパーツの自作に挑戦してみました

今回作ったパーツ

さて今回作ったパーツですが、3連メーターのフードカバーです

ここはZ33の弱点なのですが、内装塗装が脆弱です

黒の塗装は簡単にはがれてしまい、再生できません

フード部分だけが外せてしまえば再塗装も簡単なのですが、このフードは外すことができません

以前にこの部分の塗装剥げに対してカーボンシールを貼って隠してみました

www.omsincarandhouse.work

それが時間経過とともに残念な感じになってしまったので今回C-FRPDIYに挑戦してみました

C-FRPでは型作りとFRPの積層が重要になってきます

今回はそのうちの型作り編です

 

以前のDIYの現状

メーターフードにカーボンシールを貼ってから2か月が経ちましたが、現状はこんな感じになっています

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面の部分はまだくっついているのですが、角の部分から剝がれ始めてしまっています

どうしても局面部分はヒートガンで熱して引っ張りながら貼るので、時間が経ってシールが硬くなってくるとどうしても剥がれてきてしまいます

先に書いた通り塗ることも難しく、以前の記事に書いた通り市販の部品は売っていないので、なかなか対策しにくい部品ではあります

 

今回のDIY

今回のDIYですが、最終目標は本物のカーボンを用いてC-FRPを作成することです

局面が強くシールでは追従しきれないので、カーボンパーツを作ってしまえということです

それに際し、まずは型を作っていきます

FRPの型

FRP工作は型にグラスファイバーやカーボンシートをあて、そこに樹脂をしみこませて硬化させるというものです

車のアフターマーケット品の外装パーツでは非常にポピュラーなものですが、型の精度で完成品のフィッティングが決まってしまうほど、型が重要です

そんな型には雄型雌型があります

雄型とは型が作りたい製品と同じ形のことで、製品の内側に型が来ます

反対に雌型は型が作りたい製品の反対向きで、製品の外側に型が来ます

基本的には雄型を作り、そこにカーボンシートをあてがってFRPを流していく感じです

今回の型作り

今回はZの3連メーター部分のカバーを作成する予定です

メーターフードは取り外しができないので、車に付いたまま型取りをしていきます

最終的には雄型を作成してそれをもとにC-FRPを作っていきたいと思います

型取りの流れとしては

車体の3連メーターから雌型を作る→雌型をもとに雄型を作る

といった流れです

ではDIY作業を進めていきます

DIY作業

事前準備

まずは型取りの事前準備です

型材の購入とメーターフードをきれいにします

今回は雌型剤として100均の紙粘土、雄型剤としてブルーミックスを準備しました

メーターフードは以前のDIYでカーボンシートを貼っていましたので、それを剝がしてしまいます

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元の塗装も剥がれることなく、きれいにはがすことができました

これで下準備は完了です

雌型取り

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まずは本体から雌型を作っていきます

ダイソーの紙粘土を使っていきます

直接ぺたぺたしてもいいかとは思いましたが、粘土が残ったり剥がれずに欠けたりすると嫌だったのでメーターフードにはマスキングテープを貼りました

型を取りたいフード部分と周囲の部分の色を分けたので、粘土を載せた後に緑のマスキングテープが出てないかどうかを確認できたので良かったです

紙粘土2パックをすべて使って取りたい型より大きく紙粘土を載せてしっかりと圧着しました

この状態で丸1日放置して自然乾燥させました

雌型の形成

自然乾燥させた紙粘土は表面を触るとしっかりと硬くなっています

後はバリっと割らないように注意しながら丁寧にフードから外していきます

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意外ときれいに型取りできました

ここから雄型をとる準備をしていきます

このままだと小さな気泡等で表面がガタガタなのと、雄型が外れない可能性があるので、アルミテープを全面に貼っていこうと思いました

しかし、紙粘土では表面に粉が噴いておりアルミテープを含めたテープ類が全くくっつきません

そこで、木工用ボンドを水で薄めたものを全体に塗布し、乾燥させることで表面にボンドの層を作ってアルミテープを貼れるようにしました

薄める比率は1:1で30分もすれば乾燥してくれました

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こんな感じでアルミテープを貼れました

ここはしょせんは雌型なので、100均のアルミテープを使用しています

これにより大きな気泡や粘土の欠けはマスクされました

雄型取りの準備

続いて雄型をとっていきます

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雄型剤としてブルーミックスを購入しました

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2剤を混ぜて使用する粘度のようなもので、主成分はシリコンです

混合して型に当ててから30分程度で硬化します

型を取った後の剥離のために、ベビーパウダーを薄く雌型に塗ってからブルーミックスを詰めていきます

雄型の作成

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しっかり硬化したことを確認したら方から外していきます

内張り剥がしなどできっかけを作ってあげると、単純な面はきれいに剥がれます

前側の折り返しのある部分は粘土の隙間にブルーミックスが入ってしまっており一部を崩さないといけなくなりました

そのため、雌型の再利用はできませんでした

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雄型自体はシリコン製なので、カッターで簡単にカットできます

余分な部分はカットしてスリムにしておきます

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最後に雄型にもアルミテープを貼ってコーティングして完成です

 

まとめ

初めてのC-FRP工作での型取りをまとめてみました

1週間弱かかりましたが、何とか雄型まで作成できました

次回はついにカーボン貼りを行っていきます

まさかあんなことになるとは。。。