マイホーム契約に向けて展示場に行き、いくつかのメーカーと話を進めていくと、どんな家に住みたいかという話が出てきます
その希望をもとに各メーカーの設計担当が図面を書いてくれ、それを比較したり、改変したりしながら理想の図面へと進めていきます
同じ希望を話してもメーカーごとに図面が異なり、それぞれのメーカーの強みや方向性を感じることができます
図面の作成は完全にメーカーのプロに任せてしまうのもよいのかもしれませんが、細かなニュアンスなど、伝えにくい部分が出てきます
そこで、自身で図面を書いてみてプロとディスカッションすることをお勧めします!
僕の感想ですが、自身で図面を書く利点と欠点は以下の通りです
〇利点
●設計士の思い描いているイメージが分かりやすくなる
打ち合わせのたびに図面は少しずつ改変されていきます。慣れていないと2Dを3Dに変換して話についていくのは大変です。もちろん3Dに変換して見せてくれることもありますが、毎回ではなく、要所要所で見せてくれる感じです。
そのため、3D変換できるソフトを使って自身で変換してみておいた方が良いです
●自身の思いを伝えやすくなる
百聞は一見に如かずということわざ通り、自身の思いが設計士にすぐに伝わります
設計の段階はメーカー設計士とのディスカッションで進んでいきます。その際に、こちら側の思いを確実に伝えるためには図面を書いておくのが一番です
〇欠点
●3D構成もできるものは有料ソフトになってしまう
どうしてもしっかりしたソフトは有料になってしまいます
とはいえ、ネット経由で購入できるので、お手軽です
メーカー純正ではないので、細かい仕様は再現できませんが、大枠をつかむのには最適でした
●メーカーによっては嫌がられる
これは体験談です。住友林業はもともと仮設計図*1を書いてもらうのにも5万円かかります。メーカー曰く、プロの仕事なので、たとえ仮のものでもお金がかかるとのことでした。
そんな住林さんに自作の図面を見せたところ、いろいろディスられた上に対案(メーカー側の図面)は5万かかるといわれたので、その時点でお断りしました。
以上、自身で図面を作るメリット、デメリットでした
では、実際にどうしたらいいのかということを、僕の体験から書いていきたいと思います
まずはソフトの選択です
ネット上にはいくつかソフトがありますが、口コミのいい“3Dマイホームデザイナー”というものにしました
このソフトの良いところは、操作が直感的で、素人でも簡単に図面が描けるというところと、ボタン一つで3D変換してくれるというところです
実際に立ち上げるとこのような画面になり、左のアイコンから部屋の種類を選んで、サイズを決めて配置していきます
後はパズル感覚で組み合わせて、ドアの位置を決めて。。。と進めると簡単に図面が描けます(これは我が家の1階を自分で作ったものです。なれれば30分ほどでできます)
このソフトのすごいところは簡易的ではありますが、各種診断ができるところです
収納力診断は非常に参考になります
例えば、僕が最初に作った図面はこんな感じです。3Dにも起こしてみました
最終の図面とは玄関の位置が逆だったり、階段が違ったりなどはありますが、ガレージ+ガレージ収納の配置や、洗面台からサニタリー、浴室までのつながりなどは最終図面まで反映されています
LDKのつながりは、この後に行ったモデルハウスを参考に現在の仕様に変更しました
これを口だけで説明するのは難しいです
また、3D再構成すると、バーチャル内見モードもあるので、実際に内部を歩いてみて雰囲気を確かめることもできます
こうやってゲーム感覚で図面を書いてみながら、他のメーカーのモデルハウスで気に入った装備をさりげなく入れてみたり、マンションなどのチラシの間取り図で気になった間取りを取り入れてみるなどしていけば、スムースに打ち合わせを進めることができます!
少し大変ですが、ゲーム感覚で楽しいですし、何より、人生で一番高価な買い物を、後悔なく行うために、ぜひやってみてはいかがでしょうか!!
*1:仮契約前のメーカー比較のために書いてもらう本当のたたき台図面です