今回は愛車DIYシリーズです
明日本編をアップしますが、その前にそこに必要な情報をアップする感じです
今回の記事について
今回の記事の内容はNISSANのエンジンでインテークなどを弄った際に必要となる作業のまとめ動画です
全閉位置学習
エンジンスロットルはアクセルペダルに従って一定の空気を通すように開かなければなりません
しかし、エンジンを使っているとスロットルは勝手に汚れていき、同じように開いているだけでは空気が通りにくくなってしまいます
そこで、エンジンは勝手に全閉位置学習を行っています
これを行うことで、どんなに汚れがたまっても、その位置を全閉位置(アクセル開度0%)とするので、アクセルに従って同じだけの空気を通すことができるようになります
方法
書いた通りスロットルの全閉位置は常に変化するので、勝手に学習するようにプログラムされています
その方法は、エンジンを切ってしばらく放置するだけです
普段乗っている時から、エンジンを切るたびにその5秒後のスロットル位置を全閉位置として学習していきます
そのため、特に何もしなくても勝手に修正されているわけです
ちなみに、その時のスロットルの動きがこちらです
エンジンoff後に、このように勝手にスロットルが動いて全閉位置を学習していきます
急速TAS学習
急速TAS学習とは
アイドル吸入空気量学習のことで、スロットル洗浄やセンサー交換などを行った際にエンジンコンピューターに最新のアイドリング時吸入吸気量を学習させ、ベースラインを調整するものです
アクセルのon/offをタイミングよく行うことで隠しコマンドを成立させ、学習機能を立ち上げることができます
洗浄などを行わなくても、少し調子悪いかなと思ったら一度行ってみるといいかもしれません
方法
まずは前提条件として以下の3点を準備します
①暖気(エンジン温度 70度~90度)にしておく
※これは水温計があれば正確ですが、無い場合は純正の水温計がちょうど真ん中を指
して安定するまで待てばOKです
②エアコン、オーディオはoffにする
③ハンドルはセンターポジションに合わせる
ここまで準備しておきましょう
そしてここからが本番です
- キーon
- 3秒待つ
- 5秒以内にアクセル全開→全閉を5回繰り返す
- アクセル全閉のまま7秒待つ
- アクセル全開として20秒キープ
※10秒経つとエンジンチェックランプが点滅をはじめ、20秒経つと点灯に変わります - エンジンチェックランプが点灯に変わったら3秒以内にアクセル全閉としてエンジンon
- 20秒以上何もせずにアイドリングさせる
以上です
この隠しコマンドを時間通りに行うとTAS学習を行うことができます
今回僕が行った際の動画です
右上に脚の動きも入れてあります
やや煩雑ですが、自宅でできます
慣れればほぼ1発で行えるようになります
30秒程度アイドリングさせたらいったんエンジンを切って再度エンジンをかけます
そこでアイドリングが安定していればTAS学習成功です
まとめ
NISSAN電子スロットルエンジンの自己学習機能についてまとめてみました
積極的に行う方は少ないかもしれませんが、機会があれば参考にしてみてください
明日は、この作業を使ってプラグ交換についての記事です
今回も動画編集はPower directorを使用しました