我が家の窓はほとんどが機能重視で、ダイワハウスの純正品を設計士に言われるがままに採用しました
もともと、家の間取りや雰囲気にはこだわりがありましたが、窓に関してはほとんどない状態でした
そんな我が家ですが、個人的にこだわり抜いた窓が一つだけあります
それがこちら
ガレージと室内をつなぐ唯一の窓です
ガレージ側、室内側それぞれからの見え方はこの通りです
ガレージ側からはちょうど目線の高さにあり、ファミリー玄関のすぐわきにあります
室内側からは階段の下に位置し、ちょうど腰窓よりちょっと高めのような高さにあります
開閉機能の無い、いわゆるFIX窓で、60*60cmの正方形です。
この窓のどこがこだわりかというと
このように、ちょうど愛車のZのテールビューを切り抜いた絵画のようになるよう設計されています
もともと、FAIRLADY Zはそのリアフェンダーの妖艶なラインが非常に魅力的でした
いくらでも眺めていられるラインです
一方、ガレージハウスを建てるにあたって、ガレージは完全な趣味の空間にしたかったのです。
つまり、いわゆるリビングと一体型にしたり、たくさん窓を付けたりして、趣味の時間を監視されるのが嫌でした。
そこでその高さ、サイズにこだわってつけたのがこの窓です
Zを魅せるためだけの窓になっています
廊下を通る際には少し高さが低いのでミニはほぼ見えません
真横にきてZがこのようにきれいに見えるようになっています
これ以上大きいと余計な部分まで見えてしまうので、ガレージをきれいに保っておかないといけなくなりますし、これ以上小さいと廊下の動線上からZの全景を眺めることはできなくなってしまうのです
足を止めて一歩窓に近づくとこのようにテールエンドまで奇麗に見え、まさにZを堪能できます♪
これまで家に来た人たちの中で、この窓に気づいた人は恐らくいないのですが、所有者だけが愉しめる最高の贅沢です♪
そして、この窓にはもうひとつの秘密があります
それはこちら
窓の対面に1階の洗面スペースがあるのです
主に客人用の洗面台です
ここにどんな秘密があるかというと
このように、洗面台の鏡越しに、この窓を通してZが映るようになっています
この写真は自分が映らないように斜めの目線ですが、ちゃんと正面に立つと鏡の右サイドに窓越しのZのテールラインが映えます♪
これも、おそらく気づいている人はいないと思います😢
この窓は、このようなこだわりポイントのすべてを設計士に話し、詳細に調整して付けました
対面の洗面台も、このように見えることを狙って配置しています
車種が変わったり、窓からの距離が変わると見え方も全然異なってきますが、大方日産の車はテールラインが美しいので、この窓からはきれいなラインを拝み続けられると思っています♪
すべてを見せないという期待感と、窓枠がまるで額のように愛車を切り抜いてくれるという効果で、非常に満足度の高い窓に仕上がりました!
残念な点が2点あります
一つはガレージが特殊用途区画になってしまったため、窓がクリアガラスではなくワイヤー入りのガラスになってしまったという点です
とはいえ、あまり目立たないワイヤーなので良しとしています
もう一つはガレージのライトを廊下からon/offできるようなスイッチを付けなかった点です
せっかくのリアラインも、ライトが消えてしまうと全く見えません💧
これは住んでみるまで気づかなかった点です
YKK APのCMのように、窓をデザインすることで生活を少し豊かにしてくれるということを実感しました
大きな窓で大開口!というのも魅力的ですが、小さな窓で空間を切り抜いて楽しむのもありだと感じています
皆さんも、家の設計の際には窓のサイズや切り取る空間についても少し考えてみてはいかがでしょうか