今回はクルマネタです
先日オイル交換をした際に重大な事実に気づきました
この記事にある通り、高速を走った後のZのオイルがずいぶんと減っていたのです
そしてその後の記事に書いた通り、白煙も吹いていることに気づきオイル漏れ止め剤をいれてみました
今回はその後の経過と追加した対策についてまとめてみます
今回やったこと
オイル漏れに伴うと思われる白煙に対し、オイル漏れ留め剤を投入してからDIYでできる範囲内で行った対応は以下の通りです
①アイドリング
②高速走行
③PCVバルブ交換+100km走行
④エアフロ洗浄&メモリーリセット
これらそれぞれの作業をまとめていきます
最後に通しての白煙の状況を動画にまとめてあります
①アイドリング
まずは最も簡単な作業です
オイルが減っていたと思っていたので、漏れ止め剤を入れていきなり走るのはちょっと怖かったというのもあります
何かあってもすぐに対応できるよう、家のガレージ内で毎日5分ずつ3日連続でアイドリングをしてみました
漏れ止め剤の箱に投入から300km走行後から効果が出ると書いてあったので、アイドリングすることで、走行にあたる分のエンジン回転を行おうというのが目的です
結果としては全く症状は変わりませんでした
②高速走行
たまたま仕事の都合で高速を走る機会があったので、エルグランドではなくZで行ってきました
往復150kmほど走った(内高速走行120km)後にオイル量のチェックと白煙のチェックを行いました
レベルゲージでチェックするとオイルは全く減っておらず、汚れも気にならない程度でした
しかし、白煙の方は全く変わらず、回転を煽ると吹いてくる感じでした
③PCVバルブ交換+100km走行
その後、仕事温都合で100kmほど下道を走る予定があったので、それに合わせてPCVバルブを交換してみました
PCVバルブとは
PCVバルブとはエンジンのブローバイガスをインテークに戻す際にブローバイの引き込み量を調整するバルブのことです
これがオイル汚れなどによる不具合で開きっぱなしになったり、開かなくなったりすることで白煙が出ることがあるという記載を見つけたので今回交換してみました
購入したもの
購入したのはこちらです
フェアレディZ用 バルブ 『Assy 一式』 のみ 11810-8J102 Z33-GL 日産純正部品 価格:2,016円 |
日産純正のPCVバルブです
お値段も安いので気になっている方は買ってみて交換してみるのはありだともいます
交換作業
交換作業です
Z33のPCVバルブは右バンクの先端についていて、すぐに見つかります
24mmのディープソケットがあれば外すことができます
バルブにつながるホースを1本外すだけという簡単な作業です
今回購入したバルブにはOリングが付いていませんでしたので、交換作業を考えている方は注意してください
バルブの比較です
古いものはオイルで汚れて変色しています
外してみてみると、バルブが固着して開閉しない状態でした
新品は降るとカチカチ音がしてバルブ部分が上下に動くのですが、古い方は全く動きませんでした
Oリングについては僕は開けてから気が付いたので、もともと付いていたOリングを再利用しました
後は元通り組みなおして完成です
作業時間は5分ほどですので、とても簡単です
外した方のバルブをパーツクリーナーで吹いてみたところ、バルブ部分が動くようになりました
新品は買わずとも、定期的にパーツクリーナーで掃除してみてもいいかもしれません
白煙の状況
PCVバルブを変えて100kmほど走った後も結局白煙は改善しませんでした
ここまでで漏れ止め剤を入れてからほぼ300km走っていますが、症状自体は明らかな改善はありませんでした
④エアフロ洗浄&メモリーリセット
エアフロ洗浄に手を出した理由
ここまで来たらもはやなにか思いついたことをやっていくだけです
エアフロ自体は空燃比に関わる部分なので、煙としては黒い不完全燃焼の煙が出るはずです
③の行程が終わって動画を撮った際に、煙が黒っぽく見えたのがきっかけでした
これまで白煙だと思っていた理由に園児のいるが減っていたということがありましたが、今回オイル漏れ止め剤を入れた後の過程では、オイルが減る傾向が全くありませんでした
煙自体もエンジンを一気に吹かした時には出るものの、ゆっくり回転を上げたときや高回転で維持した時には全くでない状況でした
そこで、今度は黒煙に対する対策をしてみることにしました
洗浄作業
エアフロ洗浄は簡単ですが、かなり精密かつ線sないなパーツなので、取り扱いには注意が必要です
Zのエアフロは吸気ダクトの先端についています
コネクターを外すと、センサー固定用のトルクスネジが2本あります
これはいたずら防止用のピンが立っているタイプなので、工具は注意が必要です
舐めないように注意深くネジを外し、センサーを引き抜けばエアフロが取り出せます
とても繊細なエアフロは専用の洗浄剤で洗う必要があります
KURE エアフロクリーン 3018 エアフローセンサークリーナー 価格:838円 |
走行直後などの作業も温度変化のため禁忌なようですので、しっかり冷やして常温にしてから作業します
距離を取ってエアフロセンサーの穴という穴に吹きかけていきます
汚れた汁が出てくるわけでもなく、加減が難しいのですが、満足するまで吹きかけていきました
後は元に戻してエンジンを掛けて、チェックランプが点灯しなければOKです
メモリーリセット
これはほぼおまけです
この記事の作業と並行して行っていたので、ステアリングを外す際に念のためマイナスターミナルを外しておきました
結果的にメモリーもリセットされたわけです
特に狙ったわけではありませんが、効果があったかもしれないので記載してあります
煙の状況
動画にある通り、なんとこの作業の後煙は完全に収まりました!!
理由としては、もともと白煙ではなく黒煙(不完全燃焼)であったが、量が少なく白煙に見えていた
そして、ECUがVX-romに書き換えてあり、以前にプラグ、コイルを交換した際にコイルの取り付けを失敗してしまったことがあったので、その時に何かしら空燃比が狂って調整されてしまったのかもしれません
これらの複合的な要素から煙が出てしまい、DIYオイル交換の際にオイルが減っていたためにオイル漏れだと勘違いしてしまったのかもしれません
オイル漏れ止め剤が効いてきた可能性もありますが、エアフロ洗浄前後で走行距離は変わっていないので、考えにくいような気もします
経過の動画
ということで、無事煙が出なくなるまでの苦悩の経過をまとめた動画です
途中、絶望的な白煙が映っているところもありますが、一貫してアクセルを煽ったときだけに吹くというタイミングは一緒でした
後から見直すと、オイル漏れの際の青白い煙というよりは煤を含んだ灰色の煙といった感じに見えてきたりもします
まとめ
いろいろと試しましたが、何とか煙は収まってくれました
とはいえ、完全に原因が究明でき、対策できたわけではないので、しばらくはオイルの量と煙の具合に注意して乗っていきたいと思います
夏休みに入ったらエンジンのシリンダー洗浄もやってみたいと思っているので、そこまでやってシリンダー内のカーボンを燃やし尽くして煙が出なければ今回の煙騒動はひと段落かと思います
VQエンジン自体いろいろと細かな持病があるようですし、古いエンジンになってきているので、不具合情報などはしっかり集めて対策していきたいと思います