今回はエクストレイルネタです
2024年大晦日から初詣を挟んでエクストレイルのDIYを行ったのでまとめてみます
今回行ったのはフロントスピーカーの交換とデッドニングです
以前にフロントスピーカーの交換は行っています
このあと、1年後くらいから左側のスピーカーから音が出たりでなかったりという症状が出現したため、一度左側のスピーカーをバラシて確認したりもしました
特に異常はなく、作業直後は音が問題なく出ていたようですが、再度症状が出始めてきました
さらに、2人目の子供が生まれ、今後はかみさんがエルグランド、自分がエクストレイルに乗り換えることになったので、自分の通勤時間のQOLを向上させるため、スピーカー交換&デッドニングを行うことにしました
今回使用するキット
今回購入したのはこちらです
スピーカーはKenwoodのセパレート2 wayにしました
KFC-RS175S KENWOOD ケンウッド 17cm 2way2スピーカーシステム セパレート カスタムフィットスピーカー カースピーカー ハイレゾ対応 2本1組・ツィーター1組付属 価格:13980円 |
我が家では定番の商品です
コスパが最も良いと思い愛用しています
自分が乗るならツイーターは必須なので、セパレートにしました
後は1枚物の大判の制振材とエプトシーラーです
価格:5990円 |
エプトシーラーは10mm厚と5mm厚の2種類を購入しました
[10mmx1000mmx500mm] 日東電工 エプトシーラーEE1010P【be on sound】車 防音 防音シート 車 デッドニング 制振材 吸音材 断熱 遮熱 防水 制振 高機能 高性能 価格:3610円 |
これらを使って作業していきます
フロントドアデッドニング
まずはデッドニングから始めます
内張りをサクッと剥がして、以前にスピーカー交換したときに申し訳程度に行ったデッドニングと防水シートを剥がします
冬場の作業なので、ブチルゴムは硬化しており容易に剥がすことができました
防水シートを剥がしたらデッドニングを行います
まずはアウターパネル側です
今回、ロールの制振材を購入したので、これまでやってみたかった漢の1枚貼りをやってみました
何かしら効果があるのかはわかりませんが、大判の制振材をそのままアウターパネルに貼り付け、補強用のビームも一括りに固定していきます
そこに大判のエプトシーラーを貼り付けてしっかりとした面で制振、吸音を行うようにしました
続いてインナーパネル側です
こちらはサービスホールから出る配線の周囲にエプトシーラーをしっかりと貼ったうえで制振材でサービスホールを塞いでしまいます
かなり大量の制振材が手元にあるので、ケチることなく大胆に貼っていきました
さらにサービスホールを塞いだ制振材の上にエプトシーラーを貼り、余計な音が抜け出てこないようにしておきます
そして今回は制振材がいっぱいあるので、インナーバッフルボードの形に切り出した制振材をドアパネルとインナーバッフルボードの間に挟み込みました
インナーバッフルボードは再利用するので、スピーカー固定用のネジ穴が緩まないよう、M5の鬼ナットを打っておきました
大晦日の22時ころから作業を開始して、右ドアが終わったタイミングがちょうど日が変わる頃だったので一度初詣を挟んで左ドアの作業を行いました
もちろん左は写真なしですが、右と同じ作業を行っています
スピーカー交換 メインウーハー
デッドニングが終わったらスピーカー交換に入ります
まずはドアに取り付けるウーハーです
今回は通電性能の安定化が重要な課題だったので、こちらの端子を使用しました
エーモン3326 圧着接続端子 10個 |トラック用品 カー用品 配線 電装 電子 補修 パーツ 部品 端子 価格:440円 |
BRZの電装系DIYの時に多用し、その作業性と安定性に信頼感のあるパーツです
以前の記事で熱圧縮チューブで取り付けたことになっていたのですが、今回ばらしてみると左は熱圧縮チューブ、右はギボシ接続になっていました
圧着接続端子はこの2つの機能を併せ持つものなので、安定してかつ防水性も高い接続ができます
配線は新しいスピーカーについてきたものに交換し、ウーハーを取り付けました
音が出るか確認し、問題なく音声再生ができたので内張りを戻して年跨ぎDIY第一弾は終了としました
デッドニングにかなりの時間を取られたので、トータル5時間ちょっとの作業となりました
スピーカー交換 ツイーター取り付け
日が変わって1月1日の深夜です
1月1日は普通に仕事があったので、仕事終わりに家族が寝た後の作業再開となります
セパレートスピーカーの最大の難所、ツイーター取り付けです
もっとも簡単に取り付けるなら、ドアスピーカーから配線分岐させてそのままドアに取り付ければよいのですが、雨にぬれたり、サイドミラーを見る際の視界の妨げになったりとであまり好きではありません
音をきれいに届けるためにも、できるだけダッシュボード上の取り付けにこだわっています
エクストレイルのダッシュボード奥にはいかにもツイーターがいそうなメッシュ部分があったのですが、よくよく見てみるとただの加飾で全く穴も開いておらず、ここにツイーターを埋め込むことはできなさそうでした
そこで、普通にダッシュボード上への取り付けを行います
以前の記事に従ってナビ周りをバラシてナビを取り外します
ナビ裏のコネクターの中から、音声信号を出力している20ピンのコネクターを探し出します
ここからスピーカー信号を取り出します
BUST BEAT 日産 ニッサン 純正 MM520D-L 対応 20P 中継コネクター 電源&スピーカー取り出し ハーネス 価格:2980円 |
世の中にはこんな素敵なハーネスが売っているらしく、これさえあれば迷うことなく作業ができるのですが、年末年始ですぐに手に入れる術はなく、いろいろとネットを漁って情報を収集し、ハーネスの中の音声信号の部位を同定しました
この角度でハーネス裏の配線を見たときに記載の位置からスピーカーの音声信号の配線が出ています
我が家のエクストレイルは、ディーラーオプションのドライブレコーダーがついており、その電源を取り出すために配線延長ハーネスが嚙まされていたので、ここの該当部分のコードを切って分岐させていていきます
スピーカーに付属のパッシブネットワーク付きコードを根元でカットし、車体側のコードと圧着接続端子を使ってつなぎ合わせ、分岐配線を作成しました
これで外れることもなければ、漏電することもなく安心です
後はツイーターのコードをダッシュボード裏を通してAピラーまで誘導し、Aピラー根元に
貼り付けたツイーターと接続して完了です
エクストレイルはAピラーのカバーが外せず、配線を隠すのがかなり大変でしたが内張はがしを使って何とか隠しきりました
この配線でツイーターからも問題なく音が出ているので、分岐位置も含め問題なかったと思います
ツイーターの取り付けは3時間ほどで終了しました
延長ハーネスが取り外して家の中に持ち焦ればよかったのですが、ドライブレコーダー側の配線のコネクターが見当たらず、本体までつながっているようだったので、車内での配線加工となりました
狭い中での配線加工が一番つらいですね
デッドニング前後のドアノック音の比較
最後におまけです
デッドニングを施工した前後の比較のため、ドアノック音の比較動画を撮ってみました
顔が映りこんでしまったため、写真に音を載せています
デッドニングを行ったフロントドア側では、明らかにノック音の響きがなくなり、固い音になっています
こうなると、まだまだ残っている制振材を使ってリアドアのデッドニングを行いたくなってきてしまいます
本当は自分一人で乗るなら調子の悪いリアスピーカーはそのまま潰してしまうつもりでしたが、せっかくなので時間を作って作業してみようかと思います