今回はクルマネタです
皆さんは今使っているETCの一部機種が2022年末ないしは2030年に使えなくなってしまうことをご存じでしょうか
我が家のZも2005年製で、中古で購入時からETCがついていたので微妙なところです
そこで、この機会にETCを更新することにしました
2022年に使えなくなるETC
まずは2022年に使えなくなるETCです
2022年は電波法の改正で、古い電波法規格で作られているETCが使えなくなります
各メーカーからいろいろと情報が出ていますが、我が家に関係するところだけアップします
https://www.nissan.co.jp/RECALL/DATA/info_ETC.htm
nissanのホームページに使えなくなる機種(純正採用品番)が記載されています
我が家のZには社外品がついており、めかーはアルパインでした
アルパインの対応情報は以下の通りです
アルパインについては2022年に使えなくなる機種は無いようです
2030年に使えなくなる機種
2030年はセキュリティー規格の変更に伴い、使えなくなる機種が出てきます
そのため、2030年では多くの機種が使えなくなります
この記事に詳しく書いてありますが、型番号や本体の表記で区別がつくようです
とはいえ、お上の気まぐれな集金対象だと思われるので、この先もどんどん買い替えが必要になってくるでしょう
ZについていたETC
というわけでZについていたETCを確認してみます
ZについていたのはアルパインのETCなので2022年問題はクリアできます
しかし、2030年問題は非対応機種でした
購入時にアルパインのナビがついていたので、それと合わせて購入されたものでしょう
このままでも問題はないのですが、せっかくなので今後の拡張性も考えてETC2.0に買い替えることにしました
今回購入したETC
今回購入したのはこちらです
KenwoodのETCです
Zにつけている彩速ナビとリンクすることが可能で、ETC2.0の最大の特徴であるインターチェンジの紺座地情報の取得、ナビ機能へのフィードバックが活用できます
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セールで安かったこともあり即決しました
データの書き込みは行きつけのニッサンディーラーにお願いし、取り付けはDIYにしました
ちなみに、光ビーコンの受信ユニットも購入すればさらに機能を拡張できます
セット内容はこんな感じで本体とコード類、取り付け用の両面テープです
ETC2.0になっても特に本体のサイズが大きくなったり配線が複雑になったりはしませんでした
セットアップ費用に関しては、やや割高に設定されています
取り付け作業
ナビの時と同様に以前のオーナーが配線をきれいにまとめて隠している関係で、今回はインパネ周りから運転席周りを全バラシになりました
センターコンソールバラシ
まずはセンターコンソールのばらし作業です
シフトノブを外します
我が家のZはnismoのGTシフトノブ ウレタンを使用していますのでそれを外します
純正の場合はネジロックがついているので硬めですが、力ずくでネジってやると外れます
そしたらシフトブーツ周辺のパーツを外します
これはクリップでついているだけなので、上法王に引っ張れば外れます
この時にハザードスイッチとエアコンコントローラーに配線がつながっているので、千切らないように注意しつつコネクターを外せばフリーになります
続いてエアコンコントローラーユニットを外します
これはユニット下にネジ2本があり留まっています
のぞき込んでプラスドライバーで外せば簡単に外れます
奥にコネクターが3個あるのでそれを外しましょう
外すときは運転席側のコネクターから、取り付ける時は助手席側のコネクターからにしないと、コードの長さ的に作業効率が落ちます
最後にナビユニットを固定しているステーを外します
これはネジ6本です
一番上はコンソールの収納の部分にメクラがあり、その奥にネジがあります
その他はさっきの状態で見つかるので目に見えるネジを外していきます
そうすればユニットごと外せます
この時に3連メーターのコードがあるので、注意してコネクターを外します
MT車の場合、シフトレバーの先端が鋭く、ナビやインパネに気渦を付けてしまうので、無からず布か何かで保護しておきましょう
シフトノブを付けておくのもありです
今回はウエスを巻いておきました
ここまでくればセンターコンソールバラシは終了です
我が家はないなど多くのものが後付けなので、配線が大変なことになっています
ナビのコードを外せばユニットはフリーになりますが、今回はそこまでは必要ないのでつないだまま助手席側に置いておきました
運転席側コラムバラシ
次についていたETCの配線をたどっていくと運転席側のコラム裏を通っていたのでこちらのコラムもばらしていきます
順序としては
ステアリングコラム下側を外します
ここはネジ4本あるので下からのぞき込んでネジを外し後は力ずくで引っ張れば外れます
純正セキュリティ付き者はセキュリティのアラートライトの配線があるので注意してください
次に運転席側下のコラムを外します
センターコンソール側はクリップ2個なので引っ張れば外れます
ドア側はネジ3本が隠れています
簡単なところはボンネットオープナーの脇に2本あるので下から覗いてください
残りの1本はサイドカウル内です
ウェザーストリップを外してアクセルペダル脇のカバーを外せばその中にネジが1本隠れています
これを外すとコラムカバーが外れ、写真のような状態になります
後はETCの配線を手繰りながら固定されているタイラップを外しました
配線作業
バラシと前のETCの取り外しが終われば後は新しいETCの配線作業です
電源はもともとのと同じ形の分岐配線が付属しているので、ギボシを付け替えるだけで終了です
アースは外して付け替えられれば良かったのですが、かなり奥のネジにアースされているらしく、追っていくのが面倒だったので途中で切断してつなぎなおしました
熱圧縮チューブを2重に巻いて漏電対策もばっちりです
コードの取り回しは運転席側のAピラー内を通しました
後はせっかくばらしたコラム内を通してセンターコンソールに導いています
取り付け
ここまで来たら後は本体をどこに取り付けていくかで悩みます
もともとのように運転席足元でもいいのですが、やはり後付け感が否めず、邪魔にもなるので何とかいい場所を探してみました
そして今回はこの場所にしました
まず受信機は以前の受信機と同じ場所に貼り付けました
こうすることで、糊を取り切らなくてもごまかせます(笑
本体はさんざん悩んだ挙句センターコンソール上の収納の中に入れました
ここにはもともとiPodを入れてあり、納車時に配線を通すために穴開け、グロメット加工をしました
その穴を通して配線を通し、本体を置くことにしました
残念ながら奥行きが足りず前向きにはおけなかったので横向きです
これで固定してしまうとカードを出し入れできないので、マジックテープで固定することにしました
これでカードの出し入れの時は本体を外せますし、走行中は固定されるのでがたつきもなくなります
これで運転席周りがすっきりしました
収納内に入れておいても本体からの音は問題なく聞こえるので動作には影響さなさそうです
追記
実はこれだけではETCとナビの連携接続がされていませんでした
実際にナビの設定画面から確認してもETCは認識されておらずせっかくの2.0のメリットが受けられない状態でした
そこで、ナビの設定画面から外部危機接続のタブに入り、ETCの部分で接続法タイプBを選択し、再起動すればETCが認識されました
この状態では、ETCからの音声もナビ経由で車のスピーカーから聞こえるようになります
この状態になればETC2.0の性能を如何なく発揮してくれます
おまけ
今回いろいろとバラしたついでにアルミテープチューンもしておきました
まずはこちら
ステアリングコラムです
ここはエルグランドでも何となく効果があったようなかったような場所ですが、ネット情報では最も効果があるようなのでやってみました
すでにステアリング安定性や反応性は十分ですがさらに向上してくれることを願っています
続いてはこちら
センターコンソール裏です
Zはセンターコンソールの裏側もカバーがかかっています
プラスチック製ですし、ここは電装関連品が多く静電気を帯びやすそうなので貼ってみました
効果は不明です
まとめ
ETCが使えなくなる問題への対応も含めETCの交換を行いました
書き換え以外はDIYでも簡単に行えます
今回の作業では特に特殊な工具は使っていませんので、工賃を節約して1グレード上の機種を購入してみるのもあるだと思います
工賃相場は5000円から8000円くらいのようですので、それなりの節約になります
今回の作業は2時間弱でしたので、時間がある方はぜひトライしてみてください