ガレージハウスで愛車と気ままな日々‼️ 目指せSETAGAYA base🚘的生活‼️

34歳の一般人です。クルマが好きすぎてガレージハウスを建てました。ローン地獄ですが頑張って返済中です。。。建設までの経緯やその後、愛車について少しずつ書いていきたいと思います。

パーツがないなら作ってしまえ!初めてのC-FRP DIY! 再リベンジ編

今回は前回に引き続きクルマネタです

市販されていないパーツのDIY作成にtryしています

今回はC-FRPの作成に挑戦中です

ここまでの流れ

www.omsincarandhouse.work

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Zの3連メーター部分のカバーが市販されておらず、その部分の塗装の剥げがひどかったのでカバーの自作に挑戦しています

メインのメーターフードにカーボンのカバーを購入していたので、それに合わせてC-FRPの作成に挑戦してみました

①紙粘度を使って車体から雌型作成

②雌型にアルミテープ貼り&離型用ベビーパウダー塗布

③ブルーミックスで雄型づくり

④雄型にアルミテープ貼り

⑤カーボンシート、レジン貼り

⑥真腔、加温形成

⑦離型不能で大失敗

⑧再度雌型の取り直し

⑨雄型再作成

⑩カーボンシート、レジン貼り、形成

  ↑ 今ここ

 

今回の手順

今回は前回作成したカーボンを型から外して仕上げていく予定です

初回は型を巻き込んでしまって全く離型できなかったので、今回はカーボン積層を2枚とし、端切れも少なめにしていますので問題なくことを祈っています

型からうまく外せたらいらない部分をカットして表面の仕上げも行っていきます

 

DIY作業

離型・形成

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今回は雄型がシリコン製であったことと、端切れを巻き込まずに外に広げておいたこともあり、きれいに離型することができました

シリコン製の型は適度な柔軟性があり、ポロっと外すことができました

端切れの部分はカットしないといけないので、ルーター用のカッターを購入しました

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結局はルーターでは歯が立たず、ニッパーとはさみでカットすることになりました

ちょっとずつ切っていって形を整えました

カーボン2層だとちょっと歯のゴツイはさみならカットできます

追加レジン

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ということで、仕上がったフードカバーがこちらです

形としてはまずまずですが、表面に吸引をかけた際にできたしわが残ってしまっています

これだとちょっと寂しい感じだったので表面にレジンを1層追加してみました

しかし、このしわは隠すことができませんでした

ならばと、もう1層カーボンを表面に重ねようと思いましたが、アールの部分がうまく乗らずにほつれてしまったので、断念しました

 

リベンジのリベンジ

先ほどのものを削って仕上げるという選択肢もありましたが、ここまで来たら何とかきれいにやり直ししたいと考えました

カーボンの手持ちはなくなってしまったので再度同じセットを購入してやり直しを行います

反省点としては、表面に吸引でできたしわが残ってしまったということだったので、作り方を変えていきます

サンドイッチ法での再作成

ということで今度はサンドイッチ法を試してみます

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こんな感じで、雌型と雄型にカーボンシートをサンドイッチさせて形成してみます

雌型は最初に作った柔らかプラスチック製のものを使います

余分なレジンを吸い取るショップタオルは雄型側に配置しました

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3回目ともなると時間的にも精神的にも余裕が出てきます

雌型側にレジンを染み込ませたカーボンを2層敷き、そこにビニール袋、ショップタオルを重ねてお姿をはめ込みます

結構厚みがあるので不安でしたが、しっかりとフィットしてくれました

後は真空パックに入れて加熱形成します

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加熱中に雌型の柔らかプラスチックが一部溶けるというハウ人ぐはありましたがアルミテープと真空パックのおかげで大きく変形することなく固めることができました

離型は雄型は簡単に外れたのですが雌型はなかなか外れず、貼っておいたアルミテープごと外す羽目になりました

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外したカーボンカバーです

それなりにきれいに形成出来ました

いらない部分ははさみとニッパーでカットしてあります

 

完成品の比較

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完成品の比較です

サンドイッチ法の方が表面はきれいです

小さな皴もなく整っています

アルミテープの後はありますが、レジンの厚みの差のみなので、ペーパーをかけて整えればなくなると思います

ツヤ感は1層レジン層が多い分だけ雄型のみの方があるように見えますが、これはレジンを積めば克服できそうな感じです

アールのきつい部分はサンドイッチ法では一部レジンに巣が入ってしまっていますので、その部分はしっかり削って載せなおしをしたいと思います

 

ひとまず、許容範囲内のものができましたので、次回仕上げを行っていきたいと思います

 

まとめと反省点

今回の作業を経て学んだことです

①型はシリコン製がいい

これは離型性や仕上がりから思いました

雄型、雌型ともに液体シリコンのKE-17でつくれればかなり満足度の高いものが仕上がる気がします

この後仕上げをして気に入らずにもし作り直すことがあれば、その時はもう1つシリコンを買って雌型も作り直してから作成したいと思います

②サンドイッチ法がおすすめ

これは仕上がりのきれいさがダントツでよくなります

しっかりと雄型、雌型がフィットすれば、きれいに仕上げることができます

表面もしわが寄らずに仕上がるので、整える手間も省けます

③真空形成は不要

今回は真空にこだわってやっていきましたが、サンドイッチ法を行うのであれば真空にこだわる必要はなさそうです

真空というよりも圧をかけることの方が重要なので、サンドイッチして型の上に重りを載せておけば十分です

④レジンは先にカーボンシートに染み込ませる

カーボンシート自体はただ編み込んであるだけなので、簡単にほつれてしまいます

アールの部分などに貼る際にはなおのことです

先に型にレジンを塗ってそこに重ねてレジンを足すみたいな記事が多いですが、それではぽろぽろとほつれてうまくいきません

先に段ボールの上でレジンをしっかりと染み込ませておけば、ほつれにくく複雑な形にも対応できます

段ボールは表面がざらざらなので、ほつれを予防してくれる効果もあり、汚れても後は捨てるだけなのでおすすめな素材です

 

以上を今回のDIYで学びました

後は仕上げの工程です

次回、仕上げを行い、許容範囲内の仕上がりであればZに取り付けていきたいと思います

一部気に入らない部分などがあれば、気が進まないですがまたやり直しも考えていきたいと思います

参考にしてDIYをされる方は、この部分を注意してやっていただければいいなと思います