今回は前回の続きです
以前にカーボン加工でセンターの3連メーターのメーターフードのカバーを作りました
しかし、型がうまくできなかったこともあり、フィット感はいまいちでした
そこで、前回メーターフードをばらして塗装することにしました
しかし、Z33の内装の純正塗装のせいでうまくいかず、一度心が折れていました
今回はその続きをやっていきます
まずは前回の終了時です
色入れまでしたのですが、下地のサフが上塗りで浮いてしまうという事態になり、全剥しとなりました
ここから心が折れつつ、写真を撮ることなく無心で削りました
サンドペーパーを新たに購入し、#240→#400と削って塗った塗膜をすべて落としました
そこからサフを2層重ねて下地を完成させました


今回はきれいに下地を仕上げることができました
薄塗りを意識して完成させ、できた下地に#600で傷をつけて本塗りに取り掛かります
今回は前回と同じ塗料を使っていきます
色はブルースチール→スチールブラック→ブルースチールと重ねます



左から順に色塗りを重ねていきました
写真ではあまりわかりませんが、ブルースチール1層では意外と青いラメが目立ってしまうので、間にスチールブラックを挟むことで色味を調整しました
きれいに塗れたので、あとはクリアで仕上げていきます


まずは普通のクリアを吹きました
しっかり乾燥させると、やはり艶が出すぎてしまいます
この状態で取り付けると、フロントガラスに映り込みが酷くなってしまうのでこのまま完成とはいけません


そこで、艶消しクリアを重ねました
見事に艶感が消え、純正のようなきれいな仕上がりになりました
ただの黒ではなく、ブルースチールの青みが光の加減で出てくるのできれいな感じになりました
ここまで来たらあとは元通りに組み立てるだけです



このメーターフードの後端はプラスチックを溶かしてくっつけるようになっているので、再利用はできません
とりあえず、外した際に残ってしまった部分はニッパーで切除しました
ここで問題となるのは、どうやってここの部分を留めるかです
今回はグルーガンを使いました
グルーガンで固定して、エプトシーラーで補強しました


しっかりをフィットしています
メーターフードだけきれいにしたので、ほかの部分の塗装が落ちているのが気になりますが、また下地を作るのは大変なので、今回はここまでとします
ここまでできれば後はセンターコンソールを元に戻すだけです



きれいに仕上がりました
外からも一番見える部分なので、ここが奇麗だとちょっとテンションが上がります
車内からもしっかりときれいなフードが見えるので、作業した甲斐がありました
カーボン加工がうまくいったらほかの部分にも応用できるかと、かなりの初期投資をしましたが、結局ばらして塗るという基本的な補修法が一番だということを痛感しました
シートを貼ったわけでもないので、縁が浮いてきたりしわが出てきたりすることのありません
ドアハンドル部分はかれこれ10年近く持っているので、ここもずっときれいな状態を保ってくれると思います
それにしても、初めからこんな感じの普通の塗装にしてさえくれれば、こんな面倒なことはせずに済んだのにと、Z33の内装デザイナーのセンスを恨んでしまいます。。。