2021年ももう最終週となりました
このブログも開設してから2年が経ち、最近は家ネタはほとんどなく、クルマネタばかりになってしまっています
やはり、家系のネタは建築直後は多いものの、生活が落ち着いてくるとなかなか無くなってきてしまいます
とはいえ、年を取るにつれ生活環境は少しずつ変化してくるので、今後家を建てる方の参考になればと、その年に感じた家の良かった点、後悔点をまとめていきたいと思います
現在の生活環境
まずは現在の生活環境です
現状、富山市で家族3人暮らしをしています
僕とかみさんが32歳、子供が2歳です
車はご存じの通り、僕の趣味車のZ、通勤車のエルグランド、かみさんの日ごろの足のMINIクロスオーバーと3台を所有しています
設計時には子供が生まれることが分かっていたので、間取り自体は子供が生まれることを前提に作りました
3台目の増車については、仕事の都合で月に数回片道50kmの出張があったので、Zの過走行を予防するために行ったので設計段階からすると予定外という感じでした
今年感じた良かった点
さて、まずは今年感じた良かった点です
①ビルトインガレージ
まずはこれです
我が家のコンセプトでもありますが、ビルトインガレージが非常に役立ちました
ご存じの通り、昨年末から今年の頭にかけて、富山市は記録的大雪でした
この際に、自家用車がガレージ内に仕舞って置けることで、余計な雪下ろしの手間が省けました
雪下ろしの際に細かい傷がついてしまったり、雪に埋まって車が傷むこともなく、いいコンディションを保つことができました
我が家の場合、Zは冬場はまず外を走ることがない(冬タイヤを準備していない)ので、ガレージ内に収めておくことで痛みを抑えることができました
雪国では多少コストがかかってもビルトインガレージをおススメします
カーポートではどうしても雪が吹き込んでしまったり、気温が下がるので窓が曇ってしまったりしますので、そういった部分でもビルトインガレージにするメリットは大きいと思います
また、車を弄ったりするのにも、時間や天候に左右されないというのは非常にメリットが大きいです
タイヤ交換なども屋内でできるので、急な雪予報にも対応可能でした
②スケルトン階段
実は設計段階ではかなりもめた部分ですが、今となってはかなりのメリットを感じている部分です
我が家は廊下の奥に2階への階段を設置しているので、空間的な圧迫感を取り除くためと家全体のデザイン的な面を考慮してスケルトン階段を採用しました
スケルトン階段は踏板の奥が抜けているため転落の危険性があること、手すり部分のデザインをワイヤーにしたため、そこからも転落の可能性があることなどから、採用にはかなり検討を重ねました
しかし、実際に採用してみると、小さいころからこの階段を使っているからか、子供は全く怖がらず、ワイヤーにしたことでそれが手摺り代わりになり、2歳児にもちょうどいい高さに手すりがある状態を作り出せています
そのおかげで、今では階段の上り下りは全く問題なく行えています
1歳の後半ごろから自分一人で登るようになり、2歳を超えたころから降りられるようになりました
そういった意味では危険ばかりを気にして採用を回避しなくてよかったなと思っています
③広いベランダ
これは入居から3年目になりようやく日の目を見た部分です
今年はコロナウイルスの影響で外出含めかなり生活が制限されました
そんな中でもちょっとでも空いた時間を充実させるためにベランダでピクニックをしてみました
我が家の場合は2階リビングなので、リビングから直結しているベランダは非常に使い勝手がよくこれから頻用していこうと思います
ここら辺は間取りとの兼ね合いにもなると思いますが、2階リビングで設計を考えている方はぜひベランダを少し広めに設計しておくことをおススメします
たとえベランダとはいえ、外の風にあたりながらご飯を食べるだけでもかなりの気分転換になりますし、おうちごはんなら余計な出費もありません
ちなみに、ベランダで大きな荷物を仕舞う際には、ホームセンターのストッカーではなく、コストコの大きなストッカーをおススメします
耐久性、収納力、防水性共に文句なしの一品です
④軽量鉄骨仕様という安心感
これは間取りでも何でもないのですが、やはりダイワハウスという大手メーカーで軽量鉄骨という強度のある素材で家を建てて良かったなと思います
ダイワハウス自体は不祥事で営業停止処分を受けましたが、モノ自体はしっかりしていると思います
2歳後半にもなると子供も家の中で飛んだり走ったりかなり活発に動き回ります
ソファーから飛び降りるにしてもジャンプ力がついて体重も増えてくると着地した時の衝撃や音も大きくなってきます
そんな時、やはりダイワハウスの家であるという安心感は大きいです
また、高気密、高断熱のおかげで外への音漏れもかなり小さいので、多少子供が騒いでも安心していられます
⑤ONKYO 7.2.1ch サラウンドシステム
これは今年の広範囲活躍するようになりました
会社の同僚からPS5を購入したことにより、空いた時間にグランツーリスモをすることが増えました
それまではほぼテレビの音響で聞いていたのですが、PS5をきっかけに普段のテレビなどもこの音響システムを通して聴くようになりました
立ち上がりに多少のタイムラグはありますが、やはり自分の後ろからも音が聞こえてくるので臨場感がすごく、おうち時間が充実しています
今年感じた後悔点
続いては後悔点です
記事を書きながらいろいろと振り返ってみましたが、意外とよかった点の裏返しだったりして驚いています
①2階トイレの配管
これは昨年末から今年の頭に掛けてかなり悩まされました
昨年末の大雪や気温が低かった影響もあると思いますが、チビのう〇ちを流した後につまりが生じ、その後改善するまでかなりの時間と労力を要しました
冬場にいろいろと試し、いろんなものを購入しました
暖かくなってきたころに一度落ち着いたと思いましたが、結局夏前に再度詰まりが生じました
それ以降は特につまりもなく経過しています
実はこの2階トイレの配管のですが、設計の最終段階で変更しているのです
メイン玄関とファミリー玄関を土間続きにするためにパイプスペースを移設したのです
設計図でいうと、もともと黄色で囲ったの部分にパイプスペースがありましたが、これでは土間続きにできないということで、青い四角の部分に移設しました
2階のトイレからすると少し床下排管の距離は短くなったように見えますが、何か不都合があったのかもしれません
実際、この提案をした際に設計士から最初は難色を示されました
ファミリー玄関部分の天井を320mm低く設定するなどして何とか配管の傾斜を作り出してこの提案を通してもらった経緯があります
今のところ夏以降はつまりは起きていませんが、皆さんは設計段階でパイプスペースに移設についてはかなり慎重に行った方がいいと思います
今回のつまり騒動とは直接の関係は無いかもしれませんが、やはり後悔が残る設計変更でした
②収納力が少ない
これも住み始めて時間が経ち、荷物が増えてきたことで徐々に顕著になってきた問題です
まず一つお伝えしたいことは、ガレージ自体はそこまで収納としては機能しないということです
設計段階では使わなくなったチャイルドシートなど荷物が増えてもとりあえずガレージに放り込んでおけばいいと考えていました
しかし、実際に生活を始めてみるとガレージにはほぼ荷物を置いておけません
まずは外とつながる空間なので湿気や温度変化に弱いものはおいておけません
また、車が出入りすることや車関連の荷物(タイヤや整備工具、子供の三輪車など)を置くともうスペースはほぼありません
車自体がガレージの中でドアやトランクハッチを空けたりするので、その分のスペースが丸々デッドスペースになってしまいます
我が家は2.5台分のスペースに2台を停めていますが、もうカツカツです
設計段階ではガレージがあるので室内の収納スペースは1階のサニタリーと2階のパントリーに集中させる感じで設計しました
しかし、現状ではもうすでに力不足感が出てきています
パントリーも折角畳スペースをこあがりにしたので、その下の部分を床下収納にしておいたりしたらよかったなと後悔しています
皆さんも、収納自体は余るほど付けておいた方がいいと思います
③ビルトインガレージ
これはまさによかった点の裏返しです
ビル十インガレージのメリットは先に書いた通りですが、デメリットとしては、増車した際に全く対応できないということです
我が家では富山に来てから増車したエルグランドはガレージ内に入ることはできません
そのためガレージ前のスペースに駐車しています
そのため、昨年末の大雪の際にはやはり出発前に雪下ろしが必要になりました
また、増車した際に停めておくスペースもちゃんと考えておかないと、何となくガレージ前に停めてしまうとガレージ内のクルマを出せなくなったりと弊害が大きくなります
生活環境が変わると特に田舎では車の数が増えがちですが、そんな時にはビルトインガレージがかなり不利に働いてしまうこともあります
我が家では家の周りの環境や配置もあり、なかなかカーポートの増設も難しそうなのでもう少し生活が落ち着くまで様子を見たいと思います
④裏庭の天然芝
これは入居1年目から若干後悔していたのですが、やはり手入れに時間が取れないことがほとんどでかなり後悔してます
理想ではきれいに整った芝の上で子供と遊んだりバーベキューしたりといったことを考えていましたが、実際にはスギナに侵食され手入れが面倒くさくなりほぼ放置状態です
子供と遊ぶのもやはり庭では限界があるため公園に行ってしまいますし、バーベキューも実際にやってみると便利さなどから表のガレージ前のコンクリートでやってしまうことがほとんどです
現状、裏庭の真ん中に作ったコンクリート面で洗濯物を干すぐらいにしか活躍の場がありません
こんなんであれば、前面コンクリート敷にして和室の前だけ砂利を敷いておいた方が良かったと後悔しています
初期投資がありすぎるため、なかなか手直ししにくいのも問題です、、、
芝生のお庭をお考えの際は、しっかりと手入れする時間かお金があるかを考えてからにした方がいいと思います
⑤表のコンクリート面の排水問題
後悔ポイントの最後はまたまた外構です
今度はガレージ前のコンクリート面です
こちらは排水用に傾斜が付いているという話だったので特に排水溝は設けませんでした
しかし、実際には水が履けるはずの前面入り口にはクローズ外構のための塀やスライドシャッターのレールがあり、水がきれいに排水されない状況でした
そのため、雨が降ると前面の塀の内側に水たまりができてしまうような状況です
このあたりは住み始めるまで全く思い付きませんでした
コンクリートにする際にはしっかりと排水溝も付けておいた方がいいと思います
とりわけ、クローズ外構にする際にはかなり大きなウエイトを占めてきますので是非お忘れなく設置して下さい
我が家で採用したスライドシャッターはリクシルのエススライドですが、レールに排水用の途切れ部分がなくすべてつながっているというのも大きな問題点でした
レール自体は1cm程度の高さですが、その高さ分は水たまりができるということですので、ぜひ外構商品も実物を見て採用を決定した方がいいと思います
太陽光発電、ZEHに関して
最後に、太陽光発電やZEHについても今年の感想を書いておきます
まずはZEHですが、補助金申請から2年間のデータ提出期間が今年の夏で終わりました
期間中は半年に1回の電気代や使用量などの細かいデータの打ち込みなど、それなりにストレスがありました
そもそも、検針票なんて見もせずに捨てていたのでデータを集めるのも一苦労といった感じでした
それがようやく終わったので一安心です
このストレスを考えても補助金はもらっておいて損はないと思います
データの提出が5年ならちょっと考えますが、2年くらいなら何とか頑張れる範囲でした
太陽光発電に関しては思っていたほどでは無いなというのが正直な感想です
天気や気温による変動が大きく、発電収入や電気代の節約に関しての予測が立ちません
発電量に関しては入居直後とほぼ横ばいといった感じですが、徐々に落ちては来ています
また年明けに今月分の収支がはっきりしたら1年間の太陽光発電のまとめを書こうとは思いますが、入居直後に比べると3%くらいは落ちてきている感じです
初期費用がそれなりなので、なかなか元を取るのは難しいのかもしれません
とはいえ、電気料金自体が値上がりしてきているので少しは家計の足しになってくれています
このまま様子を見ていきたいと思いますが、富山県の場合はぜひぜひ導入した方がいいですよ!とまでは言い切れないのが現状です
他の県ではもっと日照条件がいいと思いますので、それぞれの地域でよく検討してみてください
まとめ
今年一年で感じた我が家の良かった点、後悔点についてまとめてみました
32歳、1児の父という目線での評価になります
股来年も生活環境が変化して気づく点が出てくると思いますので、年末にまとめられればと思います
若いタイミングで自宅を設計したり購入する方にとっては、その先どのような生活の変化が来て、どのような家が必要になるのかはイメージしにくいものですので、何かの参考になればと思います
また来年もよろしくお願いいたします